推進室情報 2007年
日野市立教育センター調査研究事業発表会(1)
教育センターで調査研究事業発表会が開かれました。
教育センターは、平成16年度に開設されて以来、シンクタンクとして、日野市の教育行政上の課題及び学校教育上の課題を解決するための研究を行ってきました。本年度は3本の研究を行い、本日の発表会では、その成果が報告されました。
教育センター篠原所長
◆教育課程研究「幼・小・中学校教育の円滑な接続と一貫性の研究~特に読解力(国語力)を取り上げて~」
このカリキュラム研究委員会では、幼稚園、小学校、中学校の先生方が一緒になって、お互いの保育や授業を見合いながら、読解力を育てるための研究を深めてきました。
◆郷土(ふるさと日野)教育推進研究「教材開発、指導の展開、副読本・資料・「資料館」・「歴史館」・「図書館」等の活用
ふるさと日野の自然、歴史、文化は、教材の宝庫です。郷土教育推進委員会では、3冊目の指導事例集を作成しました。
ペーパーレス庁議
年度末になって学校も会議等が増えてきます。
日野市では、教職員に一人1台配備したコンピュータ及び、校内LANを活用して、
多くの学校で、ペーパーレス会議に挑戦していただいています。
日野市役所庁内もペーパーレス会議は日常化しています。
本日午後4時半から行われた3月定例庁議(市長、副市長、収入役、教育長、部長、参事が出席)も、ペーパーレス会議です。
議会開始前ということもあり、資料はたくさんあります。
この膨大な量の資料を印刷せずに、データーを共有して行いました。
庁議を受けて、各部署では部課長会を開き、庁議の報告や伝達事項の周知を図ります。
この会議もペーパーレスです。
下の画像は、前回の庁議を受けて開催した教育部の部課長会の様子です。
ペーパーレス会議は、印刷時間や紙の量を大幅に省くことができます。
少しずつでも無駄をなくして、業務を効率化すること、環境に負荷を与えないことを心がけていきたいと思います。
梅の花の蕾
市役所前の中央公園では、強い春の嵐をひたすら耐え、きれいに花を咲かせようと梅の花の蕾たちががんばっていました。
空に向かってまっすぐ・・・ | ほころんできた蕾・・・ |
こんな木の幹からも枝が伸びて・・・ | 日陰に立っているシダレウメ。 |
でもかわいい蕾たちはがんばっています・・・ |
JST共同研究採択決定
独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の 科学技術理解増進事業「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」平成20年度新規企画 に応募したところ、日野市の採択が決まったという連絡を受けました。
詳細はこちらに掲載されています。
http://www.jst.go.jp/pr/info/info478/index.html
100%の目標達成を支えた人々(3)
平成18年度より2年間、日野市教育委員会の重点施策として、ICT活用教育を取り上げ、また、日野市の教員にとってICT活用は必須科目であることを校長会等で周知されました。
この教育長の方針を受け、各学校では、校長・副校長のリーダーシップのもと、授業改善や校務の情報化に積極的にICTを活用してきました。
授業のやり方を変えること、校務のスタイルを変えることは決して簡単なことではありません。
新しいことを覚えることで一時的に仕事量が増えてしまうという現実もあります。
しかし、その峠を越えれば校務は効率化され、授業改善が進み、子どものためになることを、今、日野市の先生方は実感しています。
ICTの活用により、「チョーク&トーク」の授業から視覚的に分かりやすくコミュニケーションのある授業へと変わってきました。
また、校内の情報も教職員で共有化されると同時に、日々学校の取組も積極的にWebで発信されるようになりました。
内と外に開かれた学校になってきています。
「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」
この目標を達成した日野市は、さらにICTを活用した教育の内容の充実をめざしていきます。
100%の目標達成を支えた人々(2)
ICT活用研究本委員会で検討した整備計画に基づき、平成18年第一回日野市議会定例会の所信表明で、市長は「日本一のICT活用教育」を宣言しました。
そして、平成18年度には教育委員会の中にICT活用教育推進室が設置されました。
整備には毎年相当の予算が必要となり、馬場市長の全面的な理解と支援を受けて、財政的な基盤も確保できました。
