日誌

梅雨だというのに・・・

6/27に西日本では、異例の早さで梅雨明けが宣言されました。

予想では、7月上旬には東京でも梅雨明けになりそうだということです。

今日は、東京では午前中のうちに30℃を超え、6月に入って13回目の真夏日となりました。1875年の統計開始以来、6月の真夏日日数をさらに更新し、記録的な暑さとなっています。

昔であれば、「いよいよ夏が来た!」とワクワクするところなのですが・・・

校庭に置いてある暑さ指数(WBGT)を測定する計測器の値は、午前9時の段階で「33.9」となっています(校庭の気温は40.1℃、湿度は51.1%であり、計算式に当てはめた数値が33.9ということになります。)。

WBGTの数値が31以上は「危険」であり、原則として校外での活動は行わないことになっています。

朝から、校外は「危険」なわけです。

もはや、東京の夏は、「危険到来」と言っても過言ではない状況です。

 

2年生は1・2時間目に水泳指導が予定されていましたが、このような状況から中止です。

「天気がよいからプール日和」ということは、今では全く当てはまらなくなりました。

中止を受け、体育館での体育に切り替えた学級もあります。

2年前に体育館の空調が設置され、このような場合に重宝しています。(電気代は心配ですが・・・)

楽しそうに活動している2年生たちですが「プールに入りたかったなぁ・・・」という恨み節も聞かれます。

もちろん、2年生以外の学年も今日の水泳指導は中止です。

 

今日は学校薬剤師の方による水質検査がありましたが、水泳指導が中止で肩透かし。

どの学校も水泳指導の実施には頭を悩ませているとのことです。

なお、施設の老朽化等の影響で、プールサイドの塗料が児童の水着などに付着してしまうことがありましたが、先週、塗り直しの工事が行われました。

若干、リゾートプールの雰囲気がアップしましたが、まだどの学年もNEWプールを体験していません。

 

このような状況でも、教員は水質管理の作業を行わなければなりません。

日々の作業ですから、かなりの負担になっていますが、指導できない日が続くとさらに作業に虚しさが加わります。

中休みになると、職員から暑すぎるため校庭では遊べないとの放送が入ります。

最初のころは「遊べるか、遊べないか」とドキドキしながら聞いていた子供たちも、校庭で遊べない日が続き、ほとんど放送に反応しなくなってしまいました。

この放送を受け、放送委員の担当児童も休み時間の過ごし方について放送を入れます。

校庭で遊べないときは「雨が降っているため、校庭では遊べません。静かに教室内などで過ごしましょう。」という内容が定番でしたが、最近は暑くて遊べないということが新定番になっています。

休み時間の過ごし方も多様化してきています。

このようなときは、図書室は大賑わいです。

理科の実験の続きで盛り上がっているところもあります。

ゴムの力で模型の自動車を走らせるようです。

3年生たち「校長先生、見て~!」

次々、模型を走らせる子供たち。

ブロックで遊ぶ2年生たち。

様々な形を作っています。

Chromebookでタイピング練習などをすることも、休み時間の教室内での過ごし方として日常化しています。

 1年生はというと・・・

相変わらず6年生たちと一緒に遊んでいます。

いや、6年生が1年生に遊んでもらっているのかな?(苦笑)

昼過ぎには、WBGTの数値が34.4になっています。

測定器の付近は、まるで砂漠のど真ん中にいる感じです。

WBGTの数値が「危険」の中を下校していく1年生たち。

毎日のルーティンである、「マイあさがおへの水やり」を行っていますが、まずは、自らの水分補給もしっかりしてほしいものです。

これから、少なくとも9月いっぱい、いや、10月の中旬くらいまではこのような日々が続いていきます。

気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、全国的に「10年に一度」レベルの高温になると予想しています。

本来、この時期は、しとしと降る雨、あじさい、かたつむりがイメージされるのですが、全く違う季節感になっています。

日本の夏はどうなってしまったのでしょうか。【校長】