過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

初任者研修・・・「ICT活用指導力をつける」

「ICT活用指導力をつける」というテーマで第3回初任者研修を実施しました。
教育センターのコンピュータ室にあるコンピュータを、講堂に運んでの研修です。学校と同じように校内LAN(無線)の威力発揮です。
 

(1)日野市のセキュリティ対策はしっかり守られています。
  ポリシーをしっかり守って運用していきましょう
                   (講義、日野市が見本となったDVD教材視聴)
(2)なぜ学校教育にコンピュータが導入されたのでしょうか・・・
                   (グループ討議、発表、webサイト教材閲覧)
(3)コンピュータと教師の役割、ICTを活用した授業
                   (講義、実践紹介、演習)
★「ICT活用指導力」の基準を学びました。
  5つのカテゴリー18の項目を全員で確認し、一人一人web上でチェックしました。
  最後は、18項目の中の1つを選んで、どんな活用をしていくかを、スタディノートで
  まとめました。 
⇒<初任者の先生が書かれた内容>

◇今日の研修を受けて、コンピューターには無限の可能性があるなと思いました。
まず、私は、ICT活用指導能力のチェックリストのB-1にあるように、学習に関する生徒の興味関心を高めるために、資料を効果的に提示したいと思います。具体的には、国語科の古典の授業の導入で百人一首を拡大してみせることに使いたいと思います。

◇特別支援でどのように活用できるのかを考えながら研修を受けました。読み聞かせのときや、全体で何かをするとき、たとえば遊びのルール説明や、授業で作った作品の紹介、また、平仮名、カタカナ、漢字の拡大表示などに活用できると思いました。生活科の学習では、育てている植物の成長をデジカメで撮ったものを、記録に残して、気づいたこと、見つけたことなど観察記録を作ること、また、それをみんなで共有しながら学習することもできるのではないかと思いました。
様々な機能をしっかり活用し、実践できるようにしたいです。

◇今回の研修を受けて、授業において積極的にICTを活用して指導して行きたいと思いました。
現在、中学校1年生の数学は正の数、負の数を学習しています。計算でつまずく生徒も出てきたので、生徒が理解して解くことができるような活用法があれば・・・と思いました。また、立体図形などの学習においては、回転体がどのようなものかを言葉で説明するより、e-黒板などを利用すると視覚的に捉えやすいと思いました。
少しずつ、活用して行けたらと思います。

◇なぜ,学校教育にコンピュータを導入したのかをふまえ,自らのICT活用指導力を身につけるには,実際に使用してみないと自分のものにはならないことを再認識した。
私は,まだCAIを活用していないので,ぜひ授業ではコンピュータ支援の授業を行っていきたい。児童の関心・意欲を高めることができ,児童がなぜその問題でつまずくのか明確に児童に把握してもらいたいからである。そのためには,まず自分自身で問題を解き,どのような問題がでるのかを事前に解いておかなければならないと思う。また,それは,どんな児童のつまずきがあるのか自分の気づきにもつながる。

平山小学校教育委員会訪問

昨日5月14日(月)は、今年度第1回目の教育委員会訪問でした。
訪問先は平山小学校です。
日野市教育委員会の研究課題校として、子ども達の基礎・基本の確実な定着を目指して、3年間にわたって授業改善の研究に取り組んできた学校であり、文部科学省学力向上拠点形成事業推進校でもあります。

