過去の推進室情報 2007年

推進室情報 2007年

「NHKふれあいキャラバンinひの」

「NHKふれあいキャラバンinひの」として、先週よりNHKと日野市が共催してイベントを開催していました。
本日は日野市民会館大ホールで、「NHKのど自慢」の公開生放送が開催されました。
昨日の予選会では200組以上もの方が本日の本選出場に向けて、自慢の歌を競い合ったそうです。
(市の職員は一組も残ることができなかったようです・・・)

放送では、多摩丘陵に囲まれた日野市の様子がVTRで紹介されました。
新撰組副長の土方歳三の像や日野宿本陣、関東三大不動の一つである高幡不動尊、そして多摩動物園で話題のオランウータンのスカイウォークも紹介されました。


夕方、教育委員会の文化・スポーツ課職員が公開放送の後片付けを終えて戻ってきました。
NHKからいただいた看板(ステージ上にあったもの)は、しばらく教育委員会に飾っておくことになりそうです。

今年もすばらしい講師の先生をお迎えします・・・

1学期もあと2週間・・・
日野市教育委員会では、毎年、7月後半から8月末まで、多くの夏季教員研修を実施しています。
そのうちの1日は、市内の小・中学校すべての先生方が市民会館に集まり、全体研修会〈講演会)を行っています。

今年の全体研修会は8月2日です。
今年もすばらしい講師の先生をお迎えします。
当日の予定は以下の通りです。

第?部 10:00~11:30
「(仮)いま、私たちにできることー専門職としての教師を目指してー」
講師:新潟大学教育研究院人文社会・教育科学系 学系長 生田孝至先生

第?部 13:00~14:30
「校務の情報化~学校が変わる、教員が変わる、子どもが変わる」
講師:岐阜市立京町小学校 校長 井上志朗先生

第?部 14:40~16:10
「特別な支援をあたり前の支援に~特別支援教育元年を迎えて」
講師:都立特別支援学校あきるの学園 校長 池田敬史先生

ICTを活用した伝統・文化学習(公開授業開催)

1週間後に、下記の通り、ICTを活用した公開授業を行います。
俳句作りの指導を児童一人ひとりにきめ細かく行うことは困難で、これをカバーするためにインターネットの向こうにいる国語教育専攻の大学生の力を借りるという実践です。

◇公開日時 :7月12日(木曜) 午前9時~10時
◇公開場所 :日野市立日野第三小学校 (日野市日野台2丁目1番地の1)
◇教科・学年:国語・第6学年 句会「私の俳句 ここまで、きました」

◇公開授業について

児童専用に開発されたインターネット掲示板(スタディノート)を活用して、児童と大学生がやり取りをしています。
掲示板には文字だけでなく、絵、写真、音声、ビデオも掲示できます。
自己紹介のあと、児童が作成した俳句に大学生がアドバイスをしたり、大学生の俳句に児童が感想を伝えたり、選句をしたりしてきました。
大学生への指導は、児童が使っている教科書の編集者の一人でもある信州大学教育学部准教授の藤森裕治先生が当たっています。
大学生にとっては、いわばインターネット教育実習で、約一ヶ月にわたる児童と大学生の共同学習とも言えます。
当日は、インターネット掲示板のほかテレビ会議システムで日野市と信州大学を結んで、これまでの学習成果を披露する句会を行います。
この日、児童も大学生も、掲示板のみのためそれまで顔を知らなかった俳句の作者と指導者との対面という感動的な場面が展開されることになります。

詳しくは、日野市のホームページのプレスリリース〈6月22日)に掲載されていますのでご覧下さい。

http://www.city.hino.lg.jp/index.cfm/6,34708,230,1641,html



当日のテレビ会議に備えて、メディアコーディネータが環境を設定しに行きました。
授業者と大学の指導者とのやりとりには、テレビ会議をいつも活用していただいていますが、
公開授業での中継は初めてです・・・
映像がうまく届くか、音声はどうか等、当日の授業がうまくいくように環境を整えるのも、メディアコーディネータの大事な仕事の一つです。

