過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

市幼研総会

日野市公立幼稚園教育研究会定期総会が行われました。
幼児教育の充実、特に今年度は幼・小・保の連携や保育カウンセラーの活用、特別支援教育、絵本の教材研究について
研究を深めていきます。

後半は講演会があり、都立あきる野学園(特別支援学校)の池田敬史校長先生が講師を務めてくださいました。
 
今日の講演では、それぞれの特徴や対応についてお話がありました。
成長における「通常」とは異なる様相を「障害」と言います。その異なる部分が見えにくいLD、ADHDや自閉症も合わせて「特別支援教育」が始まります。
特別な支援が必要な子どもに対して、それぞれの子どもに応じた対応をどのように行っていけばよいか、それぞれのケースのお話がありました。
印象的だったのは、朝からテンションを上げてしまわず、誰もが安らかで快適に過ごせる空間を作り、ストレスを減らしていける環境と、個別のニーズに応える教育支援が大切だということです。
特別支援教育は、一人一人の子どもを理解し、時間をかけたり、やり方を変えてみたりなど、いろいろな工夫をしてみることから始まります。

馬場市長の講演

 
今、馬場市長が市内の小学校の先生方にお話をされています。

会場となった体育館は、満席です。
先生方の熱気で汗ばむほどです・・・
読書家の市長は、ご自身が感銘を受けたたくさんの本を紹介してくださいました。

(この記事は、会場から、携帯電話で直接投稿しています)

【講演会での市長語録】
「子ども達に輝いている大人達を、その場で見せてください!」
「ほどよいライバルを見つけて競わせることも大切ではないでしょうか。」
「決まっている仕事(ルーチン)をきちんとやることが、どれほど大切かを感じています。 ・・・歯磨きなどの生活習慣も同じです。」
「会津藩の『ならぬものはならぬ』という精神も必要です。」
「あるところまでいったら、人は努力することを忘却してやらなくなってしまいます。
他のものは受け入れなくなるという非寛容の態度が表れた時、文明は崩れていきます。我々の文明の在り方を考えさせられます。(・・・ごみ改革で感じたこと)」

小教研総会


今、日野市公立小学校教育研究会の定期総会が行なわれています。
加島教育長が挨拶されています。

 小教研は、先生方の自主的な研究活動の場です。
今年度も、多くの優れた教育実践が生まれることを期待しています。
(この記事は、会場から、携帯電話で直接投稿しています)

移動教室、修学旅行での発信

明日から7月6日までの2ヶ月間、市内全校で、八ヶ岳移動教室(小学校第5学年)、京都への修学旅行(中学校第3学年)、日光移動教室(小学校第6学年)が行われます。
この推進室のトップページ「新着情報」から、各学校の移動教室や修学旅行のライブ情報が伝えられるかもしれません。

 

昨日と本日の二日間、日光移動教室の実地踏査が行われました。
同行している指導主事が携帯電話のメールで画像を送ってきました。
 

中禅寺湖から湯元へ向かう途中の車窓の風景です。青空と緑の山々がとても綺麗です。中禅寺湖バス停での風景です。空は晴れ渡り、風が気持ちいいです。

学校のICT化=紙資源の保全等に取り組む意識改革

日野市は平成12年に制定された「日野市環境方針」を実行しています。
ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証も取得しています(平成15年度、平成18年度に認証を更新継続しています)。
現在、全庁的に、両面印刷、個人ごみの持ち帰り等ごみ排出量の削減に取り組んでいるところです。

先日、庁内全体で環境研修が実施されましたが、本日午前中は、教育部内での環境研修(報告会)が行われました。
出席者は、部課長と担当者です。エコディレクター(部長)が、エコマネージャー(課長、室長)とエコナビゲーター(各課の担当者)に、第1回日野市環境管理委員会の報告を行いました。
紙は一切使わず、コンピュータを持ち込んでの報告会でした。
それぞれがネットワーク上の掲示板から入手した文書を、画面で見ながら進めました。
今日の報告を受けて、エコマネージャーが各課で環境研修を実施することになります。

環境管理委員会の報告から、学校におけるICT化、特に校務支援システムの活用が、環境問題とどう関係するか考えさせられました。

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「会議資料等の簡素化、必要部数印刷の徹底」、「保存資料における配慮」による紙資源の節約が重要です。
具体的には、校務支援システムでの通知等の電子施行、掲示板・回覧板・メールの積極的な活用を図ることです。
紙による資料保存は否定できませんが、電子データで保存すれば足りる資料も多々存在しています。
電子データで保存・閲覧し、必要に応じてプリントアウトするなど、電子データと紙の臨機応変な活用が必要になると思われます。

