過去の推進室情報 2010年

推進室情報 2010年

教育委員会による学校訪問が始まりました

日野市では、毎年、教育委員会が各学校を1回ずつ訪問しています。
校長先生の学校経営や様々な取り組みなどについて伺い、各教室での授業を見させていただきます。
5月には、4つの小学校を訪問しました。
見させていただいた授業の中には、ICT機器を効果的に活用しているものがいくつもありました。
今年度、各教室に配備した52インチ大型モニターも活躍していました。

日野第六小学校(5月17日)
4年体育「マット運動」
開脚前転に挑戦です。
自分の動きを振り返って見られるスポーツミラー。
どこがうまくいかないか、一目瞭然。
次はポイントを絞って練習できます。
(ICT活用指導力 C-1)
日野第五小学校(5月24日)
1年国語「きつねが、○○○○。」
教科書には4つの絵がありますが、大型モニターで
1つの絵を大きく映しています。
1年生は、迷うことなく1つの絵に集中して、きつねの
動作を表す言葉を見つけて
いました。
「きつねが、おちる。」「きつねが、とびおりる。」
(ICT活用指導力 B-1)

日野第八小学校(5月26日)
1年4組の工夫
大型モニターにかわいらしい布がかかっていました。
100円均一のお店で布を見つけてきました。
両はじを洗濯ばさみでとめただけです。
使うときは、すぐにはずせます。
利用していないとき、画面が鏡のようになるのを防げます。
子どもたちの気が散らないようにとの工夫です。
3年国語「詩の朗読」
先生の指差す動作に合わせて、体でリズムを取りながら、一人残らず大きな声で、詩を朗読できました。
デジタル教科書のおかげで、下を向いて読んでいる子どもは誰もいません。
(ICT活用指導力 B-1、B-2)
6年総合的な学習の時間
「ガイドブックを作ろう」
修学旅行の事前学習として、「ガイドブック-日光-」を分担して作成しています。
本当に役立つ情報が何かを考えながら、キーワードを使って検索しています。
(ICT活用指導力 C-1)

七生緑小学校(5月27日)
3年国語「国語辞典を使おう」
デジカメ撮影した国語辞典をモニターで提示し、指差すことによって、児童は手元の国語辞典のどの語句に注目したら
よいかが一目で分かります。
(ICT活用指導力 B-2)
特別支援学級 2・3年国語「漢字の筆順」
子どもたちは大型モニターに向かい、映し出される筆の動きのとおりに腕を大きく動かして、書き順の練習をしていました。
(ICT活用指導力 B-3)

ICT活用管理職研修開催

ICT活用教育を充実するためには、校長のリーダーシップは欠かせないものです。
日野市では、毎年、年度の初期に、校長対象に「ICT活用管理職研修」を開催しています。
今回で5回目となり、5月14日(金)に、日野市立教育センターで行いました。

文部科学省の「ICT活用指導力」の調査結果を分析して、今年度の各学校の方針と具体的な対策を決定することを、この研修会で例年行っています。日野市では、文部科学省の調査項目(「・・・できる」)に加え、実際に実施したか否かについても調査しています。当日は、調査結果の棒グラフ、学校別の調査結果一覧表等を資料に、4人のグループを構成して、実態の把握とそれに基づいた今年度の対策を検討し、最後に発表の形式で対策を共有しました。

ICT活用指導力の調査結果からは、次のことが明らかになりました。

1 2006年度から2009年度まで、A,B,C,D,Eの各観点は、おおむね毎年向上してい
  る。

2 教師が活用して指導することは向上しているが、児童・生徒が活用する指導については課
  題がある。
     → コンピュータ室が1室では、使いたいのに空いていないので、生徒の活用のチャンス
     が少なくなる。

