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オンライン社会科見学
5年生は社会科で「自動車の生産にはげむ人々」を学習してきました。
我が国の基幹産業である自動車製造業について学ぶことは、工業についての理解を深めることになります。
しかし、5年生にとっては、用語も含めて、とても難しいところ。
机上の学習だけでは、なかなか興味・関心を持続することが厳しい面があります。
コロナ禍以前は、実際に工場にお伺いし、社会科見学として体験的に学習を進めることができました。
ところが、工場見学には、今でも制限がかかっているのが現状です。
本市には日野自動車の工場があります。
実際に見学できるとよいのですが、まだ、実施できる状況ではありません。
そこで、今日は、オンラインでの出前授業を行っていただけることになりました。
日野自動車のお二人の社員の方にご協力いただき、工場の様子などについてご説明いただきました。
日野自動車の生産の中心はトラックやバスなどの大型の自動車。
最大100トンもあるトラックも生産しているとのことです。
また、ディズニーランドで使われているかわいいバスも生産しているとの話があり、子供たちから「乗りた~い」と声が上がっていました。
日野自動車のトラックは、「Dakar Rally」にも参戦しているとのことで、砂漠の中を疾走するトラックの動画も紹介していただきました。中には、転倒してトラックが何回転もしている映像などもあり、迫力がありました。
自動車を生産するには、企画の段階から、様々な工程があることを丁寧に説明していただきました。
工場内のロボットの様子なども見せていただき、機械化が進んでいることもよく分かりました。
最後には、子供たちからの質問も受けてくださいました。
子供たちは、各学級から視聴していたのですが、質問は、どの学級からも受け付けることができます。
これが、オンラインの長所です。
私も、以前、社会科見学の引率で日野自動車の工場に伺ったことがありますが、車体の大きさ、プレスする機械の大きな音、オイルの臭いなど、五感に訴えるものが多かった記憶があります。
オンラインでは、そこに限界があるのですが、現状では、致し方ない面があります。
ご説明いただいた社員の方々には、事前に本校のホームページをご覧いただいていたようで、5年生が「ティーボール」を頑張っていることなどを話の中に入れてくださっていました。
本校の5年生のために、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)