過去の推進室情報 2007年

2008年1月の記事一覧

東京都で成果を報告

★1月29日(火)「ICT活用実践フォーラム」(東京都教職員研修センター)
大坂上中学校主幹の森田先生が、中学校の事例報告者兼シンポジストとして日野市の代表で参加しました。
 

★1月24日(木)「学力向上諸事業連絡会」(東京都多摩教育事務所)
この会の対象は、学力向上諸事業に関係する都内17校の管理職、研究主任と、管轄する教育委員会の指導主事です。
平山小学校が、平成17年度から3年間にわたって取り組んできた授業改善への取組について報告しました。

平山中学校研究発表会

本日、本市の研究課題校であり、ICT活用教育のモデル校である平山中学校の研究発表会が行われました。
すべでの教科で、ICTを活用した授業を公開しました。

   

当日のプレゼン資料です。公開授業の様子もわかります。



市内はもちろん、日野市外からも多くの
先生方が集まってくださいました。
とにかく使ってみることから始め、ICTの効果を実感した平山中の先生方です。




講師の小田和美先生による講演「可能性の広がりを生み出すICT活用教育」。

研究発表会に備えて

市内の研究発表会に、メディアコーディネータも参加します。
特に明日から始まるモデル校の研究発表会には、推進室のメンバー全員が参加します。
授業については、ここに至るまで、先生方と一緒にやってきたので心配ありませんが、
ICT環境についてはそうはいきません。常に気を配っています。
万が一のトラブル発生時の対応など、事前に細かな打ち合わせをしています。

日野第五小学校学校課訪問

本日は、日野第五小学校学校課訪問を行いました。
今朝は、本校のビオトープにも氷が張ったほど冷え込みました。

   

本校は、「地域の風が行き交う学校」を目指しています。
保護者、おやじの会、地域の悠悠クラブ・・・など多くの学校支援ボランティアの方が学校教育を支えています。
金曜朝の読み聞かせの時間には、出勤前のお父さんも参加してくださるそうです。
本年度は「早寝・早起き・朝ご飯運動」を、家庭の協力を得ながら進めています。

   

全学級の授業を見せていただきました。



第3学年総合的な学習の時間
「携帯電話やインターネットの使い方」
ICT活用指導力D-1・3
携帯電話の便利なところを確認したうえで、
陥りやすい危険性について、
具体例を通して考えています。
第3学年総合的な学習の時間「招待状を作ろう」ICT活用指導力Cー3
2月の学習発表会の招待状を作っています。




第6学年道徳「夢をもつ~一流の条件~」
ICT活用指導力Bー1
一流のスポーツ選手やその選手を育てた
指導者を紹介して、
「努力を続けて夢をかなえた人」を
知らせています。
第5学年図工「動くよ動く絵が動く~アニメーションボックス~」ICT活用指導力Bー3
作業の手順(特に細かい部分で気を付けること)を、実物投影器で拡大しながら説明しています。

プレゼンテーション

◆いよいよモデル校の研究発表会目前です

いよいよ今週は、ICT活用教育のモデル校による研究発表会が開催されます。
トップバッターは29日(火)平山中学校。その後、31日(木)日野第三中学校、1日(金)日野第三小学校と続きます。
29日は、都教委が主催する「ICTを活用した授業実践フォーラム」が開催される日でもあります。
この日は、大坂上中学校に日野市の代表として中学校の実践を報告していただくことになりました。
(テーマは「ICTを活用した授業と校務の情報化への挑戦」)
 
平山中学校にて。
管理職、教務主幹、研究主任、研究推進委員でプレゼンテーションデータの最終チェックです。

 

大坂上中学校にて。
管理職と教務主幹でプレゼンテーションデータの最終チェックです。


◆市役所の職員もプレゼンテーションの腕を磨いています

日野市役所内でも、今年度から各部署によるプレゼンテーションが定期的に行われています。
互いの業務内容を理解することはもちろんですが、職員のプレゼンテーション能力を向上させることもねらいのようです。
魅せるプレゼン技法に関する研修会まで開催されることになりました。
明日28日は、教育部の発表日。学校教育部門と生涯学習部門の2つに分かれて、プレゼンテーションを行う予定です。

