過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

モデル校の研究発表会を終えて

今週は中学校2校、小学校1校のモデル校による研究発表会が行われ、いずれも大変好評でした。
研究発表を終えて、3校の先生方は、いずれもすがすがしい表情をしていらっしゃったのが印象的でした。
リーダーシップを発揮してくださった校長先生。
職員を支え、最後まで動き回っていらした副校長先生。
いろいろと気配りをしながら、研究を後押しされていた教務主幹の先生。
1年間研究をリードしてがんばってくださった研究主任の先生。
熱心に取り組んでくださった先生方。
校内環境を整えてくださった職員のみなさん。
3校のモデル校の教職員のみなさんに感謝いたします。

そして
日野市のICT活用教育をここまで引っ張ってくださった東原教授に改めて感謝いたします。
東原教授は、モデル校等の校内研修会にも、授業の設計にも、直接出向いてご指導下さいました。
ある時は、ICT機器を気軽に使えるきっかけに・・・と、接続方法から一緒になって教えてくださったり、
ある時は、大学からスカイプによる授業の実況中継をご覧になり、授業の流れや発問・声かけについて指示をくださったり
ある時は「ICTを無理して使おうとしてませんか。教科の目標の達成のためのICT活用でなければ」と、げきをとばしてくださったり、
お忙しい中、時間を割いてくださって、常に現場の状況に即した具体的な指導を下さいました。
また、実践の意義や先生方の思いを汲み取って、パンフレットやプレゼンのためのキーワードも提案して下さいました。
戸惑いながらもアドバイスにそって実際にやってみると、後で納得できることが多かったとの声が聞かれました。
東原教授は、簡単なところからスタートしても、最終的には質の高い授業を求めていらっしゃることが感じられました。
これほどまでに現場に寄り添ってくださる専門家はいらっしゃらないのではないかと思うほどです。

また
市議会議員の方も見に来てくださいました。(議会事務局を通して全議員の方に案内を配布しました)
市長、副市長も見に来てくださいました。
情報システム課の職員、教育委員会の職員も集まってくださいました。
ネットワーク関係やICT機器関係はもちろん、本市のICTに関係する企業の関係者も多く集まってくださいました。

さらに
本市の小学校の校長先生方が視察でお世話になった塩尻市教育委員会の方々もかけつけてくださいました。
市P教の方々、保護者の方々も多く参会してくださいました。

推進室のWebサイトを見て公開を知ったと、遠くの地から参加くださった先生、いかがだったでしょうか。

本当に多くの人たちが力を貸してくださったこと、そして多くの方が応援してくださっていることに感謝いたします。

日野第三小学校研究発表会

本日、本市の研究課題校であり、ICT活用教育のモデル校である日野第三小学校の研究発表会が行われました。
本校の研究テーマは「国語科におけるICTの活用」。
学習の深まりと学びあい、国語科の目標達成に迫る新たな授業スタイルを見ていただきました。

オリエンテーションの様子。
副校長の石田先生と推進室職員の上野が担当しました。


以下の画像は、公開授業の様子です。
 
 
 



公開授業の後、体育館でパネルディスカッションを行いました。
 

研究主任の先生と各学年代表の先生がパネリストとして登壇しました。
実践事例と本時の公開授業について報告し、会場からの質問に応えました。
都外からも多くの方に参会していただき、積極的に質問や感想をいただきました。


最後に、コメンテータの東原義訓教授に、パネルディスカッションのまとめをしていただきました。
 


新たな授業スタイルに向けて挑戦した三小の先生方です。
優れた実践が誕生しました。

日野第三中学校研究発表会

本日、本市の研究課題校であり、ICT活用教育(校務支援システム活用)のモデル校である日野第三中学校の研究発表会が行われました。
都外からも多くの方に参会していただきました。都教委や区教委の方もお見えになりました。






