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嵐の2日目

天気予報が当たってほしくなかったのですが、今日の午前中は、あいにくの強雨、強風の天候となりました。

せっかく、昨日は晴れやかな入学式を終えたばかりの1年生たちですが、早くも厳しい状況となってしまいました。

しかし、もう、幼稚園児、保育園児ではありません。

登下校も含めて、自分のことは自分でできなければならないのが1年生です。

というわけで、何とか校舎にたどり着いた1年生たち。

ちゃんと、昨日の入学式で校長が話していたことを覚えていて、「おはようございます」とあいさつしてくれました。

でも、雨の日は、やらなければならないことがたくさん!

下駄箱も傘立ても場所がよく分かっていない1年生たちにとっては、とてもハードルが高くなっています。

すると、見るに見かねた6年生たちが自発的に声をかけていきます。

6年生A「何組か覚えてる?」

6年生B「傘、貸して。巻いてあげるから。」

6年生C「長靴、どこに入れればいいか知ってる?」

6年生D「自分の教室にどうやって行けばいいか分かる?」

多くの6年生、教員が総出で1年生の世話を行います。

早く登校した上級生の子たちも、1年生優先でじっと待っています。

 予定では、6年生は、今日、1年生のお世話の仕方や役割分担を決めて、明日から組織的なお世話を行うことになっていましたが、この状況ですので、次々にお世話を手伝ってくれました。

ふと気付くと、6年生がびしょ濡れになりながら1年生のお迎えをしています。

何と奉仕精神にあふれた6年生たち!

感動ものです。

校門の方には、心配そうに見つめる保護者の方々がたくさんいらっしゃいました。

1年生のわが子を学校まで送ってくださったのでしょう。

ありがたい限りです。

1年生は、教室に行っても、ランドセル等から荷物を出し、ロッカーにしまったりする作業を行わなければなりません。

1つ1つの作業を、説明を聞いて覚えていきます。

教室に全員揃ったところで、学校生活の約束を聞いたり、道具箱などの身の回りの物の使い方の説明を受けたりします。

覚えることがたくさんです。

6年生は、昨日の入学式の片付け作業も行います。

あっという間に最高学年の顔つきになってきました。

1年生だけでなく、他の学年も6年生以外はクラス替えがあったため、新たな担任、新たな友達との生活が始まります。

どの学級もちょっと緊張気味です。

新たな教科書も配布します。

たくさんの教科等がありますから、分担して教室に運んでいきます。

今日は事実上の学校生活の初日ですから、細かく学級の様子を見たかったのですが、中学校の入学式の日なので、校長は三沢中、副校長は日野三中に出かけました。

三沢中の新入生は200名を超えます。

本校の卒業生の顔もたくさん見えました。

来賓紹介の際、新入生に「笑顔で頑張ってください!」と一言、声をかけました。

本校に在籍していた際、「笑顔招福」と繰り返し話をしていましたので、その意図が分かったのでしょう。多くの本校の卒業生が私を見て、ニコッとしてくれました。

充実した中学校生活を送ってほしいものです。

もう、三沢中の生徒になったので、式中の写真を撮ることができず、ちょっと残念。文字だけの紹介ですみません。

中学校の入学式から戻ると、1年生は帰り支度を始めていました。

今日からしばらくの間、コース別下校をすることになります。

雨が降っているので、廊下でコースごとに分かれます。

1年生A「校長先生、さようなら」

1年生B「校長先生、また明日ね!」

つぶらな瞳で、校長に別れのあいさつをしていく1年生たち。

かわいい!早くも目の中に入れても痛くなさそうです。

 

コース別下校の解散場所まで送っていった担任や専科の教員が学校に戻ってきて、「たくさんの保護者の方が解散場所まで迎えに来てくださっていました。」と私に報告していました。

この激しい雨の中・・・申し訳ございません。

明日からは、しばらく晴れの日が続く予報ですので、通常の登下校ができるようになりそうです。【校長】