先日、市内のICTモデル校の研究発表会に参会した市長は、授業内容を評価して、「全ての学校に対するICT活用の予算投入は、決して間違っていなかった。」という感想を述べてくださいました。
日野市のICT活用教育を支えて下さった大きな力は馬場市長と東原教授です。
「2年前、何度もレクチャーを受けて、必ずよい成果を生むと判断し、よいことをやるからには一部ではなく一斉に全校でやろうと決断して進めました。こんなに早く成果が表れ始めてうれしい。・・・」とおっしゃった馬場市長。
市長に就任されてすぐに庁内のLANを整備し、職員一人一台のコンピュータを配備して業務改善を実行したのも馬場市長です。
「自分が関わった自治体で、成功している所の共通点は、市長が深い見識をもち、リーダーシップをとっておられることです。まさに日野市がそうです。・・・」とおっしゃった東原教授。
2月21日、「ICT活用研究委員会」と「ひのっ子教育21開発委員会」の指導のため、日野市に来て下さった東原教授は、市長室を訪問されました。
馬場市長と東原教授は、今後のICT活用教育の展望についてお話しされ、また、科学に興味をおもちで、書物がお好きであるというお二人の共通の話題に花が咲きました。
100%の目標達成を支えた人々(1)
「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」
昨日達成したこの目標に向けて、多くの方の支援を受けて進んできました。
まずは、市全体でICT活用教育を支える仕組みができたことが大きいと考えます。
平成17年度に、日野市の教育センターの調査研究の一つとしてICT活用研究委員会を立ち上げました。
この委員会のメンバーは、小・中学校の管理職、研究主任、教育委員会各課長、指導主事、担当者に加え、情報システム課からも課長をはじめ担当職員が入り、市全体で検討する体制が確立しました。
さらに、学識経験者として信州大学の東原教授に加わっていただき、適切な指導・助言をいただけたことが今日のICT環境の基盤整備と、先生方のICT活用指導力の向上につながっています。
この研究委員会は、今年で3年目となり、日野市のいわばICT活用教育戦略本部としての機能をもっています。
先日の21日(木)は、今年度最後の委員会が教育センターで開かれました。
教育センターの品田所員の司会で、今年度の成果と今後の課題等が話し合われました。
今まで学校のために大きな力をいただいた情報システム課の村田課長が、2月1日に異動となり、新たに大谷課長にバトンタッチされました。
ついに100%の目標達成!!
-日野市内すべての先生がICTを活用した授業ができます-
「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」
日野市にとって記念すべき日です。
ICT活用教育を推進して2年、ついに目標を達成しました!
昨年度は、「コンピュータを操作できる教員100%」「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員100%」を達成しました。
今年度4月の教員の異動によってこの数字は一時的に下がりましたが、
2年目の今日、ついに、当初からの目標である「コンピュータを使って教科指導ができる小・中学校教員100%」を達成しました。
市内小・中学校のすべての先生方のがんばりに、拍手を送りたいと思います!!
目標達成を喜ぶかのように 暖かな春の太陽が微笑んでくれました。
なんと日中の気温14℃。
サクラの花芽も、春の空に向かってふくらんでいます。
満月
今日の月の出は17時37分。満月です。
東の空に、ぽっかり現われました。
登場したての月は、肉眼でも月の海を見ることができます・・・
市役所から見た東の空。
モデル校の成果
市内3校のICT活用教育モデル校の成果が、広く紹介されています。
1月29日に研究発表会を行った平山中学校の成果は、日本教育新聞2月18日号で紹介されました。
1月31日に研究発表会を行った日野第三中学校の成果は、文部科学省の「学校現場の負担軽減プロジェクトチーム」の参考資料となりました。
2月1日に研究発表会を行った日野第三小学校の成果は、日野ケーブルテレビで放映されました。
この番組は、Webライブラリー「NEWSクリップひの」でも見ることができます。(2月2日放送日の項目にあります)
http://hictstrm.hinocatv.ne.jp/
それぞれの研究発表会の様子は、推進室が発行しているICT活用NEWSにも掲載しています。
★ICT活用NEWS 28号 平山中学校研究発表会(pdf)
★ICT活用NEWS 29号 日野第三中学校研究発表会(pdf)
★ICT活用NEWS 30号 日野第三小学校研究発表会(pdf)