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水害からくらしを守る

今日も最高気温が30℃以上の真夏日。

これで、東京の真夏日の日数は88日となり、過去最多の日数を更新し続けています。

朝のわずかな時間を除いて、休み時間を含め、校庭での活動ができない日々が2学期になってほぼ毎日続いている状況です。

さらに、先日の台風13号の接近を含め、集中豪雨の発生も増えています。

今日は、東京に雷注意報も出ていますので、午後は、天気が急変するかもしれません。

4年生は、社会科で「水害からくらしを守る」という学習をします。

近年、気候変動が急速に進んでいることを肌で感じる中で、この社会科の学習の重要性は一層増しています。

本日は、日野消防署高幡出張所の2名の署員の方々においでいただき、水害からの身の守り方について教えていただきました。

4年3組をベースにして、4年生の他の学級はリモートの生中継で同時に学習を進めます。

最初にビデオを見ながら、水害の恐ろしさについて学びます。

クイズもあります。

Q 小学生2人が川のそばで遊んでいると、強い雨が降ってきました。雨宿りするならどちらがよい?

 1 近くの橋の下に逃げ込む

 2 川から離れた建物に逃げ込む

校長「うーん、雨で走るの大変だし、近いから橋の下かなぁ・・・。」

校長の怪しい声かけにも惑わされず、多くの子が2を選びます。

橋の下に避難すると、増水したときに逃げられなくなってしまいます。

増水するスピードはあっという間だそうです。

 

最近、集中豪雨が多くなっている理由の1つである「線状降水帯」についても説明がありました。

4年生A「あ、知ってる!」

子供たちの関心も高いようです。

台風の被害についても紹介がありました。

大きな被害が出た映像を子供たちも真剣に見ています。

避難に関する情報や防災気象情報等の防災情報が5段階の「警戒レベル」を用いて伝えられていることも学びました。

しかし、やみくもに外に出て避難すればよいわけではありません。

子供の場合、水深20㎝で歩けなくなってしまうそうです。大人の男性でも70㎝が限界とのこと。

外が浸水している場合は、2階など、できるだけ高いところに垂直避難することが大事だと教わりました。

 

授業終了後、本校でも大雨を想定して、3階に避難する訓練を毎年行っている(詳しくは、こちら)ことをお伝えすると、署員の方々からお褒めいただきました。

また、熊本県でも大雨による被害が頻発していることから、今後、山都町立潤徳小学校とのコラボ授業を行うことも検討しています。

学習が実践に生かせるよう、今後も、様々な教育活動で水害から身を守る方法について取り上げていきたいと考えています。【校長】