過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

いつでもモデル授業が示せるように・・・ひのっ子教育21開発委員会

本日、ひのっ子教育21開発委員会が開催されました。
本委員会は月に一回開催していますが、それだけではなかなか進みません。
ICTを駆使して、定例会以外にも、日常的にコミュニケーションを図る工夫をしています。
 *開発委員会の先生方専用の共通サイトで、情報交換等を行っています。
 *この会の指導者である信州大学の東原教授がお越しになれないときは、スカイプ・Webカメラで大学とつないでWeb会議を行い、
  助言をいだいています。

中学校部会は、市内の先生方が授業で活用できるように「お勧めWebサイト」を見つけ、大学に作っていただいたデータベースに
 入力する作業を続行中です。この作業は、委員の先生方の各自のペースで(放課後や自宅等)にせっせと行っており、現時点で、
 150以上ものサイトを登録しました。
 本日の委員会では、登録したWebサイトの教科等を確認し、さらに充実させていこう、と話し合われました。

小学校部会は、各委員がスカイプ・Webカメラを使ってインタラクティブ・スタディ(コンピュータを使った個別学習教材)を活用した
 ミニ授業研究を行っていく計画を立てました。
 本日の委員会では、委員全員が市内の先生方にいつでもモデル授業を示せるように力量を高めよう、と話し合われました。
 ・・・どんなに良い教材があっても、指導者が良い指導方法をとらなければうまくいきません。
   教材を使って授業するときの教師の役割を身につけ、理想の授業を実現できることを目指しています。
 次回の委員会では研究授業を行います。

【小学校部会】
教育センター所員の大澤先生がコーディネート役です。

東原教授からも次のようなアドバイスをいただきました。
 「教材開発は大変です。にもかからず経験された先生は、誰に強制されることもなくやり続けています。
 それは、それだけ目の前の子どもにも自分にも得ることが大きいからです。
 開発委員会では昨年度から、相当の財産を個人ないしチームで築きあげてきました。
 成果を自覚されているかどうかは分かりませんが、教材開発を経験する前の自分、教材の裏側のしくみを知らなかった自分と
 今の自分は違うはずです。確実に教師としての力量は高まっています。
 夏に教材開発を行った意義は、
  ・コンピュータの中で動く教材の裏側の仕組みがわかったことで、教材の善し悪しがわかるようになった。
  教材に期待できることと期待できないこともわかるようになった。
  ・授業中に、コンピュータに任せていいことと人間教師のやるべきことが明らかになったこと です。 
 後半は、新規の教材を作るのではなく、2年目の先生方の作ってきた教材を実際に授業で使って、その結果を修正していきましょう。
 日野市が導入したstudy21の教材の改訂も求められています。」

4年次教員研修研究授業


今、日野第二小学校で、4年次の先生の研究授業が行なわれています。
情報モラルの授業です。(第6学年)すべての著作物には著作権があり、
作った人のことを考えて大切に扱わなければならないことを理解するこ
とがねらいです。
(これは、携帯電話からの投稿です)

初めの一歩・・・三沢中学校

三沢中学校のICT導入活用期間は1ヶ月後で、メディアコーディネータの3週間派遣はまだ始まっていません。
それでも、せっかく揃ったICT機器をできるところから活用していこうと、今日はICTを活用した研究授業(校内研究)が行われ、
校内の先生方全員が参観されました。

第3学年理科「金属資源と酸素の化学変化」の授業です。
授業者の先生は、これまでもWeb上のコンテンツを活用したわかる授業づくりに取り組んできました。(コンピュータ室で)
今回は初めて、理科室で、e-黒板の活用に挑戦です。
当初は先生がICTを使う予定でしたが(ICT活用指導力B:教師の提示)
メディアコーディネータと打ち合わせた結果、発表の場で生徒達に使わせることになりました(ICT活用指導力C:生徒が活用)



グループで実験の結果をまとめる手段として、ICTを活用:ICT活用指導力C-2グループでまとめたことを、e-黒板を活用して生徒が発表:ICT活用指導力C-3

*今回は、無線LANの利点を生かして、理科室にグループ数のコンピュータを持ち込み、共有フォルダを使いました。
共有フォルダ以外の他の方法として、グループウェアソフトを使うという手段も考えられます。
(スタディノートでグループごとのデジタルポートフォリオを作成し、データベースに入れてコミュニケーションを深める)

講師は、中野区立第五中学校の嶋治行校長先生です。
協議会で、最初に各教科部会ごとに「今日の授業を、自分の教科でどんなふうに生かしていけるか」話し合われた後、
ご指導をいただきました。

「いろいろな教科の先生に、理科という教科を通して、生徒達がどう学んでいるかを見ていただきました。
今日のポイントは、教科を見ることではありません。見るべき対象は理科でなくてもいいのです。
生徒達の学びの姿を見ていただいたのです。
それを自分の教科でどう生かしていくか、という同じ土俵で勉強していることに価値、良さがあるのです。
ICT機器をまず使ってみてその活用の仕方がわかったら、次は、文字の大きさや生徒にとって負担のない見せ方、
一度でキャッチできる見せ方等々の工夫・・・これらは、教師としての力量で学んでいかなくてはいけないことです。
書画カメラ等を使っていて、色がとんだりすることもありますが、これは当たり前だというくらいの気持ちで使ってみてください。
どうしてもきれいな色を映し出したい美術などは、ビデオカメラをプロジェクターにつなぐだけで、驚くほどきれいにできます。」



各教科部会へのアドバイスをくださる嶋校長先生。Web上のコンテンツも紹介して下さいました。

三沢台小学校学校課訪問

本日は、三沢台小学校の学校課訪問を行いました。
3~5校時はすべての教室の授業を見せていただき、協議会では、2週間後に迫った研究発表会に向けての報告を聞かせていただきました。

本校は理科の研究校(日野市 研究課題校・文部科学省 学力の把握に関する研究指定校)で、
11月2(金)に、研究発表会を開催します。

また、本校は、平成20年4月に統合して「七生緑小学校」となります。
来年度は現在の百草台小学校を仮校舎として使用し、その間、現在の三沢台小学校の校舎等の増築・耐震補強・大規模改修工事を行い、
平成21年4月から新校舎として使用することになります。




第5学年国語「わらぐつの中の神様」
ICT活用指導力B-3(提示)
教科書を大きく映して読みを深め合っています。
第4学年は、来年度の統合に向けた百草台小学校との交流会です。両校の校長先生が子ども達を見守っています。




2年間の実践と成果について、プレゼンテーションを行っていただきました。当日の発表に向けて、ラストスパートです。

シンポジウムに参加したメディアコーディネータ

学校を訪問する合間の時間は、メディアコーディネータの勉強の時間です。
教科の内容を深めるために教科書を調べることもあります・・・
先生方に紹介する実践をWeb上で検索したりもします・・・
・・・今日は、情報収集のために、2人のメディアコーディネータが「ハイテク犯罪対策シンポジウム」(都教委、警視庁共催)に参加しました。


会場は都内の中学校です。
全学級6教室で公開授業が行われ、その後、シンポジウムが開かれました。
シンポジウムのテーマは、「インターネットに潜む危険性と情報モラルの重要性」

↑メディアコーディネータから携帯電話で送られてきたシンポジウムの様子です。


本市でも、今月の30日(木)に、教育センターで、情報安全教育の研修会を開催します。
本日のシンポジウムで学んだことを、当日の研修会の運営に生かしていきます。