2学期に向けて、中学校の先生方はがんばっています

今日は、中教研(日野市公立中学校教育研究会)の日でした。

メディアコーディネータも3部会に参加しました。
養護部会では、校務支援システムの活用について学び合いました。
システムをよく活用している小学校の養護教諭も、講師として参加してくださいました。
英語部会、数学部会では、2学期に整うICT環境を想定して、ICTを活用したわかりやすい授業について学びました。



英語部会(平山中会場)

英語ソフトとe-黒板・書画カメラの組み合わせ。
教科書を大きく映し出しています。
(B-1.2.3.4)



数学部会(日野第二中会場)

電子教科書の活用。
教科書のどこを学習しているのかが明確になります。
(B-1.2.3.4)

明日から夏季ICT活用研修受付開始

本日の校長会で、夏季ICT活用研修会について説明させていただきました。
22日間、実施します。
研修会の概要は、ICT活用NEWS」に掲載しています。

左メニューの「資料(ダウンロード)」をクリックするか
下のアイコンをクリックして、「ICT活用NEWS」をダウンロードしてください。


日野市ICTサポートスタッフ研修打合会

この夏は、教員のICT活用指導力に対応したICT活用研修を実施します。
この研修を効果的に実施できるように、昨日、「日野市ICTサポートスタッフ」研修打合会を行いました。
この会は、日野市の教育の情報化のサポートに当たっている企業、大学等のメンバーからなり、
推進室と密に連絡調整を図りながら、相互の情報交換を図り、ICT活用教育の推進に力をいただいています。
昨日は、メディアコーディネータと一緒に、研修会を効果的に実施する計画案を考え、お互いに意見交換しました。
  
研修会で保障する成果を確認し、研修内容が、受講した先生方の2学期以降の授業に反映にするためにはどうしたらいいか、計画案を発表し合いました。

日野第八小学校学校課訪問

今日は、日野第八小学校の学校課訪問でした。
児童数が800人を超える市内で一番大きな規模の学校です。
日野市の研究奨励校として、国語科において、考える力を育てる授業の研究をしています。

5時間目は第4学年国語「白いぼうし」の研究授業でした。
授業者の先生はベテランの先生です。協議会でおっしゃった次の言葉が印象的でした。
「授業はその時、その時が勝負。本時では、計画していたことと目の前の子どもとの間にズレが生じてしまった。瞬時に子どもに対応できるよう、自分自身を鍛えていきたい。自分自身を高めることが、考える子どもを育てることにつながっている。」

 

3・4時間目は、すべての教室の授業を見せていただきました。
ICTを活用した授業も展開されていました。(青字は、文科省で示されている「教員のICT活用指導力」基準の分類番号です)
 
第5学年算数「いろいろな四角形」(A-2 B-3)
Web上のコンテンツを活用して作図(三角定規を使った平行線の書き方)の学習をしています。
 
第6学年家庭科「見直そう!毎日の食事」      第4学年図工「ウグイス笛」(A-3 B-2)
(B-1 B-2) 昨日の給食の画像から、            笛づくりの手順を、デジカメでとった画像
栄養のバランスを考えています。                   で確認しています。

第5学年音楽「曲に合わせた歌い方で楽しもう」(A-3 B-4) コンピュータ上で楽譜を作成し音の重なりを聴き取る学習です。


CMSますます充実していきます

本日午後は、ICT活用推進委員会がありました。
研修会の内容は、主としてCMSによる発信方法です。

日野市は「見える学校」を目指しています。
管理職の先生の努力のおかげで、日野市内の学校は、Webサイトが充実してきました。
ささやかでもとても大切な取組、日々の子ども達の様子、先生方のがんばりなどがどんどん見えてきました。
今後は、校内の先生方にもユーザー登録をしていただき、それぞれの学年での取組なども発信していきます。
セキュリティ「対策基準」「実施手順」「チェックリスト」(Web発信者として各学校のサイトにログインすると表示されます)をもとに、実習を盛り込みながら、発信する際の決まりごとについて再度確認していただきました。
 
研修会はメディアコーディネータが中心と        日野市の学校Webサイトを、東原教授と構築
なって進めます。                  してくださった森下氏。(信州大学

