推進室情報 2011年
ICT機器の入れ替えに向けて
今秋で、日野市がICT機器を導入して5年が経ちます。
5年間のリースが切れるにあたり、様々な機器やソフト等の入れ替えや切り替えの作業に入っています。
9月には、校務支援システムの入れ替えがあり、システムが使えない期間が発生し、学校の先生方を始め、関係者には、大変なご不便をおかけいたしました。でも、この不便感も、5年前に導入したシステムが、今ではあるのが当たり前のようになった証でもあるかもしれません。
いよいよ10月に入り、サーバーや機器類、ソフト等の作業に入りました。
関係の業者の方が、市内の学校を1校ずつ回って、対応していきます。
業者の方も日野市の子供たち、そして、教職員のために頑張っています。
もうすぐ2学期
2学期のスタートまで、あと6日となりました。
市内の各学校や園では、夏休み後半の水泳指導や学習教室、2学期に向けた準備など、動き出しています。
2学期の授業に向けて、ICTの効果的な活用を研修している学校もあります。
各学校や園のWebサイトを是非ご覧ください。
23年度 夏季ICT活用研修スタート
夏季ICT活用研修がいよいよ始まりました。
会場は、教育センターのコンピュータ室や学校です。
研修の目標は、教員のICT活用指導力チェックリストで、「4 わりにできる」「3 ややできる」になることです。
7月25日(月)が研修会の第1日目。前半は、8月2日(火)までで、ワードやエクセルのスキルアップ研修、小学校に導入されている個別学習のためのインタラクティブスタディの活用、デジタルカメラの活用、パワーポイントを使ったプレゼンテーション、様々なICT機器を活用した授業作りの研修などを行いました。
コンピュータのスキルを高めたいと感じている先生方に、授業や校務でどんどん便利に使ってもらうことがねらいです。
メディアコーディネータや、関連企業のインストラクターが講師を務めました。
◆スキルアップ研修
Word編です。 基本操作からプリント作成まで実際に操作しながら説明を受けます。 | こちらもWord編です。 教わったことをもとに、先生方が操作をしています。 メディアコーディネータが質問に答えています。 | Excel編です。 校務にすぐ活用できるように名簿を使った説明を受け、操作をしながらスキルアップ! |
◆インタラクティブスタディ
インタラクティブスタディとは・・・。 授業の進め方、やってはいけない事、活用方法の説明を受けました。 | 実際に問題を解答しながら、二学期以降に使えそうな教材をじっくり探します。 |
◆デジカメ
Webページ等に掲載する写真について、ソフトを使って様々な画像処理の仕方を教わります。 | モデル!?を撮影中。 撮影の基本、持ち方やピント合わせに注意して撮影します。 モデルは、テクニカルコーディネータの今井さんです。 | どうすれば、かっこいい写真になるのか? 構図やアングルについて説明を受けます。 |
◆パワーポイント
パワーポイントの基本操作について、パソコンを操作しながら説明を受けます。 | 授業に使う教材を作成中。 どうすれば、効果的な教材になるか色々と検討します。 | 最後は、作成した教材を参加者全員が発表しました。 2学期からの授業にも大いに活用できそうです。 |
◆ICT機器の活用(大型モニター、e-黒板等の活用)
それぞれの機器について説明を受けます。 | 機器を使った授業案を考えています。また、授業でスムーズに操作できるように練習中です。 | グループに分かれて、2学期に向けてICT機器を使った授業をお互いに発表しました。 |
☆参加された先生方の感想より・・・
・いろいろな教材があることがわかった。個々の児童に合わせた教材を見つけて活用してみた
いと思った。
・画像処理の方法や上手な写真の撮り方まで知ることができ、大変参考になった。
・自己紹介カードで操作に慣れ、作成したこともよかった。各先生方の作成された教材を見
て、教材の研究の仕方や、アイディアも学ばせていただいた。また、色を変える、移動する
など、子供たちに意識させたい点を強調してパワーポイントを活用すると効果的に見えるこ
ともわかった。
・今まで知らなかった機能を教えてもらい、授業中に活用できる場面も広がったと思った。理
解だけでなく2学期の授業に積極的に活用していきたいと思った。
いよいよ最終日
二泊三日の宿泊研修も最終日となりました。
この3日間、大成荘の方々には大変お世話になりました。
さて、最終日の研修です。
午前中の前半は、初任者による「〇〇〇な授業作り」をテーマに、パワーポイントを使っての発表です。
初任者は、それぞれ、自分の課題を見直し、改善策を考え、2学期に向けて、新たな気持ちでステップアップしていく決意を発表しました。
午前中の後半は、「評価・評定について」をテーマに、大野参事の講義でした。
評価・評定に関する基本的な考え方などについていろいろな例等も交えてのお話でした。
初任者頑張ってます!
