過去の推進室情報 2007年

2008年3月の記事一覧

平山小学校新校舎の校内LAN整備

平山小学校は、今週、新校舎への引っ越し作業が行われます。
新校舎は、オープンスペース、バリアフリー化など、あらゆる面で新しい学校のつくりになっています。
  
  
先週は、光ファイバーケーブルを新校舎に引き込み、校内LAN整備を行いました。

 
  
メディアセンターは、壁一枚を隔てて図書室とコンピュータルームが隣り合わせになっています。コンピュータルームのLAN配線は完了しました。

児童の学習成果をアルバムに

百草台小の5年生がスタディノートを活用して蓄積した2年間の学習成果を、クラス全員のアルバムとしてCDにまとめました。

   


担任の山田先生から、「今までの活動を残し、みんなの財産にしたい。」という相談を受けて、
メディアコーディネータがお手伝いさせていただきました。
スタディノートには、作成したノートを簡単にWebページ化できる機能があります。
今回はこの機能を使い、子どもたちが家でも見えるようにCDにまとめました。

  

目次をクリックすると、それぞれの学習のデータベースが出てきます。


  
  

三沢台小学校と交流学習「お気に入りの場所」。

マップ上をクリックすると、それぞれの場所 の紹介ノートが開きます。

   

◆担任の先生の感想
「スタディノートは、昨年度、4年生の時から使い始めました。
最初はひとつのノートを作成するのにずいぶん時間をかけていましたが、今では1時間もかけずに作れるようになりました。
用意した写真を共有フォルダに入れておくだけで、自分で写真を選んで貼り付けるなど、本当に楽しんで主体的に学習に取り組んでいました。
ノートができあがると大きな達成感を感じたようです。
スタディノートを使う良さの一つに、発信して交流できるということがあります。
作ったノートを三沢台小に発信し、良い交流ができたことは大きな成果でした。」

学校裏サイト

平成20年第1回定例会の一般会計予算特別委員会最終日。

学校裏サイト等についての質問を受けました。

インターネットや携帯電話などは、うまく使えば有効なツールです。
しかし、子ども達がそれに振り回され、正しく理解して使っていないため、人に迷惑をかけたり、傷つけたり、ネガティブな方向にいっているという現実もあります。学校裏サイトはその一つで、社会問題となっています。

このような社会背景の中、日野市が推進しているICT活用教育の目的には大きく3つの柱があります。
1つは授業での活用(授業改善)、
2つ目に校務での活用(校務の情報化)、
そして3つ目に児童・生徒に情報活用能力を育成することです。
この3つ目が、今の問題に大いに関係しています。

日野市では情報安全教育として進めていますが、次の3点を重視して指導しています。
まず、情報を正しく活用することです。
次に情報を科学的に理解することです。インターネットの世界について理解することも含まれます。インターネットには思わぬ落とし穴や危険も潜んでいることも知らせます。裏サイトに書き込んでいた子どもが、その仕組みを全く知らず、「自分の書き込みが全世界に公開されているとは知らなかった・・・」と自分の発信した情報が思わぬ方向へいき、取り返しのつかない状況になったことに驚いたという事例もあります。
最後に、情報社会に参画する態度を育てるということです。ルールやマナーを守ること。自分がやられていやなことはやらないというのはICT活用の場面でも同じことです。思いやりをもったコミュニケーションを図ること、これらはICTに限らず、人として当然のことです。

これらのことを指導していくための教材も学年の発達段階に合わせて整えました。市内全校のすべての学級で使えるようになっています。
また、その他にも授業で使える優良なサイトを推進室のWebサイトで紹介したり、ICT活用NEWSで学校裏サイトの特集を組んだりしてきました。
一方、教員研修として、10月には生活指導主任とICT活用推進委員の先生方を対象にし「ネット上のトラブルの実態とその対策」というテーマで、インターネット協会の専門家による指導をいただく機会を設けました。参加者から、学校裏サイトの実態に驚きの声も聞かれました。

各学校では情報安全教育の年間指導計画を立て、このような指導を計画的に進めています。
保護者の方が集まる公開授業やセーフティ教室に実施している学校もあります。来年度は道徳地区公開講座を、このテーマで実施する計画を立てている学校もあります。

この問題はどうしても家庭との連携が欠かせません。そこで、家庭教育学級と連携して、ネット上の危険から子ども達を守るための研修会を開きました。また、11月の末には市民ホールで著名な講師の方をお呼びして、「学校と家庭とで取組むメディアとのつきあい方学習」というテーマの講演会も開きました。
なお、先日、文部科学省からも小学校6年生の子ども達とその保護者を対象とした「ちょっと待って、ケータイ」というリーフレットが配られたところです。

今後も、家庭との連携を図りながらこの問題に取組んでいきたいと考えています。

小学校1年生も楽しんで使っています

学年末の学習のまとめに、ICTが活躍しています。

日野第三小学校第1学年国語「思い出いっぱい」 ICT活用指導力C-3
1年生の児童が入学してから今日までに書きためてきた作文や観察文などを文集にまとめました。
その中表紙をスタディノートで作成しました。

 
  
メディアコーディネータも授業のお手伝いをさせていただきました。児童は、できあがった表紙を友達と見せ合って大喜びでした。

◇担任の先生の感想
「最初は、1年生の子どもたちがちゃんとクリックしたり、文字を打ったりできるか操作面で心配していましたが、
子どもたちの慣れは驚くほど早いものです。
どの子もみんな、楽しそうに表紙作りをしていました。
写真を挿入したり自由に絵を描いたりして、一人一人の自由な発想が生かされ、個性的な表紙が完成しました。」

中学校卒業式


スモモの花が咲きました。(中央公園)


アンズの花が咲き始めました。(中央公園)

花曇りの中、市内8校の中学校で卒業証書授与式が挙行されました。
15歳のひのっ子達が、義務教育を終え、それぞれの進路へと巣立っていきました。
輝かしい未来が待っていることを祈っています。

  
日野第一中学校と七生中学校。ともに60周年記念式典を終え、61回目の卒業式でした。日野第一中学校は今は仮校舎ですが、一年後は新校舎になります。