入力してしまえば後は便利

昨日は、本市のICT活用教育推進モデル校である日野第三中学校の校内研修会に参加してきました。
「校務の情報化」について、スタディノートに書いた意見を、マップ上に分類し、お互いに読み合いました。
「とにかくやってみよう」と新しいことに挑戦してくださっている先生方ならではの意見が出されました。
 

最初は大変だったけれど、慣れてきたら・・
☆当初は、ついていくのがやっと!! という状態だったが、最近では慣れ、スムーズ。
☆打ち合わせ時間が短くなり、伝達事項が簡略された。早く教室に行ける。
☆あっという間に日常になった。校務の効率化に非常に役に立っている。

入力してしまえば後は便利・・・
☆入力できてしまえば、朝の打ち合わせや出欠席の状況など知りたい情報が簡単に得られて便利。
☆入力に労力を費やすが、その後の活用は便利になる。

コミュニケーションが広がります・・・
☆新たなコミュニケーション手段として受け入れることで、生徒理解を深められる。
☆他校の先生との情報交換、時間・場所など心配しないでできるやりとりなど、コミュニケーションの機会が広がった。

こんな利点も・・・
☆教員のコンピュータ活用能力が上がる。
☆紙の節約になる。しっかり活用していけば、ペーパーレスの時代も…
☆出席の管理や、成績の処理などもこれ1台で出来るのが大変良い。
☆各教科のデータをすぐに入力することができ、成績処理の時間も早い。
☆校務がみんなに公平に分担できる。コンピュータに精通した一部の教員に負担がかからない。
☆日常のサーバー管理を行政側で行ってくれることは、大変ありがたい。

◇中学校の各教室用のICT機器は、、2学期開始前に整います。
ICTを活用した授業については、次のようなことを書いてくださった先生がいました。
小・中連携教育の大切な視点です。

「日野市の小学校の授業見学に行く機会が多かったのですが、ICTを利用した授業を非常に興味深く見てきました。
いろいろな可能性があるのではないかと思っています。有効利用したいです。」

撮影2日目

昨日に続いて、NHKの“ICT活用に関する教員(特にこれから始める人)向けの教育番組の”撮影2日目でした。

校務の情報化に、リーダーシップを発揮されている校長先生

毎日デジカメをもって校内を歩く校長先生。(本校のCMSは人気です)

保健室。「市内の養護部会の掲示板は大変便利です。」

校務支援システムに、4月から新たに付け加えた開発機能も、うまく活用されています。

週の指導計画、毎日の記録や評価を入力する週案簿。授業時数も自動的にカウントされます。
いつでもお互いのものを見ることができます。校長先生のコメントも見られます。
若手教員は、この画面を積極的に見て、先輩教員から学びます。

一人ひとりの輝き・よさを記録する「ひのっ子宝箱
これからどんどん宝を増やしていきます。担任以外の先生からも入力してもらいます。

通知表等に反映します。
あるクラスのひのっ子宝箱には次のような記録がありました・・・
☆「朝、お友達に元気な声で挨拶をした。毎朝、10人に挨拶することを目標にしている。」
☆「友だちが固まっていると、一緒にやろう、と優しく声をかける。休み時間一緒に遊ぶ(主にお絵かき)。給食の時間、牛乳の苦手な友だちに「がんばって」「すごい」と声をかけ、応援する。
☆友達のミニトマトが育っていることに気づき、「おめでとう」と教えてあげた。

★<システムの運用にリーダーシップを発揮しておられる校長先生のインタビューから・・・>

・新しいシステムはとても便利。活用すると良いことがたくさんある。これからの時代には必要なことだと感じている。
・誰でも、今までのやり方を変えて新しいことを始めることへの戸惑いをもつ。
 しかし、本当に良いと判断したら、校長は「go!」をかけて押し進めていくことが必要。
・CMS(学校Webサイト)は、学校を開くよい手段。自分でも楽しんでいる。保護者が見てくれているのが励み。
 新しい情報や、先生・子ども達のがんばりをどんどん発信していきたい。
 このことによって、地域の方・保護者の方も学校への理解を示してくれるようになる。

★これで2日間の撮影が終わりました。
学校が動き出してくれていることを実感しました。
引き続き推進室は、学校をサポートしていきたいと考えています。