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1億円の重みは・・・

本日、6年生を対象とした、日野市の租税教育推進協議会の税理士の方々のご協力による租税教室が開催されました。

1学期の社会科で、中学校以降の公民分野にあたる内容については学習済みですが、あらためて「税の専門家」から、税の仕組みなどについて教えていただきます。

税金は、学校、公園、道路など、子供たちに身近な公共施設等に多く使われています。

もちろん、学校(教育)にも多くの税金が使われています。

小学生1人あたりにかかる税金は約90万円、6年間で約540万円かかるとのことです。

講師の方「このクラスの子は何人かな?」

6年生たち「37人です。」

講師の方「ということは、このクラスだけで、6年間で約2億円の税金が使われていることになるね。」

金額の大きさに驚く子供たち。

 これだけたくさんのお金がかかるわけですから、税金は様々なところから徴収されています。

生まれてすぐに消費税がかかり、亡くなるときには相続税がかかる・・・

人の一生を図に表しながら、その時々でかかる税金について説明を受けます。

現在、日本では、約50種類の税の種類があるとのことです。

税金を徴収する際に大事なことは、「平等」ではなく、「公平」にすることであることを学びます。

「スネ夫」、「しずか」、「のび太」の収入が違う3人の税負担を公平にするにはどうすればよいか、シミュレーションで考え、グループで相談します。

話し合いをすることによって、「公平」な負担にすることの難しさを体感します。

教育の大きな目的の1つは、将来の納税者を育てることです。

正直、税負担は重いものですが、正しい理解の下、納税の義務を果たし、豊かな生活に結び付けていくことが必要です。

授業の最後には「1億円」を持たせていただきました。

6年生A「うぉー、重い!」

日本人の年間平均給与は443万円(令和3年度)ですから、1億円は大変な高額です。

お札の重さだけでなく、価値の重さにも気付いてほしいものです。

講師の先生方、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。【校長】