 

発表者は若手の職員。先週は、本番に向けて、部内でしっかりリハーサルも行いました。

 

◆子ども達もプレゼンテーションを行っています

先日、環境情報センターの職員から次のような話を聞きました。
市内の中学生が、つばめについて調べてまとめたプレゼンテーションは、内容も圧巻だった・・・というのです。
市内の多くの学校で、総合的な学習の時間等でプレゼンテーションが行われていますが、優れた実践に共通していることは、内容が「探究的」であることです。
自ら課題を見つけ、様々な方法でその解決を図り、表現し、発信しています。

先日、次期学習指導要領改訂に向けての答申が出されましたが、そのなかで、学力の重要な要素は、「基礎的・基本的な知識・技能の習得」に加えて、「それらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等」及び「学習意欲」であると示されています。
教科や総合的な学習の時間で、探究活動とそれに関するプレゼンテーションを行う意義は大きいと考えます。
市内の子ども達の優れた実践をもっと発掘したいと思います。
来年度は、市内の小・中学生のプレゼンテーション大会を開催することも検討しています。

潤徳小学校研究発表会

昨日は、本市の研究課題校である潤徳小学校の研究発表会でした。

本校は、昨年度のICT活用教育のモデル校であり、ICTは日常的に活用されています。
今年度は、特別支援教育の研究に取り組みました。
テーマは、「わかった!できた!」を引き出す授業力の基礎・基本~特別支援教育の視点を生かして~」です。
「特別支援教育の授業の枠組み」を視点として、発達障害のある子はもとより、どの子にもわかりやすい授業の実現に向けて、全教員が授業改善を行ってきました。その成果が全学級の公開授業を通して示されました。

以下の「特別支援教育の授業の枠組み」は、どの学級にも通用する基本となります。
そのなかでICTの活用は、ごく自然に、なくてはならない道具として位置づけられています。
(*本校の学習環境面での工夫「空間環境、時間環境」については、11月12日の推進室Webサイトで紹介しています。)

「特別支援教育の授業の枠組み」
?授業の組み立て
  ?作業や活動を通して理解させる、変化のある繰り返しで分からせる
  ?スモールステップで組み立てる
  ?視線の異動を少なくする
  ?空白の時間を作らない
?対応の技術
  ?言葉を削る
  ?一目で分かる工夫をする
   ?授業最初の「つかみ」が大切
  ?全体の対応をしてから個別に対応する
  ?アイコンタクトとスキンシップ
  ?さりげない支援
  ?ICTの活用


日野市の特別支援教育の指導者である明星大学の小貫悟先生です。

 
本校はモデル校としてリソースルーム(特別支援教室)を設置しています。

ICTを活用した授業の様子です。
 
 
第1学年算数「20よりおおきいかず」 ICT活用指導力Bー1教科書の挿絵を拡大 B-2課題を分りやすく提示・次に行う活動を明示 B-3自作教材で、児童の操作活動を演示 

 
 
第2学年国語 「ことばっておもしろいな」 ICT活用指導力 
B-2 ワークシートの絵を拡大して回答を共有

 
 
第3学年算数「見やすく整理しよう」 ICT活用指導力  
B-3 棒グラフの作成の手順を共有


第3学年算数 同上

 
第4学年国語「伝え合うということ」 ICT活用指導力 Bー1 関連資料を提示 B-3 教科書を拡大して読み取る


第5学年算数「比べ方を考えよう」 ICT活用指導力 
C-3 作成した帯グラフ・円グラフを発表

出会いと起用

文部科学省の「学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会の普及方策検討ワーキンググループ」に参加させていただきました。
検討会が3月に報告書をまとめるにあたって、教育CIO及びICT支援員の機能、資質、能力等についての資料を作成するワーキンググループです。
本日の会場は国際フォーラムの会議室でした。
 