研究主任による説得力のある発表。



座談会では、4人の代表の先生方に
熱く語っていただきました。
講師は、日野市のICT活用教育を全面的に指導して下さっている東原義訓教授。




学校が一つのチームとなってまとまり、
熱心に研究に取り組んだ三中の先生方。


1、2年生全学級のICTを活用した授業も公開しました。
以下は、公開された授業の様子です。
 
 
 

東京都で成果を報告

★1月29日(火)「ICT活用実践フォーラム」(東京都教職員研修センター)
大坂上中学校主幹の森田先生が、中学校の事例報告者兼シンポジストとして日野市の代表で参加しました。
 

★1月24日(木)「学力向上諸事業連絡会」(東京都多摩教育事務所)
この会の対象は、学力向上諸事業に関係する都内17校の管理職、研究主任と、管轄する教育委員会の指導主事です。
平山小学校が、平成17年度から3年間にわたって取り組んできた授業改善への取組について報告しました。

平山中学校研究発表会

本日、本市の研究課題校であり、ICT活用教育のモデル校である平山中学校の研究発表会が行われました。
すべでの教科で、ICTを活用した授業を公開しました。

   

当日のプレゼン資料です。公開授業の様子もわかります。



市内はもちろん、日野市外からも多くの
先生方が集まってくださいました。
とにかく使ってみることから始め、ICTの効果を実感した平山中の先生方です。




講師の小田和美先生による講演「可能性の広がりを生み出すICT活用教育」。

研究発表会に備えて

市内の研究発表会に、メディアコーディネータも参加します。
特に明日から始まるモデル校の研究発表会には、推進室のメンバー全員が参加します。
授業については、ここに至るまで、先生方と一緒にやってきたので心配ありませんが、
ICT環境についてはそうはいきません。常に気を配っています。
万が一のトラブル発生時の対応など、事前に細かな打ち合わせをしています。

日野第五小学校学校課訪問

本日は、日野第五小学校学校課訪問を行いました。
今朝は、本校のビオトープにも氷が張ったほど冷え込みました。

   

本校は、「地域の風が行き交う学校」を目指しています。
保護者、おやじの会、地域の悠悠クラブ・・・など多くの学校支援ボランティアの方が学校教育を支えています。
金曜朝の読み聞かせの時間には、出勤前のお父さんも参加してくださるそうです。
本年度は「早寝・早起き・朝ご飯運動」を、家庭の協力を得ながら進めています。

   

全学級の授業を見せていただきました。



第3学年総合的な学習の時間
「携帯電話やインターネットの使い方」
ICT活用指導力D-1・3
携帯電話の便利なところを確認したうえで、
陥りやすい危険性について、
具体例を通して考えています。
第3学年総合的な学習の時間「招待状を作ろう」ICT活用指導力Cー3
2月の学習発表会の招待状を作っています。




第6学年道徳「夢をもつ~一流の条件~」
ICT活用指導力Bー1
一流のスポーツ選手やその選手を育てた
指導者を紹介して、
「努力を続けて夢をかなえた人」を
知らせています。
第5学年図工「動くよ動く絵が動く~アニメーションボックス~」ICT活用指導力Bー3
作業の手順(特に細かい部分で気を付けること)を、実物投影器で拡大しながら説明しています。

プレゼンテーション

◆いよいよモデル校の研究発表会目前です

いよいよ今週は、ICT活用教育のモデル校による研究発表会が開催されます。
トップバッターは29日(火)平山中学校。その後、31日(木)日野第三中学校、1日(金)日野第三小学校と続きます。
29日は、都教委が主催する「ICTを活用した授業実践フォーラム」が開催される日でもあります。
この日は、大坂上中学校に日野市の代表として中学校の実践を報告していただくことになりました。
(テーマは「ICTを活用した授業と校務の情報化への挑戦」)
 
平山中学校にて。
管理職、教務主幹、研究主任、研究推進委員でプレゼンテーションデータの最終チェックです。

 

