日誌

目が見えないとどうなる?

総合的な学習の時間で「バリアフリーについて考えよう」に取り組んでいる4年生。

1/30(木)に車いすの体験をしたことに続き、今日は、視覚障害のある方からのお話を伺い、白杖体験を行いました。

最初は、市役所で働く全盲の職員の方から、目が見えない中での生活についてお話しいただきました。

日々の生活で困ることや盲学校での経験や特別なカリキュラムなどについて教えていただきました。

しかし、現在は、AIの発達などで、音声情報が得られるようになり、「困ること」についての改善が図られているとのことです。

子供たちは積極的に質問をして、視覚障害に対する理解を深めていました。

その後は、実際に2人1組になって白杖体験をします。

1人がアイマスクを付け、白杖を持ちます。ペアのもう一人が声を出して案内役になります。

白杖の持ち方や案内の仕方など、体験前に細かい説明をいただきました。

実際に校舎内をペアで歩きます。

出発地点の多目的室から校舎内に入るには渡り廊下を通ります。

この渡り廊下にはすのこが置いてあり、白杖が隙間に入ることがあります。

いつも何気なく通っているところが、実はかなり気を付けないと歩けないことが分かります。

難所の階段です。案内役の児童が先の見通しを伝えながら協力して上っていきます。

2階に上がって、直線の廊下を歩きます。

4年生A「今、2年4組の前だよ。」

細かい情報を伝えながら、白杖を持っている子に見通しをもたせます。

蛇口をひねったり、トイレに入る経験もします。

日ごろ、当たり前にしていることが、見えないととても難しくなることを体感します。

体験を終えた子供たちに感想を聞くと、異口同音に「怖かった~!」と話していました。

視覚から得る情報にどれだけ頼っているのかを理解した子供たち。

障害や福祉に対しての関心をさらに高めたようです。

今回の体験活動にご協力いただきました日野市社会福祉協議会の皆様、安全管理を手伝っていただきました保護者の皆様、どうもありがとうございました。【校長】