3 4月に他の区市町村から転入された教員や初任の先生に、一層の努力をお願いしないとい
  けない。

最後に提出されたワークシートに記されていた対策案のいくつかを紹介します。

・年3回の授業観察のうち、1~2回はICTを活用した授業を行う。
・OJT朝会を週1回行い、各教員が授業でICTをどのように活用したかを発表しあい、
 個々の活用力を高める。
・Webサイトによる発信を、全教員がかかわっていくようにする。
・情報モラルについて、年に1度は、保護者を入れて取り組んでいく。
・児童の活用では、学習内容などを明確にし、計画的に活用できるようにする。


講師は、今年度も信州大学教授 東原義訓先生です。調査結果をもとに、今年度の対策を情報交換するグループワーク。「若手教員対象に、ICTの勉強会をやっている」「ICT活用の年間計画の作成を進めている。」などの声がありました。「日野市に着任してみて、様々なことがICTを活用して進んでいることに驚きました。また、教員にもしっかり浸透しており、活用が図られていると思いました。」

★これからさらにICT活用教育を充実させるためには、教科単位で、ICTを活用した授業
 を検討,実施,紹介していく ことが大切であるとの示唆を、講師の先生からいただきまし
 た。

栄養士の方も頑張ってます!

5月11日(火)、東光寺小学校で、小・中学校の栄養士が集まり、新しく導入した給食栄養管理ソフトの操作研修会がありました。
このソフトにより、献立作成、栄養計算、調理員の作業工程表の作成、材料の発注などができます。
参加された栄養士の方は、とてもすぐれものなので、作業効率もよくなるなどの感想を述べていました。

日野市の子ども達のために、これからも、安全で、おいしい給食の献立を考えてくださることでしょう。



材料を選びながら献立を作成しています。

日野に来られた先生が頑張ってます!

4月19日、22日、23日と、転入教諭・主幹教諭対象のICT活用研修を開催しました。
この研修会は、他区市から日野市に来られたすべての先生方に受講していただくものです。
今年度は48名の先生が受講しました。

日野市では、日本一のICT活用教育を目指して、体制を整備し取り組んでいるところです。
新しく日野市に来られた先生方のために、年度初めのこの忙しい時期ですが、早く日野市の学校に溶け込んでいただきたく、毎年実施している研修会です。

この研修会では、子どもたちに、分かる授業、魅力ある授業を行うのに活用できるスタディノートや理科ネット等のソフトや教材について紹介しました。また、先生方が、日々の校務を効率よく進めるための校務支援システムや、情報を扱う上で大切なセキュリティのことについて話をし、理解を深めていただきました。

日野市では、授業、校務、セキュリティの3つをICT活用教育の重要な柱とし、それぞれの部門ごとに「ICTマーク審査」を行っています。各学校は、ICTマークの取得を目指して取り組んでいます。


今回の研修会にも、多くの企業の方が参加をしてくださいました。関連企業の担当者やインストラクター等が、様々な場面でサポートをしてくれる体制をとっていただいています。
このことも日野市のICT活用教育推進の特色となっています。

推進室のメンバーです。よろしく。


平成22年度の推進室のメンバーです

 昨年度末、各学校に地デジ対応の大型モニタが入りました。

 日野市の学校では、授業で最大限に活用していきます。
 そのために、推進室のメディアコーディネータ、テクニカルコーディネータ、ヘルプデスクのメンバーは、活用法について日々さまざまな事例研究をしたり、いろいろなアイディアの交換をしたりしています。

 はやく名前を覚えていただけることを楽しみにしています。

新メンバーでスタートしました

ICT活用教育推進室長として着任しました梶野明信です。

昨年度まで、日野市教育委員会の指導主事を務めてきました。これからは、ICT活用教育推進室長として、心機一転、ICT活用教育のさらなる充実のために頑張ってまいります。子供達が楽しく学び、確かな学力の定着のために、全力で取り組んでいきたいと思っています。

また、今年度も、事務主任2名、テクニカルコーディネータ1名、メディアコーディネータ2名で、日野市のICT活用教育の推進ために、精一杯取り組んでいきます。

笑顔で明るい推進室を目指していきます。市役所においでの際は、お気軽にお立ち寄り下さい。また、ぜひ学校に呼んでください。