過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

日野第二中学校研究発表会

日野第二中学校の研究発表会が開催されました。
研究テーマは「総合的な学習の時間を生かした食育カリキュラムの開発」。
近隣に田畑が多いという地域の特色を生かして、地域の専門家、農家の方やNPOの方、保護者の方など、多くの方と連携を図って食育教育に取り組んできた成果が発表されました。

第1学年と第2学年の全学級で、総合的な学習の時間の授業が公開されました。
第1学年の学習テーマは「食と生産」。
4月から行ってきた「食」についての学習のまとめの時間です。
1年間の学習を通して、「食べ物を残さず食べる気持ち」や「感謝して食べる気持ち」をもたせることがねらいです。
キーワードは「フードマイレージ」「地産地消」「旬」「安全」「安心」「新鮮」です。
公開授業では、「食材の栄養素群当てクイズ」、種や苗、花から考える「農作物の名前当てクイズ」で、ICTが活用されました。


各グループの作業ワークと同じものを拡大提示しました。(うえの画像)
それぞれの種が何の農作物のものかを考える上でのヒントを映し出しました。

 
生徒が畑で実際に目にした花の画像もあります。(左の画像)
最後は、各グループの予想した答えの一覧と回答を提示しました。(右の画像)        
ICT活用指導力Bー2・4



公開授業後の研究発表では、作成した教育カリキュラムの内容と、各学年での実践(農作業体験、豆腐つくり体験、用水についての課題追究学習、食品添加物調べ等)がビデオで紹介されました。



会場には地場野菜や米がずらりと並んでいました。朝収穫したばかりの新鮮な野菜です。

体育の授業でICTの効果を実感

◆市内の中学校では、体育の授業にICTが大活躍しています。
スポーツミラー(映像遅延装置)です。
マット運動や跳び箱運動などの器械運動の学習において、ちょうど自分の技が終わったら映像が写るように設定しておくことで、
自分のフォームを確認しながら学習することができます。

◆先日の平山中学校の研究発表会でも、この装置を活用した体育の授業が公開され、多くの問い合わせをいただきました。

 
マット運動と跳び箱で、技が終わってから約10秒遅れで、映像をテレビに映し出します。
生徒達は、自分の跳ぶフォームや開脚前転の足の位置などを確認していました。
Web上のコンテンツで模範の技を見せることで、自分の技と模範の技とを比較することができ、修正すべき点が明確になります。
ICTを振り返りの道具、目標を示す道具として使い、技術の向上をねらっています。

 

◆七生中学校では、マット運動で記録した映像を分割して示し、技のポイント、修正すべきポイントを押さえています。


◆日野第三中学校では、模範技とミラー機能を両方備えたソフトを学校で購入しました。
模範技の動画と、生徒の技とを比較しながら同時に再生できるものです。


◆市内の中学校の保健体育科の先生方は、ICTの効果を実感されています。

市長の月曜スピーチ

★毎月1回、月曜日の朝に、市長が庁舎内の市民、職員向けにスピーチを行っています。
2月の月曜スピーチは、市長の仕事の都合で今日になりました。
市長は、先日の研究発表会に参加されたときの感想を、庁内放送で語ってくださいました。

 

★以下、そのスピーチの内容です。(一部)

 庁舎内にいらっしゃる市民の皆様、職員の皆さんおはようございます。市長の馬場弘融です。
 日曜日の節分には冷たい雪が降りましたが暦の上ではもう春になりました。とはいえ、しばらく寒さが続きそうです。インフルエンザや風邪にはご注意ください。

 さて今月は仕事の都合で多忙を極め、水曜日のスピーチになりました。実は月曜日から火曜日まで、このところ国会で大きな話題になっている道路特定財源について陳情活動を行ってきたのです。近隣の国会議員各位はもとより財務大臣や国土交通大臣はじめ両省の幹部にお会いし、道路についての現税制ならびに暫定税率の維持をお願いしてきました。
そこで今日は、年頭スピーチに引き続いてその陳情と、先週行われたICT活用教育の研究発表で大変感銘をうけましたので、この二つのことについて話します。

(はじめにお話された道路特定財源についての陳情については省略)

