日誌

磁石の性質について調べよう

校内を回っていると、教室で理科の実験を行っている学級がいくつかありました。

ちょっと気になって、中をのぞいてみました。

3年生は、「じしゃくのふしぎ」を学習しています。

磁石にはN極とS極があること、磁石についた鉄釘はそれ自体が磁石になる(磁化する)ことなどについて学びます。

違う極同士を近付けるとくっつき、同じ極同士を近付けると、どんなに力を入れてもくっつきません。

そのことを何度も実験して体感します。

磁石に鉄釘を2本くっつけて・・・

磁石を離しても、2本の釘はくっついたままです。

このことから、鉄釘が磁化したことが分かります。

もちろん、3年生ですから磁化の物理的な仕組みは学習しませんが、性質は体験を通して理解していきます。

磁石にちなんだ話として、「世界最強の磁石は『ネオジム磁石』であり、日本で開発された」ことが紹介されていました。

科学技術で世界をリードしてきた日本。

そのバトンを子供たちにも受け継いでほしいものです。

 

5年生は「電磁石の性質」について学んでいます。

3年生の永久磁石の学習と違い、電磁石は、オンとオフが簡単にできたり、磁力の強さを変えることができたりします。

写真は、どうしたら電磁石の磁力を強くすることができるか班で相談しているところです。

今日は、流す電力を変えることで磁力を強くすることができるか実験していました。

簡易電流計を使って、見えない電力や磁力を視覚的に認識できるようにしています。

現在の様々な工業製品に使われている磁石の働き。

小学校で学んだ基礎を生かして、将来の大発明につなげてほしいと期待しています。【校長】