校内研究

2019年6月の記事一覧

今年度の校内研究テーマ

        今年度の校内研究は地域とESD

今年度の校内研究のテーマは「持続可能な社会を担う児童の課題解決力の育成
~地域を生かした学習を通して~」です。昨年度までの2年間で地域についての
学習を充実・発展させ、子供たちの地域への愛着の気持ちを育てていくという研
究を進めてまいりましたが、今年度はそれらの研究をさらに進め、価値あるもの
にすべく、この研究テーマを設定しました。

 現代社会において、貧困・人権・平和・開発といった様々な問題があります。
その中でこれらの問題を自らの問題と捉え、身近なところから取り組むことによ
り、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そして
それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動(ESD)
をしていくことがこれからの学校には求められます。そこで八小では、ESDの
取組に注目し、この考えのもとこれまでの地域の研究をまとめ、さらに深めてい
きたいと考えました。そして、なによりも八小の子供たちに持続可能な社会を担
う人になってほしいと思っています。

これからESDの理念のもと、世界や地域という大きな視点をもちながら、身
近な地域における学習を進め、地域のことを知り、地域のために行動していく学
習や活動を積み重ねていきます。そしてその中で子供たちに持続可能な社会を担
う上で大切な課題解決力を育成していきたいと思っています。

課題解決力といってもその中には様々な要素が含まれています。例えば、多面
的・総合的に考えたり、他者とコミュニケーションを行ったりする力も課題解決
力の要素といえます。そこで私たち教員は、この研究を進めていく上で、どの授
のどの単元でどんな力を身につけさせたいのか、これまで以上に意識して授業
していくことが必要だと
考えています。

 今年度と来年度でこのESDの研究を進め、成果についての発表をしたいと思
っています。地域の皆
様・保護者の皆様にはこれまで以上にご協力をいただきた
くこともあるかと思います。どうぞよろしく

お願いいたします。
      【「ESD」についての校内研修会の様子】