過去の推進室情報 2010年

推進室情報 2010年

柔道の指導の場面で大型モニターを活用

10月6日(水)、中教研体育部会が七生中学校で行われました。
今回は、柔道の指導法の研究授業でした。
授業者は、七生中学校 田村 英士 教諭です。



体育館の半面には畳が敷かれ、そこに、52インチ大型モニターがありました。

  


授業の展開の中で、受身や押さえ込みのポイントを説明しています。

生徒は、集中して先生の話を聞き、しっかりとポイントを確認。



説明を聞いた後、すぐに実技を行います。

(ICT活用指導力:B-2)

ICT支援員の集い

◎日本教育工学会全国大会の初日(18日)の夕方にワークショップがありました。
 その一つに、「ICT支援員の集い」がありました。
 本市のコーディネータ3人も出席しました。
 日野市のほかに、西宮市(兵庫県)、熊本市(熊本県)、広島市(広島県)、岡崎市(愛知
 県)、千曲市(長野県)、嘉麻市(福岡県)
 の支援員や関係者も参加していました。
 学校がICT活用教育を推進していくには、ICT支援員(日野市ではメディアコーディ
 ネータ)の果たす役割がとても大きいことが、
 あらためてわかりました。

    

ICT支援員についてお話しされる、九州工業大学准教授 西野和典先生
九州工業大学では、情報教育支援士養成など、地域の情報技術・教育の支援を行っています。
学校でのICTを活用した授業や情報活用能力の育成のためのサポート体制として、全国でICT支援員の活躍が注目され始めました。

(本市のコーディネータの感想)
『 第26回日本教育工学会全国大会ICT支援員の集いに参加して、様々な自治体の沿革や体制、現状など、生の声が聞けて、非常に勉強になり、刺激にもなりました。また、お互いが抱える悩みや、喜びを感じた点など、多々共感出来るお話が聞けて、楽しい時間を過ごせました。
 ICT支援員制度を推進しておられる、学識研究者の先生方からは、ICT支援員制度の今後の展望や派遣制度の安定のために、興味深いお話を聞くことが出来ました。
 今後、ICT支援員として活動していく上で、勉強になることが多く、来年度以降も定期的に開催して頂けることを強く希望致します。』

日野市のICT活用教育を発表

9月18日(土)~20日(月)の3日間、名古屋の金城学院大学において、日本教育工学会の全国大会が行われました。

◎初日(18日)の午前の部の、一般研究発表で、日野市の取り組みを発表しました。
  発表は次の2つです。

      ◆「教育CIOと学校CIOの連携による日野市の教育の情報化
        -ICT活用戦略のための校長ワークショップと学校経営重点計画-」
                 梶野 明信,五十嵐 俊子,浮須 勇人,東原 義訓 




      ◆「学校CIOの意識から見た日野市のICT活用教育の成果と今後の課題」
                 五十嵐 俊子,梶野 明信,浮須 勇人,東原 義訓 

  

◎初日(18日)の夕方にはワークショップがありました。
  その一つに、「ICT支援員集い」があり、本市のコーディネータ3人も出席しました。

小中連携教育の実践

9月15日(水)、大坂上中学校で、第2回小中連携研究会が行われました。
この研究は、平成18・19年度の、文部科学省の指定を受けた研究を、20年度以降も引き続いて取り組んでいるものです。
今回は、5時間目の授業を大坂上中学校の先生が行い、日野第三小学校、日野第七小学校、東光寺小学校の先生方が参観しました。
ここでも、いくつもの授業で、ICTを積極的に活用していました。
推進室から、2名のメディアコーディネータが授業支援に行きました。

家庭科 食育の授業 
養護教諭、栄養士の方も入り、コンテンツを活用しました。
生徒は、バランスの取れた朝食メニュー作りにチャレンジです。
(B-1)
技術科 「マイ箸づくり」
生徒の作品を拡大して映しています。
箸の先の細かいところも、はっきりと見ることができます。
(B-4)
理科 「植物の分類」
資料集の画像を拡大したものを提示しています。
生徒は顔をしっかりあげて説明を聞いています。
先生は、生徒一人一人の反応を見ることができます。
(B-3)

