日誌

違いの分かる5年生

5年生は、家庭科で調理実習を行います。

調理内容は「ごはんとみそ汁」です。

まずは、教室で学習計画を立てます。

家庭科専科「お米には、どんな種類がありますか。」

5年生A「あきたこまち!」

5年生B「こしひかり!」

5年生C「備蓄米!」

イマドキの子供たちです・・・。

校長「ごはんとみそ汁作るんでしょ?」

5年生D「うん。煮干しでだしをとって、具はわかめと、ねぎと、油揚げで・・・。」

校長「だしなんかなくても、味噌を入れればいいんじゃないの?」

5年生E「え~、違うでしょ。」

校長が前フリしていますが、実は、今日は「特別授業」つきです。

家庭科室に移動し、本校の栄養士が「だし」についての講話を行います。

今回は、助手として、今日が活動日の学校インターンシップの大学生も手伝います。

家庭科準備室で、2種類のみそ汁を準備するインターンシップ生たち。

子供たちに赤と緑の印がついたみそ汁が配られます。

まずは、見た目、においなどを比べます。

それだけでも違いがありそうです。

試飲です。

他の子の考えに影響が出ないように黙って飲まなければなりません。

授業を参観していた担任等の教員やインターンシップ生も試飲です。

口々に2種類のみそ汁の違いについて語り合っています。

校長も試飲です。

今日の授業は5-1ですが、すでに5-2、5-3の授業は終わっており、「違い」を知っている校長。

校長「うーん、コクがあってキレもあるなぁ・・・。」

などと適当なことを言って、子供たちに悟られないようにします。

子供たちが飲んだ感想を発表した後、答え合わせです。

緑は単に味噌を溶いたもの、赤は昆布と煮干しでだしをとり、味噌を入れたものです。

子供たちも全員、赤がおいしいと感じており、納得です。

煮干しや昆布以外のだしについても説明があります。

かつおぶしを鉋で削る実演もありました。

おいしいみそ汁にするにはひと手間が必要です。

煮干しの頭やはらわたの取り方についても解説がありました。

様々なだしの紹介を受け、和食ならではの奥の深さについて理解を深めることができました。

 

家庭科は理論だけでなく、実践も大事です。

5年生は、10月中旬から「ごはんとみそ汁」の調理実習を行います。

今回のだしの学習を通し、「至高の一杯」を作ることができるか、仲間との協力が試されます。

でも、ちょっと5年生だけでは心配。

そこで、今回の調理実習を「潤ファミ企画」とし、潤徳ファンの方々にもご協力いただきたいと考えています。

調理がお好きな方、子供たちと一緒に最高のごはんとみそ汁を試食したい方など、お気軽に学校までお越しください。

お申し込みは、C4th Home&Schoolにてお送りしましたフォームからお願いします。【校長】