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どちらが染み込みやすい?

4年生たちが、何かの土を入れた袋を持って、廊下を歩いているところに出会いました。

校長「どこに行くの?」

4年生A「理科室です。」

何をするのか気になります。理科室に行ってみました。

理科室の黒板を見ると、「水は地面にしみこむのだろうか」と書いてありました。

どうやら、4年生は、事前に校庭と砂場の土を採取していて、同時に同じ量の水を入れることで、染み込みやすさの比較をする実験を行うようです。

実験を始めようする4年生に聞いてみました。

校長「どっちが染み込みやすいと思う?」

4年生B「砂場だと思う。粒が粗いし、隙間が多いから。」

4年生C「私も砂場かな。いつも、雨が降ると校庭に水たまりができてるし。」

実験をする前には、自分なりの仮説をもっておくことが大事です。

いざ、実験を始めると、砂や土に染み込んだ水が、少しずつたまっていきます。

たまるスピードの速いほうが染み込みやすいということになります。

4年生D「何か、ろ過されているみたい。」

4年生は、1学期に社会科で浄水場で水がろ過されている学習をしています。

そのことを思い出したのでしょう。

結果は、粒の粗い砂場の土の方が染み込みやすい・・・はずだったのですが、班によっては、あまり違いがなかったところも。

砂の多い、校庭の表面のところを多く採取したのかもしれません。

実験の面白いところは、必ずしも予想した結果にならない場合もあるということ。

その原因を考え、修正することが、次回以降の精度の高い実験につながります。【校長】