大坂上中学校のページへのリンクはこちら

日野市を視察にいらっしゃいました。

昨日、9月15日(水)の午前中に、お二人の国会議員、文部科学省の生涯学習政策局長ほか、合計12名もの方が、平山小学校にいらっしゃいました。
2時間目と3時間目の授業を参観されました。
ICTを活用した授業や、校務の情報化に高い関心を示していらっしゃいました。

  
  

平山小学校のページはこちらをクリック→

23年度以降のICT環境の整備をどう進めるか

9月9日(木)、平山小学校において、『ICT活用研究委員会』のワーキングを開きました。
今回は、各学校に配備している機器やソフトなどについて、現状と成果や課題などを出し合い、23年度以降の環境をどうすべきかを検討しました。
メンバーは、小・中学校の代表校長、代表副校長、庶務課、推進室です。
この会には、日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授も参加してくださいました。

  

夏季ICT活用研修3

◆「デジタルカメラの活用」
(ICT活用指導力:C-3,E-1・2)
授業、学級便りや学校便り、学校Webサイト等で画像を効果的に活用する方法を学ぶ研修です。
「解像度を落とすこと」「画像のサイズを縮小すること」が大切だということも学びました。

    

【先生方の感想】
・写真を工夫して、学級通信に載せる方法などが学べたので、2学期に早速使ってみた
 いと思います。
・2学期からすぐに実践できるような内容でした。この研修を受けていなかったら、なかなか
 授業では取り入れにくいと感じていましたので、今後は抵抗感なくデジタルカメラの画像を
 使えそうです。
・お便りや教室内の掲示物の作成に、日ごろうまくできない部分があったので、とても参考に
 なりました。
・画像処理で、顔をぼかす方法が分かり、ホームページなどに使える。画像処理の可能性は無
 限大で、使いこなせばもっといろいろできると思いました。

◆「授業中の提示-プレゼンテーションソフト-」
(ICT活用指導力:B-1・2・3・4,C-2・3)
プレゼンテーションソフトを活用して教材を作成し、授業を組み立てる研修会です。
授業がより分かりやすくなるような、効果的な提示資料を作成したりしました。
最後に、各自が作ったプレゼンを使って発表をしました。

    

【先生方の感想】
・パワーポイントの使い方を知らなかったのでとても勉強になりました。色々な授業の場面で
 使えると分かり、工夫次第でとてもよい授業内容になると感じました。
・パワーポイントで事前に準備をしておけば、黒板よりもスムースに授業が進み、また、その
 準備のさらなる短縮ができると感じました。
・ちょっとした練習問題から、大きなプレゼンまで、幅広く使えることがわかりました。

◆「児童・生徒の活用(スタディノート)」
(ICT活用指導力:C-2・3)
小・中学校に導入されているグループウェアソフト「スタディノート」を活用して、子どもたちがお互いに伝え合ったり、学び合ったり、お互いの考えを構造化したりする授業を組み立てる研修です。

  

それぞれが作成したものに対して、感想を書いたりと、実際の授業の場面を想定しながら行いました。

【先生方の感想】
・子どもの表現力を高めていくのにとても良いと思いました。
・この研修で、低学年の子どもでも使える簡単で、分かりやすいものであるということがわか
 り、ぜひ活用したいと感じました。
・研修が、実際に課題を仕上げるという流れで進めていたので、授業のイメージをもちながら
 研修に参加することができました。
・マップのように情報を派生させたり、クラスで一つの作品を作ったりと、使いやすいと感じ
 ました。
・児童の意見や感想の新しい発表ツールとして活用したいと思いました。
・共同学習することで、容易に大きなスタディノートが作れるので、子どもたちが喜ぶと思い
 ました。子どもの表現力の向上を目指し、学校全体で計画をたてたいと思います。
・スタディノートは大変便利で、教師の工夫次第で、授業の幅が広がるということを強く感じ
 ました。

