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潤徳式ID野球
毎試合、接戦続きだったプロ野球の東京ヤクルトスワローズVSオリックス・バッファローズの日本シリーズはオリックスの日本一で幕を閉じました。
しかし、本校の5年生が行っている「潤徳シリーズ」は、今が佳境。
体育の時間のたびに熱戦が繰り広げられています。
とは言っても、競技は野球ではなく、「ティーボール」です。
最近は、公園などで野球をする子はめっきり減りました。
投げた球を打ち、グローブで捕るということは「高等技術」になってきています。
「ティーボール」は、止まっている球を打ち、素手で捕る「ベースボール型ゲーム」です。
今の時代に即した形に変化してきているのです。
まずは基本練習。
チーム内でキャッチボールをするのですが、柔らかいスポンジボールでも及び腰の子が多く見られます。
バッティング練習もあります。
5年生から「校長先生もやってみますか?」と声がかかります。
「潤徳の村神様」と呼ばれる校長(自称)、ネクタイ姿ですが、バットを持って挑戦です。
どうです?サマになっているでしょうか?
思わず、子供たちに
「代打、オレ」
と告げそうになりましたが、はしたないのでやめました。(苦笑)
止まっているボールを打つので、簡単そうに感じますが、何回も空振りして、ようやく当たる子もいます。
一方、芯に当たり、ホームランになる子もいて大盛り上がりです。
よく見ると、Chromebookを持っている子たちがいます。
何をしているのか聞いてみると、各打者の動画を撮り、後で振り返りができるようにしているとのこと。
昔、当時のヤクルトの野村監督はデータを重視した「ID野球」でチームの強化を図りました。
5年生たちもチームで反省し、次回につなげることをChromebookでまとめています。
こうした積み重ねをしていれば、来年、6年生になった時には、オリックスを破って、日本一になれる…かな?【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)