なかなか難しい内容の会議です。
会議を終えて、次のようなことを考えていました。

教育CIOにしても、ICT支援員にしても、それぞれの自治体の物的、人的環境は、皆、違いますから、
標準的な例を示し、それをまねたとしても、同じようにいくものではありません。

キーパーソンが校長のこともあれば、指導主事である場合もあるし、ICT支援員や外部のアドバイザーである場合もあり得ます。
その市町村が、誰と出会うか、それが、すべてをほぼ決めてしまうような気がします。

日野市は、今現在いらっしゃる行政職、校長先生、そして指導してくださる多くの専門家との出会いがあったからこそ、うまくいっているのです。
その時その時の出会いを大切にして、その地域の特徴を活かして、熱意をもって努力を尽くすことが成功の秘訣であると考えます。

教育CIOにしても、ICT支援員にしても、育成より、いい人材の発掘と、その人の起用だと思います。
すぐれた人は、すでにいます。その人が、その職について活躍できるようになっていないだけです。
育成より、制度の確立と雇用の保障が重要な課題なのかもしれません。

日野第八小学校研究発表会

午後になっても雪は降り続いていました。
←校庭に取り残された雪だるま

午後より日野第八小学校の研究発表会が開催されました。
研究テーマは「考える力を育てる授業の工夫ー国語科における言葉を大切にする活動を通してー」です。
全学級の授業が公開されました。



研究発表の後は、児童文学者の宮川ひろさんによる講演でした。
演題は「作品育ては自分育てー弱みを見せ合いながらー」です。
「信頼という言葉は、弱さに見せることでしょ。ごまかさないで、助けてもらってもいいんです。」
一つ一つの言葉があたたかく、深みを感じます。
ご自身が実際に教壇に立たれたご経験(教室での先生と子ども達のあたたかいかかわり)から、多くの作品が誕生したことを語っていただきました。 

学校現場の負担軽減プロジェクトチーム

雪の降る朝、文部科学省に出かけました。
学校現場の負担軽減プロジェクトチームでの説明員としての出席です。
このプロジェクトチームは、学校現場の負担となっている業務の見直しについて、集中的に検討しており、設置されたのは昨年11月です。
今回の会議は6回目であり、校務の情報化による教員の業務の効率化を考えるうえで、日野市のICT活用教育の取組を参考にしたいという依頼でした。
    

日野市のICT活用の重点3つ(授業・校務・広報)のうちの校務について、校務支援システムの活用状況等を詳しく説明させていただきました。
朝の打ち合わせや会議時間の短縮、ペーパーレス会議、一度入力するとすべての帳票に反映され安心で効率的な成績管理機能、週案簿や所見などの情報共有による学び合いなどの例をお話ししました。あわせて、導入時には一時的に仕事量が増える状況にある現実(運用が軌道に乗れば確実に効率化されますが)もお知らせしました。
45分間のプレゼンテーションの後、45分間の質疑応答の時間がありました。
委員の皆さんや文部科学省担当課の皆さんは大変熱心に話をお聞きになり、次から次へと多くの質問が出されました。
 

会の最後に、本市の日野第三中学校が、校務に関わる研究発表を行うこともお知らせしました。
「是非出席したい」というお声もいただきました。

初任者研修最後の研究授業

本日は、初任者研修最後の研究授業でした。


第4学年社会科「玉川兄弟と玉川上水」 ICT活用指導力B-3
人口増加から水不足が起きたことに気づかせるため、グラフ・図・資料を読みとらせることがねらいです。
児童の資料集を拡大して、地図を共有しています。


協議会では、指導主事の指導後に、中村先生からもコメントをいただきました。
この1年間、初任者担当として、25人の初任者に寄り添い、一人一人の授業への助言や、悩みへの温かいアドバイスをくださった先生です。
「常に謙虚であれ・・・謙虚な心でしか、子どもからは学べません。」
「温故知新・・・古いことから学び、新しいことを取り入れて、自分らしさを磨いてください。」


