日誌

時刻と時間の求め方

3年生の教室のところを通っていると、子供たちが机にふせっているのが見えます。

何をしているのだろうと気になって、教室に入ってみました。

担任「それじゃあ、いくよ。よーい、はじめ!」

教室はシーンと静まり返っています。

担任の手にはストップウォッチが握られています。

しばらくすると、ぽつぽつと子供たちの手が挙がりはじめ、そのうち、多くの子の手が一斉に挙がります。

担任「やめ!」

いわゆる「10秒ゲーム」に取り組んでいたようです。

子供たちは心の中で「1・2・3・・・10」と数え、10秒経ったと思ったところで手を挙げていたわけです。

3年生では、2年生までの「時」、「分」に加え、新たに「秒」の単位を学習します。

重さ、かさ、長さなどの学習でもそうですが、新たな単位を学習するときは、その「量感」を磨くことが大事です。

さらに、3年生では、時刻と時間の求め方についても学習します。

例えば、子供たちが取り組んでいた練習問題を見ると、

「2時20分から50分後の時刻と50分前の時刻を求めましょう。」

という問題が出ていました。

頭の中で時計をイメージして考えることが大事ですし、時間はたし算やひき算ができるということにも気付いていかなければなりません。

かなり難しい学習と言えます。

3年生になり、子供たちは上手にノートがとれるようになってきました。

問題の解き方を図や式に表しながら、難しい問題をていねいに解いています。

担任「先生の家の娘も、この問題でつまずいちゃってるのよ・・・。」

思わず、私生活を吐露しながら、担任も一生懸命指導しています。【校長】