2007年9月の記事一覧
学校が動いています!
2学期が始まり、学校が動いています。
中学校は、今月中に全校でICT環境が整います。
(校内LAN、各教室や特別教育のPC配備、e-黒板や書画カメラ、プロジェクタ等のICT機器の配備)
昨日の中教研国語部会では、導入されるデジタル教科書の活用について研修を行いました。
2学期の中学校の授業が変わります・・・
9月5日、大坂上中学校での中教研国語部会。
「視覚に訴えることにより内容をわかりやすく提示するので、学力向上につながる・・・」
メディアコーディネータも大忙しです。
夏季ICT活用研修の成果のまとめ、学校からの相談(今学期に実施するICTを活用した授業について)、CMS発信の支援・・・
4人全員が推進室に揃う時間はほとんどなく、貴重です。
情報共有、資料共有、そして互いの知識やスキルを磨くための勉強も欠かせません。
「これはいい!」
先生方に紹介したいWebサイトがまた見つかったようです。
今日は、幼稚園長会終了後、園長先生に推進室に立ち寄っていただき、園Webサイトの発信をしていただきました。
一足早く開設した第三幼稚園に続いて、第二幼稚園、第四幼稚園、第五幼稚園、第七幼稚園(あさひがおか幼児園)は、
本日、Webサイトが開設しました!
小・中学校も積極的に発信していただいています。
今日は、台風の進路に伴う学校の対応について、リアルタイムに情報を提供している学校が多く見られます。
校務の情報化、授業での積極的なICT活用が進むための大前提は、システムが順調に動いていることです。
推進室では随時、各学校のネットワークに異常がないか、ウイルス発生などの障害が起こっていないかを確かめています。
デバイスマップの表示が、全校、緑色に表示されるとOK。
赤いマークがついた学校は、何らかのトラブル発生です。
原因をよく分析して対応に走ります・・・
情報システム課と常時連携しています。
ネット上のいじめを防ぐために
議会の一般質問が始まり、ICTに関連した質問を受けました。
質問と答弁内容は以下の通りです。
インターネットや携帯のメール、ホームページやブログへの(匿名での)書き込みなど、
新たな手段でのいじめが拡大していることへの対応・取り組みについて
最近では、メール、ネット等を利用した新しい形のいじめも世間の話題となっているところです。
一般的にネット上の「いじめ」では、クラスメートをからかうようなメールを回したり、
クラスメートの変な(恥ずかしい)写真を携帯電話などで撮ってメールで回すといったものがあります。
また、生徒が自分で開いているブログなどに、他のクラスメートがいやがらせをするというケースも起こっています。
警視庁の電話相談「ヤングテレホン」では、ネット上での「いじめ」に関する相談が増えていると聞いています。
このような問題が起こる原因は、匿名性の怖さといったインターネットの特性や、
利用におけるモラルやルールを子どもたちが知らないことが第一の原因と考えられます。
解決法としてインターネットの使用をやめさせるべきと考える大人も多くいるようですが、
インターネットは今後も日常生活の必需品となり、使用を全面禁止するということはかえって逆効果になります。
現在教育委員会では、ネット上の掲示板やブログ、携帯メールなどによる中傷について子ども達に考えさせ、
ネット上のモラルやルールについて学ぶ情報モラル教育を推進しています。
これらの指導にあたっては、教員用の指導資料や授業で子どもたちが学べるコンピュータ用コンテンツを全小・中学校に整備しました。
教員研修も実施しました。
また、ネット上のいじめの問題の背景として、
子どもが、コンピュータや携帯電話を持っているかどうかや使用時間、家庭内でのルールなどがかかわっていますので、
これらの問題への対応は、学校だけではなく、家庭も一緒に考えていく必要があります。
そこで今年度、教育委員会ではICT活用教育推進室がリードをとり、
日野市の家庭教育学級・市P教と連携して、11月に、保護者と教員が一緒になって
情報モラルについて考える講演会を実施する計画を立てています。
今後も、学校・地域・家庭と連携を図りながら、ネット上の「いじめ」を防ぐために、
大人も子どもインターネットに対する知識を深め、「いかなる時もいじめは許せない」という意識を高めるように
サポートしていきたいと考えています。