次回の初任者研修は、2回にわたって全員が「実践報告」を行います。

仲田小学校教育委員会訪問

本日は、仲田小学校教育委員会訪問を行いました。

本校は、「認め合い、励まし合い、高め合う学校」という教育方針のもと、開かれた学級・学校づくりを目指しています。
また、校地には広大な畑があり、クラスで、菜の花やパンジーなどの「一つの花」や、ジャガイモ、カボチャ、ダイコンなどの「一つの作物」の栽培活動に取り組んでいます。
今年度は、児童自作の「豊年を祝う歌と踊り」を発表しました。自然豊かな学校は映画のロケにも使用されました。

全学級の授業を見せていただきました。
6学年の社会科の授業で、ICTが活用されていました。

第6学年社会科「わたしたちのくらしと日本国憲法」 ICT活用指導力基準B-1・3
社会福祉のねらいを考えるための自作教材を用いた授業です。
日野市役所のWebサイトがリンクされ、自分たちの住んでいる身近な日野市の福祉施設が紹介されました。
子ども達は、興味関心をもって、スクリーンに映し出された画像を見て学んでいました。

ブリティッシュヒルズ中学生国内留学報告会

昨日、第6回ブリティッシュヒルズ中学生国内留学報告会が行われました。
ブリティッシュヒルズ中学生国内留学は、日野ロータリークラブの奨学制度の支援を受けて、国際感覚を身につけた日野人の育成を図るために実施しており、今年度は12月26日~28日に実施されました。当日の様子は、本Webサイトでも紹介しています。

   

報告会は、馬場日野市長、加島教育長、各校の校長先生、国際ロータリークラブ石田ガバナー補佐、東京日野ロータリークラブ松田会長をはじめとするロータリークラブの皆さん、そして多数の保護者の皆様が見守るなか、参加生徒一人一人が国内留学の成果を英語で報告しました。  



馬場市長の英語スピーチ加島教育長の励ましの言葉




生徒一人一人の発表(英語で)保護者の皆さんやロータリークラブの方々で満員の会場

徹底すること

最近、庁内の動きを見ていて「やっぱりこうでなくてはいけないな」と思うことが多くあります。

◆その1 
12月末に開かれた「第11回日野市情報セキュリティ対策本部会議」の概要を情報システム課職員から教えていただきました。
その中で、全庁職員の情報セキュリティ研修の終了について報告がありました。
対象者数1,022名中、出席者は1,019名であったこと。欠席者3名は東京都市町村職員研修所で情報倫理研修に参加するとのこと。
100%受講させる徹底ぶりです。

◆その2
学校の校務支援システム掲示板と同じように、庁内グループウエアにも掲示板があります。先日、次のようなお知らせが掲示されました。
『1月のISO強化月間目標「レジ袋を1枚ももらわない月間」は守れていますか?1階の売店にたずねたところ「1,2人くらいまだいるかなー」とのこと。これからはレジ袋を貰うほうが目立ってしまいますよ!1月も半ばをすぎました。振り返ってみてください。』
目標をただ掲げるだけではなく、全職員の意識の向上を徹底しています。


「レジ袋」削減は日野市の大きな取組でもあります。
市内のあるスーパーが、日野市並びに日野市ごみ減量推進市民会議の要請に応えて、レジ袋の有料化を行い、実証実験を行って得た収益を地域の環境教育に還元しました。

(↑上の画像は、萱嶋 環境共生部長からいただきました。先日、東光寺小が贈呈を受けた観葉植物30個です)