 ICT活用教育の研究発表についてお話します。
 去る2月1日、日野第三小学校で「国語科におけるICTの活用」について研究発表会がありました。
 このところ市内小中学校ではICT活用教育が積極的に進められています。教育委員会のICT活用教育推進室とメディアコーディネーターたちがしっかり支え、全ての学校で先生方が熱心に取り組んでいます。単にパソコンを使った教育が行われるだけではありません。授業内容が充実し、わかりやすく興味の持てる授業に発展しているようです。授業の準備はもとより校務の効率化にも役立っています。さらに、文部科学省や多くの自治体からも高く評価されているのです。
 そんなICT活用教育の現状を知りたい、ということで日野三小での発表会を見学したのです。一年生から六年生の各クラスに加え特別支援学級まで、全てのクラスで公開授業が行われました。学年ごとに工夫した内容です。デジタル教科書、書画カメラ、音声のデーターベースなどがしっかり活用されています。みんなで一つの文章を作り上げるため、手直しや推敲記録をスクリーンで確認しながら進める授業もありました。ひばり学級でもデジタル資料が活躍していました。
 一番感心したのは六年生。自分の卒業論文をパソコンで仕上げるという授業です。論文作りの途中経過に、クラスのみんながかかわります。自分の考えをみんなに伝える際、大きな画面による表現がどれ程有効か、はっきりわかります。みんなの参考意見を聞き、何人かの発表を見て、自分の論文作りを手直しする。お互いに考えを述べ批評し合う。先生の指導により活発な意見交換がなされていました。みんなの参加のもとで、一人ひとりの論文が仕上がっていく。ICT活用教育の見事な例だと思いました。
 全ての学校に対するICT活用の予算投入は決して間違っていなかった、と実感させる発表会でした。パソコンの威力を再認識しました。

 今日は道路特定財源の日野市における重要性と、ICT活用教育の現状について話しました。
 いずれにせよ、国も市も予算組みの最終段階です。市民の皆様も、国会の予算ならびに道路関連法案の審議について強い関心をもってほしいと思います。
それでは職員の皆さんは、市民サービス向上を目指しつつそれぞれの業務を進めていただくようお願いして、本日のスピーチとします。

 

★改めて市長の偉大さを実感しました。
お忙しい中、研究発表会に駆けつけてくださり、一回り授業を見ていただいて、すぐに授業内容まで深く理解してくださいました。
大変うれしく、また、誇りに思います。
市長に感謝したいと思います。

日野第五小学校研究発表会

日野第五小学校の研究発表会が開催されました。
研究テーマは「思いや考えを豊かに伝え合う指導の工夫~国語科:話すことと聞くことをとおして~」です。
本校は、児童一人一人に、言葉を通して伝え合うことの大切さ・人とかかわることの楽しさを充分に味わわせ、豊かなコミュニケーション能力を育てることを目指して、授業実践を重ねてきました。
1年間の成果として、意欲的に発表し、進んで聞こうとする態度が身に付いてきたと言うことです。

   

全学級の授業が公開されました。
3つの学年で、ICTを活用した授業が公開されました。いずれも、グループごとにプレゼンテーションし、発表の仕方を相互評価する場面です。



第6学年(学年合同)「私たちの言葉」 
ICT活用指導力Bー2 Cー3
第4学年「伝え合う」ということ」 
ICT活用指導力Cー3




第3学年「モチモチの木」 
ICT活用指導力Cー3


研究発表後の講演の講師は、文部科学省初等中等教育局視学官の宮崎活志先生。
演題は「これからの時代に求められる国語力について」。

「コミュニケーションを豊かにするために、「伝達」「認識」「思考」という言葉の機能を高めていく必要があります・・・」

第四幼稚園教育委員会訪問

快晴となった立春の朝。市役所前の道路はかちかちに凍り、空気も凍っているような寒さです。遠くの山並みがくっきりときれいに見えました。
  

今日は第四幼稚園の教育委員会訪問を行いました。
生活発表会に向けて取組んでいる姿を見せていただきました。
さくら組(年長組)とすみれ組(年少組)の合同のグループでは、もうすぐ小学生になるさくら組さんが、すみれ組さんにやさしく教えてあげている場面が見られました。


雪にもめげず、園庭で豊かに実らせている
ミカンの木。
お話のタイミングに合わせてOHPを操作します。なかなかの手さばきです。




教育委員さんに披露する靴下人形チーム。
踊りながら歌うのはちょっと難しい・・・
さくら組・すみれ組合同の踊り子チーム。曲名は「ダブルアクション」で、隊形移動もあります。さくら組の仮面ライダーは、すみれ組のあこがれ。見よう見まねで振り付けを懸命に覚えています。




創作振り付けが完了した踊り子チーム。
「おじゃ魔女」の曲に合わせて、
なりきって踊っています。見ていた
他のチームも一緒に踊っています。
午後のお話会。声優の森田チアキさんの見事な語りに、みんなお話の中へ引きこまれていきます。このようなプロの方が、第四幼稚園の幼児教育にボランティアとして関わってくださっていることは、本当にありがたいことです。本物のすばらしさに触れ、ますますお話が大好きになった子ども達です。




降園時には、園庭の雪はすっかり
溶けていました。
残りの雪を求めて、園舎の周りを歩き回る園児達です。