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東西潤徳小学校コラボレーション~長崎修学旅行編~

今日、明日と長崎修学旅行に出かけている山都町立潤徳小学校の6年生たち。(詳しくは、こちら

予定どおり、本校と現地を結んで生中継が行われました。

(正確には、本校と、現地と、山都・潤徳小をつないだ三元生中継です。)

本校の6年生は、専科の授業が複雑に入り組んでおり、学年全体で一斉に視聴することが難しかったので、学級ごとに交流です。

最初は、2時間目に6年2組が交流しました。

習字道具の片付けをしながら画面に見入る子供たち。

送られた映像にはいきなり、フェリーの内部が映し出されました。

熊本港から島原港までフェリーで移動しているところの中継なのです。

予想を超えた豪華な内装に驚く6年生たち。

ふと見ると、山都・潤徳小の6年生の女子たちが何やら踊っています。

日野潤徳6年生A「あ!あれ、『ひき肉』じゃん?」

ノリのよい本校の6年男子たちが一緒に踊りだすと、山都・潤徳小の女子も反応しています。

何のことかちんぷんかんぷんだったので、交流後に6年生たちに聞いてみると、最近流行している中学生ユーチューバーのあいさつなのだとか・・・

校長には全く分からない部分で交流が行われています。

画面が切り替わり、デッキから有明海を進む様子が映されます。

有明海について、池部校長先生の解説も加わります。

日野潤徳6年生B「中禅寺湖の遊覧船の方がよかった・・・かな。」

プライドがあるようです。

現地は快晴のようで、遠くに阿蘇山らしき山景も見えます。

まさに絶景。絶好の修学旅行日和です。

3時間目は6年3組の交流タイムです。

バスの車窓の風景が映し出されます。

長崎県に入ったようです。

バスガイドさんが説明している様子が映ります。

日光のことを思い出す子もいたようです。

小規模校である山都・潤徳小の6年生の在籍数は6名。

そのため、同じ町内の山都町立中島小学校(全校児童数33名)と一緒の合同修学旅行になります。

日野潤徳6年生C「一緒にバスにいて気まずくならないのかな・・・。」

そうならないよう、リモートなどを使って、両校で事前打合せをしているのですね。

4時間目になり、6年1組の交流タイムになるとバスが高速道路を走っているのが見えます。

車中から手を振ってくれる山都・潤徳小の子供たちです。

バスは、長崎市中を走ります。

日野潤徳6年生D「あ、ローソンあるよ!」

日野潤徳6年生E「『50m先、軌道工事中』って看板あるよ!」

目に入るものが気になります。

ちなみに、子供たちは誰も気付いていませんが、軌道工事中ということは、長崎市には路面電車が走っているのです。

バスガイドさんが「そろそろ爆心地のそばを通ります。」と話しているのが聞こえます。

社会科見学をしている感じです。

ここまでは和やかな交流だったのですが、山都・潤徳小の昼食の中継になると様子が一変!

何と、大きな中華テーブルの上に長崎皿うどん、麻婆豆腐、春巻・・・などの名物料理、本格中華等が次から次へと並べられていきます。(山都・潤徳小が特別なのではなく、長崎修学旅行では定番のようです。)

まさか、給食前にそんな映像を見ることになるとは思っていなかった1組の子供たち。

感情が爆発します。

日野潤徳6年生F「ずるいよ~!いくら予算使ってるの?」

日野潤徳6年生G「オレたちの日光のときは、おかわりなしのカレーだけだったぞ!」

騒然とする1組の子供たちをよそに、円卓を回しながら優雅に大皿料理を取り分けていく山都・潤徳小の6年生たち。

日野潤徳6年生H「おい、机、回っているよ!」

日野潤徳6年生I「(円卓の上に置かれた水のペットボトルを見て)水だけでも飲ませてくれ~!」

あげくの果てには、

日野潤徳6年生J「お願い、今から長崎に行くから、一人分だけでも残しておいて!」

とまで叫ぶ始末・・・。

校長の隣にいた6年生がボソッとつぶやきます。

日野潤徳6年生K「私も小規模校だったらよかったな・・・。」

卒業まであと半年なのに、そんなこと言わないで。。。

 

明日は土曜日なので、直接的な交流はできないのですが、動画などを撮ってくださるようなので、長崎の平和公園や出島など、今後の社会科等の授業に活用できればよいと思います。【校長】