全クラスの授業を見せていただきました。6年生では、ICTを活用した授業が展開されていました。
 
第6学年算数 インタラクティブ・スタディ(study21)を活用した個別学習です。

初めてこのソフトを活用した授業を行うということで、メディアコーディネータ2名も応援です。

子どもの理解状況を教師用コンピュータで確認し、すぐに指導に入ります。

黒板は児童の思考を整理するもので全面を使います。授業以外のことには一切使いません。

ちょっとした連絡や時間割は、黒板横のホワイトボードで・・・全クラスで活用されています。

研究授業後の参加者及び授業者によるリフレクションシートの結果を協議会で分析します。

時系列に張り出された2枚のカードにより、授業を振り返ります。

ひの新撰組まつり

ICT活用教育・・・日野市は先進の教育に取り組んでいますが、歴史と文化の香る街です。

ちょうど今、12日、13日(昨日と今日)の2日間にわたって開催されていた「第10回 ひの新撰組まつり」が終了したところです。
市役所前の中央公園と道路もメイン会場となり、全国からの参加者が集まり、大盛況でした。
このまつりは、市制35周年と土方歳三没後135周年を記念して、日野市のまちおこしの一環として始められたもので、
平成10年から、日野市と市民、市内の団体、企業が協働して作り上げています。
みこしかつぎに参加された市内の小学校の校長先生もいらっしゃいました。

(下の写真はクリックすると拡大されます。)
 
昨日の「隊士コンテスト」で選ばれた土方歳三、                 新撰組ゆかりの地である会津若松、流山、京都、
近藤勇、井上源三郎、沖田総司の登場です。                   茨城玉造、市谷試衛館 滝野川からも参加がありました。
 

二番隊は日野市役所の職員です。                                     総勢400名以上がパレードに参加しました。
パフォーマンスも行い、大活躍でした。                                最後に中央公園に大集合です。

実践家の説得力

市役所で研修会や会議があると、時々、先生方が推進室に立ち寄ってくださいます。
いろいろ学校の様子を聞かせていただいています。今日もいいお話を聞かせていただきました。

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養護部会の帰りに、養護の先生が顔を見せてくださいました。

養護部会は、校務支援システムの保健管理機能について、自主的な研修会を何度も開いています。
どの学校もよく活用されています。
今日も前向きな取組を聞かせてくださいました。
「身体計測・検診の結果の入力は手間がかかるけれど、統計データが得られ、これが非常に価値がある。この研修を予定している。」
「来室記録から、一人一人の子どもの状況を把握できてよい。この活用を広めたい。」

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夜、モデル校の主幹の先生と研究主任の先生が校内研究、授業の相談にお見えになりました。

お話ししているうちに、校務支援システムのことが話題になりました。
「この半年で教職員はごく自然にコンピュータを活用するようになった。朝は全員コンピュータを立ち上げて情報を確認している。
先日、校務支援が使えなくなったトラブルの時に、改めて使わないことの不便さ、使っていることの便利さを実感した。」
「校務支援システムは、校務を分担し平均化する。みんなで仕事を分かち合うことができる。
全員がやらなくてはいけなくなるし、今までのように、できる先生のところに仕事が集中することがなくなる。」
「校務支援システムにより組織力が高まる。管理職は仕事を振るだけでなく、確認するという重要な役割を担う。
管理権限者(管理職・主幹等)は、どのように仕事を分担するか、アイディアをもたないとよい活用ができない。」
校務支援システムが、学校の組織としての力を高めることにつながる・・・という発想に驚きました。

その他、うまく活用できていない学校への対策等、いい知恵をたくさんいただきました。
実践家の説得力に感動しました。

学校の実践を支える重要な会議

昨日(5月10日)、市役所の会議室で、『ICT活用に関する研究委員会』を開きました。
 

この会議の「ICT活用実践部会(メンバー:モデル校、推進校の管理職、先生方の合計10名)」は、先月末にすでに開いています。
昨日は、学校の実践を支える基盤とも言える「環境整備策定部会」「ICT活用推進部会」「教員研修部会」のメンバーが集まりました。
メンバーは、情報システム課長、庶務課長、学校課長、ICT活用推進室長とそれぞれの部署の担当者及び指導主事の合計12名です。
日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授も参加してくださいました。
会議の事務局は教育センターの二人の所員が務めてくださっています。昨日は所長も出席されました。

これまで、この会議で、多く施策を提案してきました。
3年目の今年度は、目標を達成させるとともに、今後の日野市のICT活用教育計画も策定していきます。