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最強寒波を学びに生かす
子供たちの登校する前、プール横の花壇の前にたくさんのプラスチックカップなどが置いてありました。
校庭の端にも。
学校の畑のそばにもあります。
1年生が生活科の「ゆきやこおりであそぼう」の学習のために、昨日のうちにカップに水を入れて置いていたのです。
登校してきた子たちは、早速このことに気付き、様子を見ています。
4年生A「あ~あ、私も氷の実験やりたかったなぁ!」
校長「1年生の時に氷を作ったこと、覚えてる?」
3年生A「うん、覚えてる!」
他の学年の関心も高いようです。
1年生の担任たちが今日をターゲットにしてカップを置いている理由は言うまでもありません。
今、まさに「最強寒波」がピークとなっているからです。
朝の7時半現在、百葉箱内の気温計は-4℃近くになっていました。今冬の最低気温です。
プールも「全面凍結」でした。
現在、持久走週間のため、校庭の土ぼこりを少なくする目的でスプリンクラーを使って散水しているのですが、ちょっと、昨日は水栓の締めが甘かったようで、少し水が出ていたようです。
思わぬ「人工つらら」ができていました。
昨晩から今朝にかけて氷作りの「実験」に挑んだのは1-1と1-4です。
1時間目が始まると、早速1-4の子供たちが実験場所の畑の周りに集まってきました。
さぁ、結果はどうなっているか・・・
最低気温は氷点下、今朝はほぼ無風で、絶好の条件になっているので、分厚い氷ができていることが期待されます。
1年生A「校長先生、見て~!」
早速、牛乳パックを抱えた児童がやってきます。
氷ができていれば、相当な「大物」が期待できそうです。
1年生A「水のままだよ~!」
え・・・?
のぞき込むと、本当に水のままで、表面にも氷は張っていません。
紙パックは保温性が高いのかな・・・?
1年生B「校長先生~!」
次々と子供たちが校長を呼び止めます。
1年生B「水のままだよ!」
え・・・?
表面に氷が張っている子もいますが、半数以上の子が水のままです。
これだけ好条件だというのに・・・。
ただ、氷の張っていない子のカップの水の中には土が入り、水が濁っている傾向があります。
朝は無風でも、昨晩は結構風が吹いていて、凍りにくい条件だったのかもしれません。
しかし、同じお盆の上に置いていても、氷の張っているカップと張っていないカップがある場合もあります。
わずか10cmくらいの違いで氷のでき方に差ができるのです。
奥深いものです。
1-1の子たちも出てきました。
「縄張り」は、プール横の花壇や校舎前が中心です。
1年生C「見て~!氷ができてるよ。」
いそいそと「収穫物」を教室に運んでいく1-1の子供たち。
水のままのカップもありますが、1-4に比べると氷が張っている割合が高いようです。
畑と違い、周りに土が少ないため、不純物が入りにくかったことも影響しているかもしれません。
教室に戻って、牛乳パックをはがすと、見事な氷柱のでき上がりです。
校長「今日は、みんなでかき氷パーティーだね!」
1年生D「やめて!今は冬でしょ!」
叱られてしまいました・・・。
地球温暖化が進んでいると言われますが、真冬はまだまだ凍てつく寒さが続きます。
1-2、1-3を含め、これからも氷作りの「実験」が行われるようです。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)