滝合だより

コロナ感染予防、そして差別や偏見をなくすために

  2/1児童オンライン朝会における校長講話をここに掲載させていただきます。保護者の方にもぜひお読みいただき、動画もご視聴いただければと存じます。校長

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 皆さんおはようございます。今日は火曜日ですが、大切な連絡があり、児童オンライン朝会を開いています。東京都では、昨日1月31日、新たに1万1,751人の新型コロナウィルスへの感染が確認されました。全国では6万人以上の人が新たな感染者として確認されています。

 そこで今日は、「感染しないようにするにはどうしたらいいの?」ということをまず確認しましょう。

■人と接するときには、お互いにマスクをすること

 もしも感染している人も、マスクをしていると、ウィルスが飛び散ることを防ぐことができます。ですから、マスクを外した給食の時は、特におしゃべりがダメなのですよね。また、お熱やせきがなくても感染している人がいるという報告があることから、マスクをつけて行動することが、お互いの安心を生むのです。

■頻繁に手を洗うことも大切であること

 ウィルスは目に見えないので、どこにいるのかわからない。何か手に触ったら、ウィルスがついているかも知れないと思い、その手で、口や目を絶対に触らないようにしましょう。そして手を洗う、アルコール消毒です。

■三密<密閉・密集・密接>を避けること

 このことについて、今日はこのあとみんなでビデオを見て確認しましょう。(※1)

 次に「差別や偏見をなくすために」というお話をします。

■差別や偏見をなくすために

 新型コロナウィルスには、誰もが感染する可能性がある、ということです。もちろん、感染した人が悪いということではありません。注意していても、感染することは実際にあるのです。そこで大事なのは、学校やクラスの中で、感染することは悪いことだ、という雰囲気ができてしまうと、新型コロナウィルスに感染したと誰かに疑われることを恐れて、たとえ具合が悪くなっても、その後は言い出しにくくなったり、病院に行き検査を受けたりするのが遅くなったりしてしまいますね。そうすると、学校やクラス、家族同士、地域などで、感染がどんどん広がってしまうかも知れません。

 ですから、感染した人や症状のある人を責めたり、あの人はコロナに感染しているかも知れないと疑ったり、うわさ話をしたりするのではなく、思いやりの気持ちをもつことがとても大切です。感染したり具合の悪くなったりした人が、1日も早く治るよう励まし、あるいは静かに見守ってあげてほしいです。もしも自分が感染したり症状があったりしたら、、、皆さんは周りの人にどうしてほしいですか?そう、自分がしてほしいように、周りの人にも優しく大きな心で接してあげることです。

 すでに感染した人たちの中には、後遺症などで苦しんでいる方もいらっしゃいます。さらにその上に心無い言葉をかけられたりしている事例も起きているのです。こうしたことが私たちの周りでは決して起きないように、皆さんにも協力してほしいのです。実際に日野市内でも学級閉鎖が起きています。「誰が一番最初にかかったのか?あの人が感染したから、自分は学校に行けなくなったんだ」など、そうなりたくてなったのではない人を差別や偏見の目で見ないこと。もしもそうなっても、思いやりをもって、みんなが1日も早く学校に戻れるよう、祈ってあげましょう。

 この後、そうした差別や偏見をなくすためのもう一つのビデオを見てお勉強しましょう。(※2)

 

<参考動画>

※1「教えて! 新型コロナウィルス 第2話 ~感染予防」理化学研究所

※2「ウィルスの次にやってくるもの」日本赤十字