副校長会

本日の午前中は、定例副校長会がありました。
  

副校長先生は、校長先生を補佐し、学校経営を担う立場にあり、「学校の顔」でもあります。
日野市の副校長先生は、人的ネットワークの構築、情報の収集など、あらゆるジャンルに対応するパワーの持ち主が多く、
地域の人たちと学校とのパイプ役、さらには学校で起こる様々なトラブル対応などの中心となって活躍されています。
日野市のICT活用教育が大きな成果を上げているのも、校長先生のリーダーシップのもとに、
副校長先生が、それぞれの学校で推進の核として努力されているおかげです。


校長会と同様、毎回、教育長の挨拶、参事の指導に続いて、ICT活用教育に関連することをお話させていただいています。

  

本日お話しさせていただいたことは次の6点です。
?本年度の日野市の目標であるコンピュータを使って教科指導ができる教員100%の達成状況と個別支援について
  (12月末現在、小学校教員98.8% 中学校教員95.2% 全体97.6%)
?ICT活用重点促進事業で奨励されているNICERのコンテンツを自由に活用していただきたいこと
  (すでに昨年度から研修会等で何度も紹介しており、推進室からもリンクしています)
?ICT活用教育のモデル校である研究発表会の紹介
?見える学校づくりを目指して学校Webサイトを充実させていただきたいこと
?不登校児童・生徒への学習保障としてe-Learningを実施すること
?これからの学校評価について

メディアコーディネータとしての力量アップを目指して

◆昨日の長野市でのMC研修2日目の様子です。
市内2校にお邪魔させていただき、長野市のメディアコーディネータが学校支援している様子を見せていただきました。
  
授業支援の様子(小学校1年生)です。授業者の先生のニーズを瞬時に把握し、さりげなく支援しています。



校内研修支援の様子です。
明確なレクチャーで、授業でICTを活用
しようという先生方のやる気を引き出して
います。
長野市教育委員会の指導主事と実際に学校支援の様子を見せてくださった長野市のメディアコーディネータにお話を伺いました。




信州大学附属教育実践総合センターの遠隔講義室で、東原先生のご指導を受け、研修のまとめをしました。

◆2日間にわたって長野市にお世話になったメディアコーディネータ研修が終了しました。
以下、4人のメディアコーディネータの感想です。

◇授業支援において、先生の要望を的確に把握して動けるようにすることや、先生の自立を支える視点をもって支援するなど、これまでの自分にはできなかったことが数多くあります。2日間の研修会を通して、長野市のメディアコーディネータの方々と接していただいたヒントをもとに、今後成長していきたいと思います。(K)

◇授業支援を見せていただいて驚きました。先生と一体となって授業に臨んでいる姿が見て取れるのです。授業では予想外のICT機器の反応、予想外の児童の反応等当初の計画通りにはいかないものですが、その対応がすばらしかったです。メディアコーディネータとして身に付けなければならない力がまだまだ足りないと痛感した研修でした。先生と子どもの両方に気を配ること、先生を押しのけてMCが行動してはいけないこと等大切なことを確認させていただきました。(N)

◇授業支援については子どもが主役であるということをとても意識されていて、メディアコーディネータが目立たない存在になっていると思いました。先生と対応している際にも、先生が主役であるということを自然に感じられるような対応の仕方をされていて、先生の良さを引き出すことを行われていると感じました。今後、今までのやり方を踏まえつつ、長野市のメディアコーディネータの方々の良い点をまねさせていただきたいと思います。また、今回とは逆に、長野市のメディアコーディネータに日野市の活動を見ていただき、アドバイスをいただく機会があればいいなぁと思います。(O)

◇長野市のメディアコーディネータの方々が学校の現場で支援されている姿を見学する機会をいただいたことで、自分自身を振り返ることができました。この2日間の研修を通して、私は、自分自身がもっと多くのことに気付き、的確な行動を取れるように努力しなければならないということを痛感しました。今後、メディアコーディネータとしての仕事はもちろん、自分自身をもっと高めるようにしていきたいと思います。(S)

都内の区市教育委員会との情報交換

本日、都庁で行われた統括指導主事連絡協議会に出席してきました。
テーマは「新学習指導要領への対応について」です。
東京都教育委員会の考え方や都内の区市教育委員会の取組状況を知れたことは有益でした。

