過去の推進室情報 2007年

カテゴリ:お知らせ

親も一緒に学んでいきましょう(日野市家庭教育学級研修会)

本日午前中、文化スポーツ課が日野市家庭教育学級研修会(講演会)を開催しました。
対象は、各校の家庭教育学級を担当している保護者(家庭教育学級主事)と、その他一般の保護者の方々です。
今日のテーマは「インターネットの正しい活用方法について」
講師は、東京女子体育大学の小田和美先生です。
  

・「私達の生活に役立つインターネット」と「悪い大人にとって天国のようなインターネット」
・インターネットはアバウトなものだからこそ、うわさに惑わされてはいけない。
・インターネットが危険なのではなく、その奥に危険な大人がいる。
・生活の知恵は、本来子どもの時に親から教えられるもの。インターネットは急に出てきて急に成長してしまったため、私達は親から教えられていない。だからわからない。…知恵を覚えて、子どもに伝えるのが大人の役目
・インターネットの奥には、危険な大人がたくさんいることを、保護者は知っていなければならないし、おりを見てそれを子どもに伝えなければならない。


講師の小田先生に許可をいただいて、講演会の資料をここからダウンロードできるようにいたしました。


以下、参加された保護者の方の感想の一部です。

◇インターネットは使い方によって危険だったり、便利だったり、楽しかったりすることがわかりました。知らないことが多く、もう少しインターネットを勉強しないといけないと思いました。子どもに使ってはダメとパソコンを触らせていませんでした。自分の無知さに反省です。
◇興味深い内容を、母親の立場からもお話しいただいたので、パソコンが全然わからない私にも少しわかったような気がします。インターネットもダメなことばかりではないということがわかり、子ども達に禁止することばかりだった私は間違っていたことを知りました。
◇怖いイメージのインターネットでしたので、今回のお話を聞けてとても勉強になりました。怖がって禁止するばかりではなく、今回のような講演を聞いたり勉強したりして、子どもにも教えてあげられるようになれたらいいなと思いました。今回だけでなく、定期的にお話を聞きたいです。
◇親は最近普及してきたネットに詳しくないのに、子どもの世界で不可欠になっている時代にはつらい部分があります。ただ、詳しくないので・・・と逃げてもいられないと痛感しました。これからは一緒に学んでいくべきなのでしょう。大変参考になりました。
◇今回初めてインターネットの話を聞き、いろいろなことができることに感動しました。家ではまだありませんが、興味が出てきました。これからの時代はなくてはならないものなので、子ども達にも安全に使えるように教えてあげられるようがんばりたいです。
◇子どもは使いますが親はあまり使っていません。(使えない)注意しなくてはならない言葉の意味すらわからないものもありました。もう少し勉強しなくてはと思いました。ネットショッピングは父親と一緒に子どももやっているので、今日のお話を聞かせたいと思いました。
◇大変ためになるお話を伺えてうれしく思いました。家に帰ったら改めて子どもとルールを作り、これからもインターネットを楽しく使っていきたいと思います。


今回は、インターネット経験の浅い保護者向きにしてお話いただきましたが、講師の先生のお話の内容を既に知っていらっしゃった方、経験の多い方からは、インターネットの危険を具体的に回避する方法やもう少し深い内容について知りたいという感想をいただきました。

地域の方に支えられている学校


秋も徐々に深まってきました。芸術・文化の秋です・・・
市役所前の桜並木もいつの間にか色づき始めました。

昨日10月27日(土)は、旭が丘小学校の開校三十周年記念式典が行われました。
また、本日10月28日(日)は、七生中学校の開校六十周年記念式典が行われました。
学校の歴史は地域の歴史と重なります。
両校の式典に出席させていただいて、学校は本当に多くの地域の方に支えられているということを改めて感じました。
学校は、地域とともに、多くの方々の支援をいただきながら、子ども達を育てています。
今後も積極的に学校情報を提供していくことで、地域の方に学校を理解していただくことが必要だと思いました。
この学校Webサイトを活用し,情報の提供を図っていくことを推進したいと考えています。

