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教育センター最近の活動
今年は平山陸稲作りが成功し、順調に収穫ができました。
5月14日から始まった、平山陸稲作りが成功し、順調に収穫することができました。
*田植えから13週間後、9月中旬
穂が熟し黄色に色づき穂が垂れてきました。全体に実っているが、一部出穂が遅かった陸稲は穂の色が青いものが一部ありました。穂に一部黒い粒があるので、小林和男さんから「見てみないと分からないが、現状では大丈夫。一度様 子を見に行く」と話されました。また、稲刈りを9月25日(木)に予定していますと話すと、「水を抜いて、乾かして平山陸稲を青い葉を枯らして、稲刈りに備える」ことが重要ですと助言をいただきました。
* 黄色く色づいた平山陸稲をスズメなどの鳥から守るためにわかば教室の子供たちと先生たちとで案山子を作り
平山陸稲の網を設置しました。
* 稲刈り(9月25日)
わかば教室の子供たちと先生方の協力で稲刈りを行いました。最初に郷土教育の高橋コーディネーターから、鋸鎌の安全な使い方について説明しました。子供たちとの質問を交えて、正しい稲の握り方やなぜ鎌の刃がノコギリ状なのか、考えさせながら実演指導を行いました。
その後、わかばの先生たちが子供たち一人一人の傍について、平山陸稲の刈り取りに取り組ませした。小学生たちは初めて鋸鎌を扱う子も含めて、夢中になってサクサクと稲穂を刈り取っていきました。中学生たちも最初は遠慮していましたが、やり始めると、楽しそうに次々に稲刈りを行っていきました。刈り取った平山陸稲を束ねて、はざかけのパイプにかけていきました。散らばった陸稲の藁くずなどを竹ぼうきできれいにする子供や、刈り取ったコンテナボックスの土を奥の場所に捨てに行く子供や、スズメの食害から平山陸稲を守るための網掛けを手伝う子供など、わかば教室の子供たちは小中学生一緒になって働いていました。一か月後の脱穀が楽しみだと言う子供もいました。風もなく少し蒸し暑い穏やかな日差しのなかの稲刈りとなりましたが子供たちは、充実した時間を過ごしたと思います。
・稲刈りの様子
【はざかけ 網掛けをする】 【 スズメを防ぐように厳重に網掛けと案山子を設置する 】
* 脱 穀 (11月13日)
郷土資料館の収蔵農具を使用して平山陸稲の脱穀作業を行いました。郷土資料館学芸員の金野さん、白川さん、郷土教育コーディネーターの高橋さん、わかば教室の先生と子供たちが一緒に脱穀体験を行いました。最初に、脱穀で使用する農機具の説明と扱いについて、使用する順に、学芸員の金野さんから説明を受けました。
【 平山陸稲の束 】 【 脱穀の手順について説明 】 【 歯こきと使い方について 】
* 子供たちは、ブルーシートに並べられた平山陸稲の稲束を取って、千歯こきで実際に穂から籾を取る作業をしまし た。
引っ張る加減と鉄の歯に当てる角度を金野さんから教えてもらいながら行いました。
【 一束ずつ千歯こきで籾を外しました】 【足踏み脱穀機を体験するわかば教室の子供たち】
* 二束目は足踏み脱穀機を使って一人ずつ脱穀体験をしました。初めは回転させるのに苦労する子供もいましたが、すぐに慣れて順回転させられるようになりました。稲穂をまんべんなく押し当てて、籾を取り外すにはコツがありましたが、徐々になれて稲穂を広げたり、向きを変えたりして籾を外せるようになりました。
* 籾 の 選 別
箕の中にある籾は藁くずや ゴミが混じっている状態を子供たちにゴミと籾をより分ける方法として、箕を振るってゴミをより分けるより、良い方法があると説明しました。学芸員の金野さんは、「風を利用してゴミと籾をより分ける唐箕は箕より便利で、しかも効率よく籾を選別できる仕組みの農機具である」と説明しました。
唐箕を使った籾の選別
【箕を振るって選別】 【唐箕のハンドルを回して選別するわかば教室の子供たち】
【 電動もみすり機 】 【 選別した籾を電動もみすり機で、籾がらを外して玄米にしました。 】
令和7年度の収穫量は814gとなり、昨年の254gより3.2倍の収量となりました。
12月11日(木)にわかば教室では収穫祭を実施し、
そこで今年とれた陸稲の試食を行います。楽しみですね。