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教職員は研修漬け!
現在、春季休業期間中です。
本日、新年度準備のため登校した新6年生以外は、まだ春休みを満喫していることでしょう。
しかし、教職員は違います。
1学期、そして、今年度全体の準備をこの期間に行わなければなりません。
分刻みのスケジュールで様々な会議や研修が実施されます。
今日の午後は、まず、アレルギー研修が行われました。
1学期がスタートしたら、すぐに給食が始まります。
研修開始にあたり、校長から、アレルギー反応による事故を防ぐ、また、発生した場合、速やかにかつ適切に対応し、子供たちの生命を守れるよう、真剣に研修を受講するように教職員に話をしました。
まずは、本校の栄養士から、本校児童のアレルギーの実態等について話がありました。
本校では、給食で、アレルギーの対応が必要な児童が年々増加する傾向にあります。
写真のように、除去食品目も多数にわたっています。
献立を作成する際も、こうしたことを考慮していかなければならないので、大変な作業になります。
続いて、養護教諭から、アレルギー反応があった場合の対応について説明があります。
エピペン(医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬))を打つ練習もします。
児童の生命がかかりますから、複数体制で、マニュアルに基づいて慎重に処置を行います。
さらに、管理職が不在の場合を想定し、実際にアレルギー反応の中でも特に重篤な状態であるアナフィラキシーになり、エピペンを打つまでのロールプレイをグループごとに行いました。
校長も児童役になりました。
迫真の苦悶の表情の中、無事、エピペンの処置を受けることができました。
新学期が始まりましたら、アレルギーでの配慮が必要な児童の保護者の方との面談を実施しますので、ご協力をお願いいたします。
最後に、嘔吐物があった場合の処理の方法を養護教諭から学びました。
続いて、ICT研修を行いました。
児童が、1台ずつ端末を持つ時代。
指導する教員がICTの知識をもっていないと、活用を図ることができません。
GoogleのClassroom、Meet、Formsなどのよく使う機能や授業支援の「ミライシード」などについて説明を受けます。
本校に異動してきた教員、初任者等は、初めて聞く内容も多いですから、一つ一つ確認しながら話を聞いています。
1回の研修だけでは、全部を理解することは難しいものです。
学年等で協力しながら、日々、研修を積んでいきます。
・・・というわけで、教職員は準備と研修に追われます。
一方で、「働き方改革」も求められる時代ですから、管理職としては、非常に頭の痛いところです。
しかし、万全の準備をして、子供たちを迎えたいと思います。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)