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公平な税負担について考える

「103万円の壁」、「年金問題」など、毎日「お金」に関する話題がニュースになります。

特に税に関することは、日々の生活に直結するものです。

子供たちにとっても、税について理解を深めることは、今後に向けて大変重要なことです。

そこで、本日、6年生を対象とした、日野市の租税教育推進協議会の税理士の方々のご協力による租税教室が開催されました。

義務教育を受けている子供たちですが、「授業料」は徴収していません。

当然ながら、学校には多くの税金が使われています。

一人当たり、いくらの税金が使われているのか、子供たちにクイズが出されます。

何と、1年間で90万円もの税金が使われているとのことです。

6年間だと540万円。

6年生は134名の児童が在籍していますから、7億円以上の税金が小学校生活に使われたことになるわけです。

現在、6年生が直接払っている税金は消費税くらいですが、人生を歩む中で税金を納めなくてはならない機会が多くあることを学びます。

人生を終えるときも相続税がかかります。

常に税金と向き合っていかなければならないのです。

本来、税金は平等に徴収されなければならないものですが、実際には、様々な所得の人がおり、「生存権」が保証されていることもあり、完全に平等というわけにはいきません。

そこで、「公平」な税負担が重要であることを学びます。

シミュレーションを基に、どうしたら公平な税負担にできるかグループで検討します。

経済的に苦しい方の負担を軽減しながら全体の税収入を確保していく難しさを6年生なりに感じたようです。

授業の最後には、「新札」の1億円(見本)を見せていただきました。

お金に興味があるのは、大人も子供も変わりありません。(苦笑)

「租税教室」を通して、納税の義務を果たすことの重要性を理解してほしいと思います。

講師の税理士の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。【校長】