任者研修も2日目です。大野参事も、4時過ぎに到着しました。今日からは、授業力の向上を目指し、研修を行いました。
小学校、中学校8つのグループに分かれて、「道徳」の授業作りについて研修です。
午前は、1学期の自分を振り返りながらグループ協議を行いました。
午後は、グループごとの模擬授業を行い、活発に意見を出し合い、高めあっていました。
初任者研修1日目
今は、今日の夕飯作りに皆さん悪戦苦闘中です。でも、それぞれ協力して、作っています。
夏季教員研修全体会開催
夏休みに入って1日目の7月21日(木)、夏季教員研修全体会が開催されました。
日野市内の全小・中学校の先生方が日野市民会館大ホールに集まりました。
毎年夏に全教員を対象に開催しています。
会場は日野市の先生の熱気で一杯になりました。
★第1部「習得・活用・探究と楽しい授業づくり」
講師 東北福祉大学特任教授 有田 和正 先生
数々のユニークな授業を生み出し、子どもたちの興味を引き出す授業名人として大変著名な先生です。
社会科で多くの子どもたちの好奇心を揺さぶり、追究する力を育ててこられた先生に、新学習指導要領で重視されている習得・活用・探究による授業と思考力・判断力・表現力の育成について、小・中学校における具体的な授業づくりの観点からお話をいただきました。
★第2部「ひのスタンダードの新実践」
平成21年度より、通常の学級における特別支援教育の視点に基づいたユニバーサルな環境作りと指導の在り方を「ひのスタンダード」として、各学校において実践を重ねてきました。
今年度は、昨年度まとめた「ひのスタンダード」をさらに深めていくための新たな実践や改善案を募集し、その中から、幼稚園、小学校、中学校の事例を紹介しました。
★第3部「子どもの活力を育む体力向上 ~特に投げる能力の向上のさせ方について~」
講師 (株)読売巨人軍アカデミー 倉俣 徹 様
高校教員を経て、米国留学でNATAトレーナー資格を取得。ヘッドコーチとして選手や子どもたちの指導にあたり、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎をどのように育てていくか、運動で培う様々な力や体力向上の手だてなどについて、特に投げる能力の向上に焦点を当て、4人の先生方にもステージ上で参加、実演していただきながら、講師の先生から、体験や幼児から小学生の事例などを交えて、お話をいただきました。
夏に向けて 節電対策
ICT活用教育を進める上で、電気は必要ではありますが、各学校でも、節電を意識しながら、効果的にICTを活用して、様々に授業などで活用しています。
推進室(市役所5階)から見える景色は、緑も陽射しもまぶしく輝いています。
推進室の中は、3列ある蛍光灯のうち、2列12本は、すでにはずしており、また、中央の1列6本も、できるだけ消灯して頑張っています。
日本の夏、できるところから、始めていきましょう。
子どもたちからの人権メッセージ発表会
6月25日(土)午後は、日野市民会館小ホールで、小中学生による、人権メッセージ発表会が行われ、各小・中学校の代表児童・生徒が発表をしました。今回は、第18回、大変意義のある発表会となっています。
「人権とは」「障害者」「命の大切さ」「友だち」「言葉」「いじめ」など、様々なテーマで、小学生も中学生も、とてもすばらしい発表がされました。
第二部では、七生緑小学校 内田 清 校長先生が、「大人からの人権メッセージ」として発表しました。その中で、「今、自分ができることは何だろうと考えることが、人権を考えることにつながる。」「今日、25人の発表を聞いて、改めて、今自分ができることについて考えた。」と話されていました。
まとめの講評のところでは、教育委員会の小林指導主事が話をしました。
それぞれの発表を聞いて、また、それをそれぞれの学校にもち帰り、誰もが大切にされるようにしていかなくてはならない、また、今回のように、大震災で甚大な被害を受けながらも一生懸命前を向いて頑張っている人たちがいることもしっかりと心に受け止めながら、我々は我々としてできることを頑張っていかなくてはならないということを改めて感じることができました。
市民会館小ホールには、大勢の方が来場され、子供たちのすばらしい発表を聞いていただきました。
日野サンライズプロジェクト講演会
平成23年6月25日(土)午前10時より、日野市の登校支援のためのプロジェクトである「日野サンライズプロジェクト」の講演会を、日野市民会館小ホールにて開催しました。
はじめに、委員長である、日野第一中学校長 吉村 正久 先生より、22年度の日野サンライズプロジェクトの取り組みについて、説明をしました。
続いて、日ごろより教育相談にかかわるとことろでいろいろとお世話になっております、明星大学人文学部教授 福田 憲明 先生から、「不登校児童・生徒への支援の在り方」という演題で、ご講演をいただきました。
【参観いただいた方の感想より・・・】
・「なかなか不登校の問題は大きく、常に毎日、どうしたらいいのか悩んでいる。もう少し、
予防の意味で、早く取り組めたらよかったと思った。今日の内容をよく念頭において、子供
と接して行き、学校などにも協力をいただいて、将来の自立につな がることを期待した
い。」
・「不登校を否定的にとらえるのではなく、こどものメッセージとして受け止めることを前提
とした講演でとてもよかった。包括的な支援の考え方、システムは、不登校の子にとって、
また、親としても安心できる面があると思う。」
・「不登校児にかかわるいろいろな環境を見極め、誰が、いつ、どのようにかかわるか、具体
的に支援の方法を考えていくことが重要である。」