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【子供たちがつくる学校プロジェクト】潤徳小学校教職員、確保!!
1週間ほど前のこと。
校務改善を進めるため、本校では、日常的な連絡は校務支援システムによる「校内掲示板」を使って、情報共有を図っているのですが、突然、「ドッキリ集会の連絡」が掲示されました。
微妙にざわつく職員室。
実は、「子供たちがつくる学校プロジェクト」を踏まえ、今年度は、集会委員会の児童が年間計画以外にゲリラ的に「ミニ集会」を開催したいと企画してきたのです。
当然、子供たちの意欲に応えなければなりません。
内容は「先生かくれんぼ」です。
ルールは、校庭に隠れている教職員を見付け→見付けた教職員を朝礼台まで連れていき→朝礼台で待機している集会委員に見付けた学年を伝える という、極めてシンプルなもの。
教員A「校庭に隠れるって・・・隠れる場所はないし!」
教員B「集団で来られたら、誰が捕まえたか分からないし!」
ツッコミどころは満載ですが、細かいことはいいのです。
楽しそうなので、GOサインです。
今朝の全校朝会で、臨時に集会委員からアナウンスがあります。
集会委員「今日の中休みに校庭で特別なイベントを行います。内容はまだ秘密ですが、興味のある人は、ぜひ中休みに校庭に出てみてください。」
隠れる場所がないなら、他の教員の被り物を作って、「偽装工作」をしようと画策している教員もいます(苦笑)
校庭で隠れる場所は、事実上、ほほえみの丘のトンネルしかありません。
集会が始まる前に行ってみると、やはり、教員が隠れています。
無駄な抵抗・・・と思いつつも、やはり、見付かりたくないという本能が働くようです。
学童の建物の横の倉庫の陰に、教員本人は隠れているつもりなのでしょうが、すでに多くの子たちが「ロックオン」しています。
というわけで、集会開始と同時に校庭は子供たちの「狩り場」と化します。
一瞬で確保、いや、拉致されていく教職員たち。
「偽装工作」の仮面など、何の役にも立ちません(苦笑)
ほぼ一瞬で、全教職員が確保されるという、まさに「ミニ集会」になりましたが、それでいいのです。
教職員も子供たちもみんなニコニコで「笑顔招福」となりました。
ちなみに、校長も集団で子供たちに囲まれ、この記事の取材は本当に大変でした・・・。
全体指示は集会委員が放送室から行いました。
そして、給食の時間に、同じく集会委員から結果発表です。
3位・・・1年生、2年生
2位・・・3年生
1位・・・5年生
5年生が確保した教職員数は10人とのことでした。
盛り上がった「ドッキリ集会」、今度は、いつ、どこで・・・
「子供たちがつくる学校プロジェクト」、目が離せません。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)