日誌

校長先生がおいでになりました

5年生の教室に入りました。

担任「あ、ちょうどいいタイミング!校長先生に何て話しかければいいかな?」

え?何のことかと思い、黒板を見てみると、「敬語」との板書があります。

なるほど、国語で、敬語を使う場面について学んでいるようです。

5年生A「校長先生がおいでになりました。」

5年生B「校長先生がいらっしゃいました。」

5年生C「校長先生がお越しになりました。」

担任の意図を察した校長。担任とアイコンタクトで、教室を出ていこうとします。

担任「あ、このとき、校長先生に何て言えばいい?」

出ていくときの敬語はなかなかとっさに思いつかないようです。

5年生D「バイバ〜イ?」

5年生E「またね!」

5年生F「ありがとう。」

ちょっと、敬語の授業だということを忘れてしまっている子もいます・・・。

5年生G「校長先生が出ていかれました。」

5年生H「校長先生がお帰りになりました。」

だんだんノリのよくなってきた担任。

担任「じゃあ、校長室に入る練習してみようか?」

というわけで、校長室に入るロールプレイングです。

5年生I「(トントン)失礼します。校長先生、いらっしゃいますか。」

緊張した様子で校長に話しかける5年生。敬語を使うときは、緊張する場面が多いですから、いい練習になります。

5年生J「(トントン)校長先生、入ってもいい?」

意図的に悪い見本を示す5年生もいます。

日本語を勉強している外国人の方が難しさを感じるのが敬語だという話をよく聞きます。

相手に尊敬の念を表したり、自分がへりくだったりするという、日本人ならではの感性を敬語の学習で培ってほしいものです。【校長】