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消防署探検!
社会科で「安全なくらし」の学習を進めている3年生。
今日は、日野消防署高幡出張所を訪問して、市民の安全を守る消防士の方々のお話を伺いました。
早速、大きな消防車がお出迎えです。
校長「去年、2年生のときに消防車の絵を描いたの思い出さない?」
3年生たち「うん、覚えてる~!」(詳しくは、こちら)
今日は、3-2と3-4が1時間目、3-1と3-3が2時間目に見学させていただきました。
見学時にはさらに学級ごとに出張所内の施設を見る時間と消防車の説明を伺う時間に分かれ、途中で交代する形式になりました。
出張所内の通信室や事務室を見せていただきました。
消防士の方の仕事は、火事現場での消火活動は月に1回程度であり、防火や救命に関する啓発活動やデスクワークなども多いのだそうです。
仕事の特殊性から24時間勤務になっているのが消防士の方の大きな特徴です。
施設内には仮眠室が設けられています。
中にはベッドが6台ありました。
いつ、火災が発生するのか分かりませんから、ゆっくり休むこともできないのでは・・・と想像してしまいます。
食堂兼休憩室もあります。
24時間勤務ですから、消防士の方々には「食事当番」の割当があるのだそうです。
消火活動に加え、身の回りのことができる能力も求められるわけです。
「火事」と「家事」に対応できないといけないのですね・・・。
ちなみに、今日の食事当番の消防士の方は、今晩は「鶏のシチュー煮」を考えていらっしゃるそうです。
おいしそう・・・。
消防車の説明を伺うグループは、消防車の目の前で様々な機能等に関するお話をいただきます。
まるで、ドラえもんの4次元ポケットのように、消防車には様々な物が収納されています。
消防士の方「消防車の中には、1本20mのホースが30本もしまわれているんだよ。ということは、全部つなげると何mのホースになるかな?」
メモをとっていた3年生の手が止まります。
3年生A「え、100m?」
3年生B「違うよ、60mだよ!」
3年生C「これって、たし算?」
だめだ、こりゃ・・・
消防士の方A「答えは600mの長さになるんだよ。」
消防士の方のクイズは続きます。
消防士の方「消防車の中には水のタンクを積んでいるものがあります。2000Lの水を入れることができます。お風呂はだいたい200Lくらいなので、何日分のお風呂になるかな?」
3年生D「牛乳に200mLって書いてあった。それと同じ?」
だめだ、こりゃ・・・
社会科見学が終わったら、算数のやり直しです(苦笑)
最後は質問タイムです。
3年生E「どうして消防士になろうと思ったんですか?」
いい質問です。
消防士の方「人の命を守りたいということに加え、地域の方々とも関わりのある仕事をしたかったからです。」
思わず、子供たちから拍手が起きます。
崇高な使命をもっていらっしゃる方々に安全なくらしを守っていただいているということを学習を進める中で気付いていってほしいと思います。
日野消防署高幡出張所の皆様、緊急出動があるかもしれない中でも訪問を受け入れていただき、本当にありがとうございました。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)