(下の画像はクリックすると拡大されます)


  
工業団地ができた頃、新しい街づくりの中に開校した旭が丘小
全日本学校関係緑化コンクール・学校林の部で、全国一に輝いた自慢の「雑木林」を紹介するCDが配られました。
  日野市において、日野一中とともに歴史の古い伝統ある七生中
松樹林、雑木林、水田の広がっていた旧七生村の人々が力をあわせて開校への作業を行ったということです。

日野市での教材撮影を終えて

先日、3日間にわたる教員養成を行うためのモジュール型コア教材の撮影が終わりました。
撮影させていただいた学校はいずれも、「どうぞ、いつでもいいですよ。協力しますよ!」と快く引き受けて下さいました。
市内の学校のICT化が日常化しつつあることを実感し、とてもうれしく感じました。


撮影隊3人のスタッフは、いずれも北海道からいらっしゃいました。電子開発学園 衛星教育センターの方々です。


左から東原教授、撮影隊の3人(朝倉さん、安倍さん、加藤さん)

撮影後、以下のような感想をいただきました。
◆安倍隆さん
 「全国いろいろな所でいろいろな町の取材をしてきましたが、日野市の場合は一部の学校だけでなく、市全体でICT化に積極的に
 取り組んでいることが実感できました。
 また、20年ぶりに食べた給食のおいしさにびっくりしました。地元の食材を使っているということでしたが、大変感動しました。」
◆加藤裕一さん
 「昨年も撮影させていただきましたが、一年たってさらに自信に満ちた先生方の様子に驚きました。
 次に来たときは、どんなハイテクの学校になっているのかとても楽しみです。
 給食の混ぜご飯は大変おいしかったです。また食べたいです。」
◆朝倉雅博さん
 「朝から子ども達は元気だなあと思いました。
 子ども達に自然に受け入れられたように思いました。今の子ども達はカメラやICT機器に慣れているんでしょうね。
 室長とは、2年前お台場で開かれたe-Learningの展示会で、自分たちのブースに興味を持って立ち寄られ、いろいろ質問された
 のが初めての出会いでした。相変わらずお元気そうで何よりです。」

  
今回の撮影にあたっては、日野市の学校CIO的存在である東原義訓教授が本市を推薦してくださり、全行程の撮影に同行されました。
撮影の合間も、市内の小学校の授業(ひのっ子教育21開発委員会のメンバーの授業)を携帯のテレビ電話でごらんになり、アドバイス
をされていました。
◆東原義訓教授
 「先生をめざす学生と現職教員の研修に役立つe-Learning教材を制作しています。
 テーマは、これからの教員の基本的な指導力の一つとして位置づけられるICT活用指導力です。
 これをわかりやすく伝えるためには、そのイメージを端的に表現した映像が欲しいわけです。
 具体的なICTの活用場面、先生や子供の声、管理職と教育委員会の方針、さらには保護者の声などです。
 これらを撮影できる地域は限られてきます。ICTを日常的に活用し始めた活気のあるところが最適です。
 そのポイントをずばり語ってくださる先生や子どもに溢れている学校のご協力が必要です。
 そして、撮影日程や関係者との連絡調整と、撮影の趣旨をご理解いただけるように説得すらお引き受けくださるキーパーソンが
 必要です。
 日野市はこのすべての条件をあわせもつすばらしい地域であることが、今回の撮影で改めて実感できました。
 ご協力いただけたことに大変感謝しています。
 先生、子ども、それぞれの声は、新鮮で、本質をついているためか、気持ちよさすら感じました。
 できあがりのコンテンツを楽しみに、期待していてください。
 最後に、ICT活用教育推進室長の、迅速な調整、きめ細やかな配慮につつまれて撮影を進めることができたことに、改めて感謝
 申し上げます。」

