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全校朝会(10月7日) MJリターンズ!編
運動会に向けての話を終えた後、子供たちにこのスライドを見せて問いかけます。
校長「ここはどこ?先生や子供たちが写っていますが、何をしているのでしょう?」
いきなり聞かれた子供たちはきっと困惑したことでしょう。
実は、「潤八なかよし大作戦」と並び、今年度の特色ある学校づくり支援事業(後期)に日野市教育委員会から認可を受けた「MJリターンズ!」に向けた取組が進行しており、このことを全校朝会の後半の話に取り上げたのです。
時を遡ること1か月前の9月8日。
クラブ活動を終えた4名の児童が東昇降口の前に集まってきました。
児童会本部役員のMJコラボ担当の5年生2名と、それを応援する役員有志の6年生2名です。
今回の「MJリターンズ!」が昨年度と大きく違う点は、できる限り児童主体の取組を貫くこと。
そこで、明星大学学友会吹奏楽団とのコラボの申し入れを担当の子供たちが直接行うことからスタートしようということになったわけです。
この記事の最初の写真は、担当教員と子供たちが多摩都市モノレールの「中央大学・明星大学」の駅にいるところなのです。
ランドセルを背負った小学生が大学のキャンパス内を歩く・・・
非常に貴重な光景です。
楽団の方々の練習場所は、キャンパスの一番奥の教育棟にあります。
入室前に思いっきり緊張する関係教員と子供たち。
団員の方々が温かい拍手で迎えてくださいます。
潤徳小関係者全員「こ・ん・に・ち・は~!」
団員のみなさん「 こ・ん・に・ち・は~!」
”お約束”の挨拶は、昨年度から全く変わりません。(笑)
数十人の団員の方々を前に固まってしまう子供たちですが、ここは頑張って役割を全うしなければなりません。
各自、自己紹介をした後、楽団の方々に申し入れをします。
MJ担当役員「児童会本部役員会で話し合って、明星大学ともう一度、音楽とかでコラボしたいという話になったので、コラボ、お願いします!」
ハラハラしながら聞いてくださった団員の方々から大きな拍手が送られ、今年度のコラボの承認が得られました。
今年度、明星大学に入学し、入団された1年生の方々には、昨年度のコラボを経験していませんので、校長から補足します。
校長「・・・よろしくお願いいたしま・・・」
児童会本部役員たち「ちょっと待った~!」
MJ担当役員「できれば、一回だけ、演奏してください!」
出た・・・無茶振り・・・。
こんな要求に、叱られてしまうのではないか・・・、コラボ破棄になってしまうのではないか・・・などと心配になってしまいましたが、団員の方々からは、意外にも、
団員のみなさん「いいよ~!」
と即答。
団長の方「曲名は、せ~の!」
団員のみなさん「マツケンサンバ!」
まさか、まさか、本校5年生の準テーマソングとも言える、「マツケンサンバ」を即興で演奏してくださるということで、本部役員たちも大喜び。
曲が始まると、ノリノリで踊り出す本部役員たち。
もちろん、校長や引率教員たちも自然に体が動いてしまいます。
わずか数mの至近距離で全国レベルの演奏を聞くことができるなんて、こんな幸せなことはありません。
快く子供たちを迎えてくださった、団員のみなさん(写真両端が団長、副団長の方)
そして、監督の玉寄先生(写真中央)にも全面的にご協力いただきました。
日本有数の楽団の貴重な練習時間に突撃訪問をしてよかったのか・・・という気にもなりましたが、楽団の皆様の温かい気持ちに甘えさせていただきました。
本当にありがとうございました。
時は戻って、今朝の全校朝会。
この児童会本部役員の明星大学訪問のダイジェスト動画を流すと、食い入るように子供たちは見つめています。
そして、「マツケンサンバ」が流れ出すと、当たり前のように踊り出す5年生たち。
まさに条件反射です(笑)
全校朝会の最後には、児童会本部役員のMJコラボ担当の代表児童が登場。
全校児童に呼び掛けます。
MJ担当役員「明星大学の楽団の方々は、僕たちのために1曲、演奏してくれることになりました。そこで、みなさんに演奏してほしい曲のリクエストをとるので、協力してください!」
最後は、「マツケンサンバ」の決めポーズ、「オーレッ!」でお願いです。
さぁ、全校からどんな曲が集まってくるか、楽しみです。
楽団のみなさんは、現在、10/25 に新潟市で行われる「第73回全日本吹奏楽コンクール」に向け、最後の追い込み練習中です。
全国制覇目指して頑張ってください!【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)