見える学校づくりを目指して
昨年度に市が実施した70の事務事業について、行政評価システム市民評価委員会による評価が行われています。
ICT活用教育に関連する事業や学校教育に関する事業も含まれています。
日野市にこのシステムが導入されて3年目です。
先日、3人の市民評価委員の方へ、各所属長がヒアリングを実施しました。
ヒアリング時間は約30分。事業説明は、冒頭の5分間です。
ポイントとなるペーパー資料を用意して臨んだものの、決められた時間内に理解していただくことに限界を感じました。
行政評価担当課によると、このシステムの価値は、第三者による新たな視点、ヒントをいただくことにある、とのことでしたが・・・
せっかくの貴重な機会です。熱心な市民評価委員の方に、もっと学校を知ってもらいたいと感じました。
そのためには、あらかじめ情報提供を充実させておく必要があります。
また、できれば1年間を通して、現場に足を運んでいただき、
先生方ががんばっている研修の様子や授業での子ども達の生き生きとした様子などを見ていただくことも効果的です。
市の事業は様々ありますが、特に学校教育に関する事業は、実際に学校現場を見ていただく効果は大きいと考えます。
ペーパー上の数字も大事ですが、それだけでは計れないものがたくさんあるからです。
今回の行政評価のヒアリングを通して、
「見える学校づくり」を行い、
市民の方の理解を得るための情報提供を日頃から心掛けておく必要性を改めて感じました。
その一つの方策が学校Webサイトによる発信であると確信しています。
資源、時間ともに効率的なペーパーレス会議
「おはようございます!」
元気のいい挨拶で市内全校の2学期が始まりました。
防災頭巾や洗いたてのうわばき、がんばって取り組んだ作品や自由研究を大事そうに抱えての登校です。
今日は子ども達の登校を迎える「あいさつ運動」の日。
市役所の職員も小中学校の校門前で、子ども達の登校を迎えました。
庁内では日野市議会(第3回定例会)が始まりました。
議会の合間に、教育委員会ではISO連絡会議が行われました。
資源、時間ともに効率的なペーパーレス会議です。
会議の目的は、8月29日(水)に庁内で開催された第2回環境管理委員会の内容を
エコディレクタの教育部長が、各課のエコマネージャー(所属長)、エコナビゲータ(各課のISO担当者)に周知することです。
会議の資料は、10種類にも及ぶ膨大な量です。
これらの資料はすべて、庁内の掲示板に掲示されていますので、あらかじめ各自がその資料をコンピュータに取り込み、目を通しておきます。
印刷資料はありません。すでに目を通しているので、時間も短時間に終わります。
会議の中で、地球温暖化対策の今後の取り組みについて、各職員が具体的にどのような行動を起こしたらいいのか・・・
という話題になりました。
ICT活用研究委員会の実践部会
30日(木)、ICT活用研究委員会の実践部会が行われました。
ICTのモデル校である小学校3校、中学校3校の委員(管理職の先生や研究主任の先生方)に集まっていただきました。
前半は、図書館長と関係者による「学校図書館ネットワークシステム」についての説明です。
このシステムは、蔵書をデータ化することで、市内の学校、教育センター、図書館をネットワーク化しようとするものです。
この秋に、日野市の学校図書館に導入されることが決まったシステムについて、実際に見ていただきました。
委員からは、「児童・生徒が課題解決学習等において、図書を検索する場合、データベースは、よりよいものにならないか」
「次年度以降の運用にあたって、学校が行う作業は負担にならないか」・・・等、様々な質問が出されました。
システムの運用にあたっては、まだまだ考えなければならないことが山積みですが、
学校図書館のICT化が、ひのっ子の主体的な学習活動や読書活動の推進につながるように、検討していきたいと思っています。
後半は、各学校の研究の進捗状況や研究発表について情報交換しました。
この会の助言者であり、日野市の学校CIO的な存在である東原先生からもアドバイスをいただきました。
9月22日(土)~24日(月)に、早稲田大学会場(所沢キャンパス)で行われる日本教育工学会の全国大会に
日野市から6チーム(課題研究発表1、一般研究発表5・・・口頭発表1・ポスター発表4)が発表します。