いずれにしても、永年保存を除いて、いつかは廃棄される多くの情報を、紙により保有・管理しているのが現状です。
文書として(1)保存する必要なし(2)電子データでの保存(3)紙による保存、といった仕分けを厳密に行うことが必要になってくると思われます。

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紙文化中心の学校ですが、できるだけ量を減らして、紙資源の保全等に取り組む意識改革が必要な時代だ・・・と痛感しました。
校務支援システムが、結局は、地球の温暖化を防ぐことにつながってくのだということを改めて感じています。

動いていて当然?

校務システムの動きが遅くなる現象が起こってしまいました・・・

普段から、推進室へかかってくる電話は、ヘルプデスク的なものが大半です。
とりわけ今朝は、校務支援システムの不具合を尋ねる電話でパンク状態の推進室でした。

学校のスケジュールの確認、連絡事項の確認、出欠席記録、週案簿作成、メール確認・・・・
今では当たり前になっていたことが突然できなくなってしまうこと・・・これは大変な事態です。

幸い、開発者の素早いプログラム修正と情報システム課職員の懸命な作業によって、夜、復旧しました。
連休中も出勤して仕事をされる先生もいらっしゃいます。まずはほっと一安心。
今後このようなトラブルが起きないように原因を究明し、対策を講じています。

ICT活用教育を進めるリーダの校長先生

今日は5月の定例校長会。

推進室からは、まず、日野市の目標とICT活用教育について説明いたしました。
(1)昨年度達成した「コンピュータ操作のできない先生ゼロ」「ICTを活用した教科指導等ができない小学校の先生ゼロ」に引き続き、
    「ICTを活用した教科指導等ができない中学校の先生ゼロ」を達成する。 
(2)文科省で示された「教員のICT活用指導力のチェックリスト」の5観点の平均値が、年間を通してそれぞれ1点あがるようにする。
   (4月27日文部科学省公表の資料も紹介) 
(3)情報安全教育を計画的に実施する。
(4)校務の情報化を目指す。(ねらいは校務の効率化、情報の共有化、教育の質の向上)
(5)見える学校づくり(学校Webサイトの充実、更新率を上げる)を目指す。

次に日野市立学校情報セキュリティポリシーの遵守についてお願いしました。
セキュリティポリシーについては、校務支援システムから全教職員が見られるようになっています。
また、今年1月から3月にかけて、セキュリティ会社の専門家が市内全校で「現場指導」を行った結果もお知らせしました。
この結果から、「利便性ばかりを追求していること、慣れによる管理がされていること、学校間での情報セキュリティ対策に対する認識の差が激しいこと」等の厳しい指摘を受けています。このことを謙虚に受け止め、今後の対策に生かしていきたいと考えています。

最後に、ICTモデル校(三小、三中、平山中、大坂上中)、推進校(潤徳小、夢が丘小)の校長先生方に、それぞれの学校での校務支援システムの積極的な活用やICTに関する校内研究の取組等を紹介していただきました。
校長会終了後、「日頃あまり他校の取組を知る機会がないので、大変参考になった。」「うちの学校でもぜひやってみようと思った。」
と、大変好評でした。
さすがにモデル校、推進校です。今後の取組が楽しみです。

さわやかな挨拶から始まった5月


さわやかな5月の始まりです。1ヶ月前は桜の花びらのじゅうたんになっていた市役所前の通りも、目に鮮やかな緑の並木道になりました。

いよいよさわやかな季節が始まりました・・・


学校でも、子どもたちの元気でさわやかな挨拶で5月が始まりました。

日野市は「あいさつ運動実施中」です。各学校の校門には、「声かけが地域をつなぐ第一歩!」という旗が立てられています。
奇数月の1日は、市役所の職員も各学校に行き、この運動に参加しています。今日がその日でした・・・
 

先生方はそれそれ、校門と通学路へ分かれて立っています・・・ スクールガードボランティアの方々も参加してくださっています。
昨年統合した平山小学校では、スクールバスで通ってくる子どもたちもいます。バスから降りて、市の職員に元気に挨拶・・・


 