今年の夏は、特に暑い夏でしたが、先生たちも熱く取り組んでいました。
今年度の夏季ICT活用研修会には、のべ170人もの先生が参加されました。

朝日新聞社説

情報化で学びが変わる(朝日新聞)

本日の朝日新聞 社説に日野市のことが取り上げられました。
ICT化によって子供たちの学びの可能性が広がります。
そして、ICT化が進むほど教師の役割は大事になるということが書かれていました。

夏季ICT活用研修2~大きく映そう~

◆7月30日(金)、8月3日(火)
 「授業中の提示~52インチ大型モニター、e黒板、書画カメラ等の活用」の研修です。
(ICT活用指導力基準:B-1,2,3,4・C-3)

今回の研修は、平山小学校を会場に行いました。
52インチ大型モニター、e黒板、書画カメラ等を活用して、分かりやすく魅力ある授業を組み立てます。
この研修会では、富士電機ITソリューションやカシオ計算機の方が講師を務めてくださいました。

それぞれの機器の操作について、説明を聞きました。各自が、機器を活用した授業案を考えています。実際に機器を操作しながら、発表会を行いました。
2学期に向けて、授業案をお互いに発表しあいました。
★参加された先生方の感想から・・・
・実際に触ってみての研修は、覚えやすく、自分自身が楽しくできるのでとても充実していま
 した。
・書画カメラの使用方法を聞いて、授業で活用できる、思ったより簡単、と思いました。
・小さな資料を、カラーで、大きな画面で見せることができ、今までなら白黒の拡大コピー
 か、カラー印刷であったので、とてもよかった。しかも、大型モニターの画面に直接書ける
 のもよかった。
・ICTを活用することで、大幅な時間短縮と、視覚的にも綺麗に映るので、非常に効果的な
 ものだと思いました。
・日ごろ、黒板とにらめっこし、子供と関わる時間があまりありませんでしたが、この研修か
 ら習ったことを日々の授業で活用することで、子供の学力も伸びると感じました。
・学校へ戻って練習し、2学期以降の授業で活用したいと思っています。

夏季ICT活用研修スタート

夏季ICT活用研修がいよいよ始まりました。
会場は、教育センターのコンピュータ室や学校です。
研修の目標は、教員のICT活用指導力チェックリストで、「4 わりにできる」「3 ややできる」になることです。

7月28日(水)が研修会の第1日目。
スキルアップ研修です。(ICT活用指導力基準:A-3、E-1)

コンピュータのスキルを高めたいと感じている先生方に、授業や校務でどんどん便利に使ってもらうことがねらいです。

午前がWord編、午後はExcel編でした。
今回は、メディアコーディネータが講師を務めました。

Word編です。
学級便りを作成しています。レイアウトや文字飾りなど、文書作成にふと工夫です。
こちらもWord編です。
教わったことをもとに、先生方が学級便りや教材プリントなどを作成しています。メディアコーディネータが質問
に答えています。
Excel編です。
表計算のところで、成績処理などでよく使う関数について、メディアコーディネータが説明しています。


★参加された先生方の感想から・・・
(Word編)
・親切に教えていただきましてありがとうございました。2学期の学級通信から生かしていき
 ます。
・クリップアートからワードに貼り付ける点、ぜひうまくできるようになりたい。とても親切
 に対応してくださり、ありがとうございます。
・インターネットからの、イラストや写真などの挿入方法を学ぶことができました。また、イ
 ラストや写真を図の書式設定でレイアウトを選ぶことにより、自由に動かせることを知りま
 した。

(Excel編)
・勉強になりました。いろいろな機能を知ることで、早く正確に資料を作成できるので、もっ
 と勉強したいなと感じることもできました。
・とても熱心に教えていただきましたが、後半の合計のあたりから難しくて困りました。で
 も、エクセルのすばらしさを感じました。
・普段ゆっくりとやり方を教わる機会がなかったので、今回、操作をしながら教わり、わから
 ないところを自分で実際にやることができたので、とても勉強になりました。
・いくつかの関数を教えていただきましたが、これ以外の関数で、仕事に活用できそうな関数
 を学びたいと思います。