健康の大切さ、地球環境を守ることの大切さ

澄み切った秋晴れの一日。

市役所隣の中央公園では「こどもまつり」が開かれ、子ども達の元気な声が秋空に響いていました。

また、今日は「健康フェア&くらしのフェスタ」が開催されました。
健康行政(日野人げんきプラン)・環境行政(自然を生かした環境にやさしいまちづくり)に力を入れている日野市ならではのイベントです。
市内9会場からイベント会場まで、約4?から9?のコースで、健康ウオーキングも行われました。
イベントのメイン会場となった生活・保健センターでは、健康にかかわるイベントや、消費者団体の活動発表や環境に配慮したくらしに役立つ情報提供・子ども向けイベントも数多く行われました。
このような市をあげての大きなイベントには、担当課だけでなく、他課の職員も応援に参加しています。

(↓画像はクリックすると拡大されます)


  
午前9時半。健康・保健センター玄関前でのオープニングセレモニー。馬場市長の言葉で始まりました。「このイベントを通して、健康の大切さ、地球環境を守ることの大切さを感じてください。・・・」  3階の集会室は「健康測定(血管年齢測定、体脂肪・内臓脂肪測定、ストレス度測定)会場」です。多くの市民の方が参加されました。健康への関心の高さを感じました。

  

  
これがストレス度測定器。  ストレスが目に見える!?

  

  
栗原教育部長も測定中。  


初めの一歩・・・三沢中学校

三沢中学校のICT導入活用期間は1ヶ月後で、メディアコーディネータの3週間派遣はまだ始まっていません。
それでも、せっかく揃ったICT機器をできるところから活用していこうと、今日はICTを活用した研究授業(校内研究)が行われ、
校内の先生方全員が参観されました。

第3学年理科「金属資源と酸素の化学変化」の授業です。
授業者の先生は、これまでもWeb上のコンテンツを活用したわかる授業づくりに取り組んできました。(コンピュータ室で)
今回は初めて、理科室で、e-黒板の活用に挑戦です。
当初は先生がICTを使う予定でしたが(ICT活用指導力B:教師の提示)
メディアコーディネータと打ち合わせた結果、発表の場で生徒達に使わせることになりました(ICT活用指導力C:生徒が活用)



グループで実験の結果をまとめる手段として、ICTを活用:ICT活用指導力C-2グループでまとめたことを、e-黒板を活用して生徒が発表:ICT活用指導力C-3

*今回は、無線LANの利点を生かして、理科室にグループ数のコンピュータを持ち込み、共有フォルダを使いました。
共有フォルダ以外の他の方法として、グループウェアソフトを使うという手段も考えられます。
(スタディノートでグループごとのデジタルポートフォリオを作成し、データベースに入れてコミュニケーションを深める)

講師は、中野区立第五中学校の嶋治行校長先生です。
協議会で、最初に各教科部会ごとに「今日の授業を、自分の教科でどんなふうに生かしていけるか」話し合われた後、
ご指導をいただきました。

「いろいろな教科の先生に、理科という教科を通して、生徒達がどう学んでいるかを見ていただきました。
今日のポイントは、教科を見ることではありません。見るべき対象は理科でなくてもいいのです。
生徒達の学びの姿を見ていただいたのです。
それを自分の教科でどう生かしていくか、という同じ土俵で勉強していることに価値、良さがあるのです。
ICT機器をまず使ってみてその活用の仕方がわかったら、次は、文字の大きさや生徒にとって負担のない見せ方、
一度でキャッチできる見せ方等々の工夫・・・これらは、教師としての力量で学んでいかなくてはいけないことです。
書画カメラ等を使っていて、色がとんだりすることもありますが、これは当たり前だというくらいの気持ちで使ってみてください。
どうしてもきれいな色を映し出したい美術などは、ビデオカメラをプロジェクターにつなぐだけで、驚くほどきれいにできます。」



各教科部会へのアドバイスをくださる嶋校長先生。Web上のコンテンツも紹介して下さいました。