中央教育審議会は、明日、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」答申します。
教育基本法や教育三法の改正を踏まえ、「生きる力」をはぐくむという学習指導要領の理念を実現するため、その具体的な手立てを確立する観点から学習指導要領が改訂されます。
平成20年は、新しい教育課程を具体化する大切な年になります。
前回の改訂から10年、時代は大きく変わってきました。
すべては未来に生きる子ども達のために、教育行政として力を尽くしていきたいと思っています。

★学校の情報管理の徹底にかかわる取組についても情報交換しました。
日野市に続いて、都内の小・中学校のICT環境も少しずつ整い始めます。
来年度、中学校の教員に一人1台のコンピュータを配備し、その翌年以降、小学校の教員に一人1台のコンピュータを配備する計画を立てている教育委員会が数地区ありました。
これからICT機器の導入を検討し始める教育委員会に、ICT機器の導入と同時にセキュリティ対策も確立しておく必要があることをアドバイスさせていただきました。
日野市はこれまで、全国の先進地区から多くを学ばせていただきました。
今度は日野市が、成果を東京都内で還元すること、他地区に助言できるところは助言し、広めていくことも大切な役割であると考えています。

今日は長野市で学んでいます(MC研修)

推進室のメンバーは、今、全員長野にいます。
2年目になる日野市のメディアコーディネータ制度は、長野市の制度を参考にさせていただききました。
長野市のメディアコーディネータ制度は7年の実績があります。
今日は、長野市教育委員会の取りはからいで、長野市、日野市双方のメディアコーディネータが顔を合わせ、メディアコーディネータの授業支援のポイント等の情報交換を行いました。


長野市のメディアコーディネータ関係者の
皆さん。
会場は長野市教育センターをお借りしました。

情報交換後、日野市のメディアコーディネータで研修会を行いました。
信州大学の東原教授も講師として駆けつけてくださいました。

以下、メディアコーディネータが、今日の研修会で学んだことの感想です。

◆今回の研修で,行政のサポートや理解があることがいかに重要であるかを感じました。
長野市と日野市、メディアコーディネータという同じ仕事のはずが、環境が変わってくると仕事内容や困難を感じる点が違ってくると感じました。共通していることは,情報の共有と,アドバイスを受け入れる姿勢が必要であることです。
学校に行っている際には、一人で訪問していますが、自分一人で仕事を行っているのではなく、チームとして先生のためになることを実現するために、仕事をしていると意識する必要があると考えます。(O)

◆長野市のメディアコーディネータの方々が、先生に支援を依頼された授業を成功させようと動くだけではなく、先生のニーズを的確に把握し、授業改善、ひいては先生の自立のために動いている姿勢が大変勉強になりました。これは、自分もそうありたいと思っていたことでもあります。
また、報告・相談・連絡を徹底して、チームとして動いている姿勢も参考になりました。改めて、今後も自分の特徴を生かして頑張りたいと思いました。(K)

◆今日、初めて他の地域で同じ仕事をしている方々と交流をさせていただきました。
一番感動したことは、年齢や場所は違えど先生方を一生懸命支援しようとする気持ちや考え方が共通していたことでした。
長野市のメディアコーディネータリーダーが、「教師が主役になる授業を通して、子どもが主役になる授業」を目指していると話して下さいました。これは日野市でも「すべてはひのっ子のために」と同じだなと、結局は私たちの仕事は子どもに還元されるのかなと思いうれしくなりました。
また、他のメディアコーディネータさんも、「ICTを先生に近づけるのではなく、先生にICTを近づけるという意識をもって臨んでいる」という取組む意識のお話をして下さいました。PC等の技術支援も大事ですが、どのように支援することが、本当に先生方のためなのかを改めて考えさせられました。
今回、長野市のメディアコーディネータの方々がどんな思いで仕事をしているかを知ることができて、勉強になりました。今後の授業支援等に是非生かしていきたいと思います。(N)