大坂上中学校にて。
管理職と教務主幹でプレゼンテーションデータの最終チェックです。


◆市役所の職員もプレゼンテーションの腕を磨いています

日野市役所内でも、今年度から各部署によるプレゼンテーションが定期的に行われています。
互いの業務内容を理解することはもちろんですが、職員のプレゼンテーション能力を向上させることもねらいのようです。
魅せるプレゼン技法に関する研修会まで開催されることになりました。
明日28日は、教育部の発表日。学校教育部門と生涯学習部門の2つに分かれて、プレゼンテーションを行う予定です。

 

発表者は若手の職員。先週は、本番に向けて、部内でしっかりリハーサルも行いました。

 

◆子ども達もプレゼンテーションを行っています

先日、環境情報センターの職員から次のような話を聞きました。
市内の中学生が、つばめについて調べてまとめたプレゼンテーションは、内容も圧巻だった・・・というのです。
市内の多くの学校で、総合的な学習の時間等でプレゼンテーションが行われていますが、優れた実践に共通していることは、内容が「探究的」であることです。
自ら課題を見つけ、様々な方法でその解決を図り、表現し、発信しています。

先日、次期学習指導要領改訂に向けての答申が出されましたが、そのなかで、学力の重要な要素は、「基礎的・基本的な知識・技能の習得」に加えて、「それらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等」及び「学習意欲」であると示されています。
教科や総合的な学習の時間で、探究活動とそれに関するプレゼンテーションを行う意義は大きいと考えます。
市内の子ども達の優れた実践をもっと発掘したいと思います。
来年度は、市内の小・中学生のプレゼンテーション大会を開催することも検討しています。

潤徳小学校研究発表会

昨日は、本市の研究課題校である潤徳小学校の研究発表会でした。

本校は、昨年度のICT活用教育のモデル校であり、ICTは日常的に活用されています。
今年度は、特別支援教育の研究に取り組みました。
テーマは、「わかった!できた!」を引き出す授業力の基礎・基本~特別支援教育の視点を生かして~」です。
「特別支援教育の授業の枠組み」を視点として、発達障害のある子はもとより、どの子にもわかりやすい授業の実現に向けて、全教員が授業改善を行ってきました。その成果が全学級の公開授業を通して示されました。

以下の「特別支援教育の授業の枠組み」は、どの学級にも通用する基本となります。
そのなかでICTの活用は、ごく自然に、なくてはならない道具として位置づけられています。
(*本校の学習環境面での工夫「空間環境、時間環境」については、11月12日の推進室Webサイトで紹介しています。)

「特別支援教育の授業の枠組み」
?授業の組み立て
  ?作業や活動を通して理解させる、変化のある繰り返しで分からせる
  ?スモールステップで組み立てる
  ?視線の異動を少なくする
  ?空白の時間を作らない
?対応の技術
  ?言葉を削る
  ?一目で分かる工夫をする
   ?授業最初の「つかみ」が大切
  ?全体の対応をしてから個別に対応する
  ?アイコンタクトとスキンシップ
  ?さりげない支援
  ?ICTの活用


日野市の特別支援教育の指導者である明星大学の小貫悟先生です。

 
本校はモデル校としてリソースルーム(特別支援教室)を設置しています。

ICTを活用した授業の様子です。
 
 
第1学年算数「20よりおおきいかず」 ICT活用指導力Bー1教科書の挿絵を拡大 B-2課題を分りやすく提示・次に行う活動を明示 B-3自作教材で、児童の操作活動を演示 

 
 
第2学年国語 「ことばっておもしろいな」 ICT活用指導力 
B-2 ワークシートの絵を拡大して回答を共有

 
 
第3学年算数「見やすく整理しよう」 ICT活用指導力  
B-3 棒グラフの作成の手順を共有


第3学年算数 同上

 
第4学年国語「伝え合うということ」 ICT活用指導力 Bー1 関連資料を提示 B-3 教科書を拡大して読み取る


第5学年算数「比べ方を考えよう」 ICT活用指導力 
C-3 作成した帯グラフ・円グラフを発表