日誌

食について考えよう

本校では、学校の近隣の田んぼをお借りし、本格的な米作りについて体験を通して学ぶことが特色ある教育活動の1つになっており、5年生の社会科、総合的な学習の時間に生かされていました。

しかし、今年度、このことの継続が難しくなったため、5年生は総合的な学習の時間の内容について大幅に見直しました。

社会科で農業や漁業といった第1次産業について学ぶ5年生。

そこで、身近な「食」から様々な問題について探究していくことをねらいとして、「食について考えよう」というテーマで学習を進めてきました。

今日の3~5時間目は、調べてきたことを学年内に発表します。

テーマごとに発表会場が違うので、全体説明は、学級がバラバラになった状態で聞いています。

3時間目は、食文化について調べたグループの発表です。

世界各地の特徴的な食べ物、マナー等について説明があります。

給食前に世界各国の料理などが紹介され、若干「飯テロ」の感じがします。(笑)

4時間目は、新時代の食べ物についての発表です。

昆虫食、フードテック、宇宙食・・・

5年生はこれまでに何回もこうした発表を行っていますから、プレゼン慣れしています。

スライド、模造紙等での発表はもちろん、小芝居を入れて分かりやすく説明しているグループもありました。

5時間目は、食糧問題に関する発表です。

飢餓、フードロスなど、人類が直面する深刻な問題が扱われています。

表やグラフなどを使い、「迫り来る危機」について具体的な説明がありました。

SDG'sに絡める発表も多く見られました。

本校では、5年生だけがクラス替えがなく進級します。

これは、「子供たちがつくる学校プロジェクト」の中心となるのが高学年であり、2学年を見通した様々な計画が立てやすいからです。

6年生になると、学級の枠を越え、学年全体で動くことがとても多くなります。

今回のように、学年内発表を行い、交流が深まることは、6年生に向けての大事な布石になると思います。【校長】