◆私たちはこれまで、先生方の授業支援において、ICT機器を授業で活用するにはどうしたらよいかを一緒に考えさせていただいてきました。
今日の長野市のメディアコーディネータの方々のお話を聞いて、さらに、「授業改善」という活動理念を念頭に置いて、支援していく必要性を実感しました。今後も、先生方一人一人のニーズに答えながら、それぞれの授業の支援に励みたいと思います。(S)

同行した推進室の職員の感想です。
◆長野市の方も日野市をうらやましいとおっしゃっていましたが、行政としての推進体制を整えた部分は少なくとも恵まれていると思いました。
職員もMCも、市教委の看板を背負って活動できることは大きいです。
ただそういう中でも、ICT活用推進のため、ひいては学力向上のためと理念を持って活動している長野市MCは素晴らしいと思います。
機会があれば、予算や機器管理等、環境面でのお話を伺いたいです。(U)

輝かしい未来に・・・

市民会館大ホールで成人式が開催されました。会場は新成人の熱気であふれていました。


★市長の式辞の後は田口直教育委員長の祝辞です。

以下、田口教育委員長の祝辞の一部です。

新しく成人の仲間入りをなさった皆さん、本日は、おめでとうございます。
今日、皆さんの成人式を一番祝って下さっているのは、皆さんのお家の方、特に、皆さんに命を与えてくださり、ここまで育ててくださったご両親かと思います。
 
『親』という字は、「立」と「木」と「見る」という字が重なってできています。
1.自分の立てた木が育つのを楽しみに見る・・・つまり、自分の産んだ子どもの成長を楽しみに見守る。
2.木の上に立って見ている・・・つまり、大所高所から広く見て子育てする。これで良いのか反省もし、鍛えることも施す。
3.これが真の意味なのだそうですが、木で作られた札、つまり位牌(親の形見)を見る・・・子が親の後姿、生き方を見て、学ぶ。
 
今日は、皆さんの成長を楽しみながらも、いろいろなご苦労をなさってきたご両親に感謝していただく日、と考えています。
今日からは、皆さん自身が、ご自分自身を責任もって育てていかなければならないと思います。

1.自分の立てた木・目標に向かって努力すること。
2.自分のやっていることが、大所高所から見て本当に良いものなのか、反省しながら進むこと。
3.そして、自分が親から受け継いだものや、いわゆる伝統というものを意識しながら、自分も歴史に参加している、歴史を作っているのだ、という気概を持って、明るく前向きにこれからを生きて欲しいと願っています。未来はあなた達なのです。

成人式を、家庭、地域、社会の中でのご自分の立場、役割をあらためて考える、チャンスにして下さることを期待しています。

★これからの未来の社会を築き、これからの地球を持続させていく、頼もしい2000人を超える新成人が誕生しました。
輝かしい未来になることを願っています。

庁内もペーパーレス会議

「みどりの大地 青い地球を いつまでも ーふだん着でCO2を減らそうー」

  市長が示した今年のキャッチフレーズです。
最近では環境問題、地球の温暖化について掲載された新聞記事や報道番組が増えています。
日野市は「環境にやさしいまち」として、ISO14001への取組など、市をあげて温暖化防止に取り組んできているところです。
今月の目標は「レジ袋を1枚ももらわない月間」となっています。
市役所の職員も自ら、身近なところからCO2削減に取り組んでいます。
←エレベータ内に貼られているミニポスター  

一方、日野市では、庁内で開催する会議も、コンピュータを持ち寄ってペーパーレス化を図っています。
膨大な資料のある庁議も、その一つです。
先月末に行われた、教育部での庁議報告会(部課長会)も、ペーパーレス会議で行いました。



部課長会を進行する栗原教育部長



19このファイルの資料がありました。印刷すると膨大なペーパー量です。

学校も、データを共有してペーパーレス会議を取り組む学校が少しずつ増えてきています。