ICTを活用した指導法の開発と教材の開発

ーひのっ子教育21 開発委員会ー
今日午後、ひのっ子教育21 開発委員会が開かれました。
昨年度に引き続き、信州大学の東原教授にご指導いただきながら、今年度は次の4点を目標とします。
  (1)良質の教材を活用した授業を行い、コンピュータから得られた評価を生かして算数指導力を高める。(小学校部会)
  (2)学力向上のために、ICTを活用した教材を開発し、評価結果を生かす。(小学校部会)
  (3)目標の達成状況の把握及び補充教材の作成を通して、個に応じた指導方法の向上を図る。(小学校部会)
  (4)インターネット上にある教科についての効果的な教材について吟味し、それを活用した授業実践を行う。(中学校部会)

午後の開発委員会に備えて、推進室では勉強会を行いました。
メディアコーディネータと新しく着任した指導主事の勉強会です。
開発委員会の委員長は河野校長(夢が丘小)、副委員長は奥原校長(七生中)、長澤副校長(日野第三中)、土産田副校長(平山小)です。
今日の開発委員会には、小学校部会の委員が集まりました。小学校部会は13名の教諭・主幹がメンバーです。そのうち、昨年に続いて2年目の委員は6名。1年目の委員の不安や質問に的確に答えていました。このやりとりからも、1年間の教材開発を通して、教師の力量が高まることを実感しました。2年目の委員は、指導力リーダとしての力を発揮してくださることと思います。

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今日から平山中のオリエンテーション合宿が始まりました。
今年の3校目です。場所は、八ヶ岳の大成荘です。
同行した指導主事が、1日目の様子を携帯メールで知らせてくれました。
 
八ヶ岳の自然の中の大成荘。子ども達は、小学校5年生   近隣の体育館を借りて・・・隊形を迅速にする練習。集団行
の時ここで宿泊体験をしました。(八ヶ岳移動教室)            動には欠かせません。


名刺交換ゲーム。出身小学校と違う人と仲良しなりましょう・・・

ICT活用教育モデル校、推進校の意気込み

本日、教育センターで、『ICT活用に関する研究委員会』の「ICT活用実践部会」を開きました。

『ICT活用に関する研究委員会』は、日野市のICT活用教育の本部としての役割も担っており、多くの施策を提案してきた大変重要な組織です。学識経験者を中心に、庁内の関係部署とモデル校のメンバーが集まっているのが特色です。今年度は3年目です。
本委員会の「ICT活用実践部会」メンバーは、ICT活用教育モデル校、推進校の管理職の先生と研究主任(主幹)の先生です。
委員全員がそろう会議開催前に、一足早くこの臨時的な部会を開いた目的は、今年のICT活用教育の方向性を共通理解し、モデル校、推進校としての実践や今後の取組を共有することです。
本日は、日野市のICT活用教育のCIO的な存在である東原教授にも駆けつけていただき、各校の計画に適切な助言をいただきました。

以下、各校から報告された内容です。

★潤徳小:思い切って年度当初からアナログをやめました。週案簿は全員が校務支援システムを活用しています。通知票等も含めて校務支援システムをフル活用していきます。今後はICTを活用して特別支援教育を充実させていきます。
★日野三中:昨年度から校務支援システムの活用を通して、先生達全員のスキルアップを図ってきました。また、セキュリティ教材モデル校として、組織全体で動いてきました。これを継続するとともに、今年度は、ICTを活用した授業改善にも取り組み、子ども達に成果を還元していきます。
★平山中:ICTの活用は教員の資質であること、ICTを活用してわかる授業を実現すること、この方針にそって、全員が授業を行います。イメージ作りのために先進地区の視察も予定しています。目標は、文科省の5観点18項目チェックリストで、全員が少しでもレベルを上げることです。
★日野三小:国語力の向上を目的とした研究を行います。学年ごとにICTという手段をどのように活用していくかについて、5月に指導を仰いでから具体的に取り組んでいきます。小・中連携教育の国語部会でも、お勧めの本について小・中学生で紹介し合うことを予定しています。
★大坂上中:職員会議ではペーパーレス化を図っています。小・中連携教育では、授業でICTを活用していくことを共通理解しています。先生達同士の交流は、4校の共有掲示板(小・中連携掲示板)を活用しています。子ども達同士の交流はこれから内容を検討していきます。
★夢が丘小:昨年度までの2年間の研究を定着させ、引き続き、日常的にICTを活用していきます。また、市P協でも話題になったように、ホームページの更新に心がけ、内容を充実させていきます。個人情報の保護については、年度当初、学校の方針を保護者に伝えました。

・・・・今年度はICT活用教育充実の年。各校の報告を聞いて、モデル校、推進校の先生方の意欲を感じ、ワクワクした気持ちになりました。