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日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会(児童鑑賞日)・・・の裏側
今日と明日は、本校の「日野市市制60周年 開校150周年記念学芸会」が開催されます。
今日は、児童が互いの学年の劇を見合う児童鑑賞日です。
実は、昨年12/2の開校150周年記念式典終了後、校内は、完全に学芸会モードに移行していましたが、本校のホームページでは、あえて、その様子をあまり伝えてきませんでした。
劇の醍醐味の1つは、衣装や演出。
ホームページに載せてしまうと、「ネタバレ」になり、当日の楽しみが減ってしまうと考えました。
明日の保護者鑑賞日が事実上の本番ですので、今日も、学芸会の全体像は明かさず、裏側を中心にお伝えします。
本番前に、教室で担任から最後の注意を受ける2年生たち。ぎりぎりまで指導が続きます。
はじめの言葉は4年生。
自分たちの「寿限無」の劇で出てくる和尚さん、小僧、落語家が本番さながらの演技で、「はじまり、はじまり~!」と開演の宣言をします。
校長あいさつでは、私からも子供たちに「喝入れ」です。
最初の演目は、3年生の「夢どろぼう ウンパッパ」。
始めの場面で登場する「親分」や「子分」役の子供たちが、舞台裏で緊張しながら出番を待ちます。
現在「育業」中の担任も駆け付け、3年生たちと久々の対面です!
3年生の演技が終わると、係の教員たちが一斉に、次の1年生の劇の準備のため、大道具などの入れ替えを行います。
幕の裏側は、いつもバタバタな状態です。
出番を待つ1年生たち。緊張の色が隠せません。
1年生の劇が終わると、5年生の準備に入ります。
「ライオンキング」ですので、アフリカの大草原が舞台。
岩の後ろにプロジェクターを置いて、背景の絵を投影する工夫をしています。
出番を待つ5年生の「動物」たち。
さすがに5年生になると、緊張というより、楽しみという感じの表情です。
高学年になると、照明も自分たちで担当します。ミスが許されませんから、自分が舞台に立つときより緊張している感じです。
主題歌のピアノ伴奏も5年生自身で行います。ピアノから見たフィナーレの様子はこんな感じです。
先日、自らの研究授業を終えたばかりの東京教師養成塾生も、今日は、2年生と一緒になって劇の成功を目指します。
「アイウエオリババ」の開演前に気合の入る2年生たち。
劇中で盗賊のおかしらが「開け、ゴマ!」と言って扉を開ける場面がありますが、実は、裏でアリババたちが手動で開けています。アリババたちは、最初から扉を開ける呪文を知っていることになりますね(笑)
4年生の「寿限無」は、全学年で唯一和風テイストの漂う劇です。衣装も他の学年とは違います。
各学年の劇紹介は、児童鑑賞日は、代表委員の児童が分担して行っています。
2階のギャラリーから、4年生のオープニングを撮ってみました。
開校150周年記念の学芸会らしく、「落語家」たちの潤徳Tシャツが映えます。
担任たちはのんびりと劇を見ているわけではありません。
台本に合わせ、木魚を打ち、鐘を鳴らし、照明や音響もこなします。裏でスーパーマンの活躍をしているのです。
6年生の劇だけが給食をはさんで、午後になります。
「腹ごしらえ」を済ませて、着替えをしながら気合を入れます。
妖しい赤い光の中、魔の山で出番を待つ「魔女」たち。
当然のように、照明も子供たちが担当しています。
さらに、音響の一部も子供たちが担当しています。6年生は、次々と舞台裏の担当が変わります。多くの子が「縁の下の力持ち」の経験をしています。
魔女のテーマ曲をピアノ演奏するのも6年生。その曲に合わせて、魔女たちがおどろおどろしく踊ります。
ちなみに、このピアノを弾いている児童は、次の場面で旅人として登場しています。大忙しです。
下手から見た、村人たちが演じている場面。人口密度が高めです。
魔女と村人たちの攻防を固唾を飲んで見守る低学年の子供たち。
自分たちが食べられてしまうと思ってしまったようです。
演技を終えた6年生を前に、「おわりの言葉」を述べる5年生。
バトンを引き継ぐ感じがよく表れていました。
明日は、いよいよ保護者鑑賞日。
私は、ご来賓や保護者の方の誘導等で、むしろ、体育館外にいる時間が多くなりそうです。
ただ、今日の様子を見ていると、明日はもっと頑張ってくれるでしょう。
子供たちの熱演にご期待ください!【校長】
(2016年4月から2018年3月まで)