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天気と気温と折れ線グラフ
大型連休が終わり、学校の日常が戻ってきました。
連休後半は、夏日となる暑い日や、雨で少し肌寒く感じる日もあり、天候の変化が大きくなりました。
4年生は、理科で「天気と気温」を学習しています。
天候によって気温差が大きくなるこの時期は、学習のねらいに迫りやすくなります。
今日、授業を見た4年生の学級では、連休前の4/26(雨)、4/27(晴)に毎時間校庭に出て、測定した気温についてまとめていました。
毎時間の測定結果を表にあらわしますが、なかなか変化の様子がつかめません。
担任「気温の変化の様子を分かりやすくするには、どうすればいいかな。」
4年生たち「折れ線グラフにする!」
4年生は、理科と並行して算数の「グラフや表を使って調べよう」で折れ線グラフを学習しています。
学んだことを他の教科でも活用できる場面なのです。
雨の日の気温を青い線、晴れの日の気温を赤い線で表すと、変化の違いは一目瞭然。
4年生A「朝は気温が低く、昼は気温が高い。」
4年生B「雨の日は、気温の変化があまりない。」
ただ、この授業は理科ですから、その変化の違いについて考察することが大事です。
子供たちは意見を出し合いながら、日照時間の差が気温の変化に結び付いていることなどをまとめていました。
隣の4年生の学級では、算数で折れ線グラフのまとめを行っていました。
算数の教科書にも、ある日の1時間ごとの気温をまとめた表が載っていましたが、1か所だけ測定できていないところがあり、その場合、どのように折れ線グラフをかけばよいか考えていました。
「予測値」でグラフをかいていくことになるのですが、実際に観察する場合でも、何らかの理由でその時間に測定できないことがあり得ます。
様々な場合を想定しながら、教科を越えて、実際に表やグラフを活用していく力を伸ばしています。【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)