2012年7月の記事一覧
真に必要な支援を
今日は、授業で活用する資料や学校のホームページなどを作成する際に、画像を効果的に編集することができるようにするための研修会を開催しました。
画像編集ソフトには、デジタルカメラで撮影した写真を効果的に編集するための機能だけでなく、学校で必要と思われる様々な用途に対応した工夫された機能がたくさん用意されていました。3時間の研修では、ほんの一部しか扱えないくらいでした。
先生方がICTをより積極的に、かつ効果的に活用できるように、真に必要な支援を見極め、それをできるだけたくさん行っていくことの必要性を改めて感じました。
授業でのICTの活用を目指して
当室では、分かりやすい授業、魅力ある授業の創造に向けて、ICTを積極的に活用できるように先生方の支援を行っています。多くの先生方がICTを活用していますが、その頻度には差があります。
授業でのICTの活用が少ない先生は、パソコンの活用についての習熟が進んでいないことが大きな障壁になっている場合があります。学期中は、先生方がやるべきことの中でパソコン活用の技量向上に使える時間は、多くはありません。そこで、昨日の研修では、機器のセッティング、ソフトの起動から確認していただき、トラブル対応についても内容として取り上げました。
これからも先生方に寄り添った支援に努めていきたいと思います。今日も午後から先進機器活用の研修会を行います。
学校で開催する夏季研修
夏季ICT活用教育研修会が始まりました。昨年度までは教育センターを主たる会場として実施していましたが、今年度は学校を会場にしています。今日は中学校が会場でした。いくつもの部活動が行われていて、出会う子たちすべてが、気持ちのよいあいさつをしてくれました。
研修会場は、空調機のある部屋を使わせていただきます。今日は食堂をお借りしましたが、もちろん研修で使う電子黒板やパソコンなどのデジタル機器は、学校の様々なところから運び込む必要があります。本日は、研修で使う機器をエレベーターも利用して、事前に会場校で準備してくださいました。研修の充実に向け学校も進んで協力してくださり、たいへんうれしく思いました。
夏季休業中なので、実習の時間を十分に確保できました。
ICTを効果的に活用して
パソコンを活用することで確かに会議や打合せの時間は減ったが、社員の会話も減ってしまったという会話の重要性を訴えるコラムを新聞で読みました。ICTがいかに発展しても、直接会って話す効果を超えることは難しいと思います。
ICTのCは、コミュニケーションのCです。ICTがコミュニケーションの道具として、社会生活だけでなく、学校教育においても大きな力を発揮していることはこれまでもお伝えしてきました。
本市の学校におけるICTのシステムの中で、特に自慢できるものの一つに「ひのっ子宝箱」があります。これは、学校中で子どもを見守り、育てていくためのものです。同じ学校の中にいても、先生方が学校中の子どもたちの情報を日々会話を通して共有していくのは時間的に難しいので、学校生活で見られた成長や頑張りをパソコンに打ち込むことで共有化を図っています。担任が、気付いていなかった貴重な情報が「ひのっ子宝箱」に貯まっていきます。その中には、通知表でご家庭に伝えられたものもあると思います。
夏休みスタート
学校の夏休みが始まりました。21日、22日が土・日だったので、学校の夏休みの活動は実質今日から始まりました。
学校のホームページには、続々と新着情報が掲載されました。16:07現在、本日は25件もありました。土・日の地域行事も含め、様々な活動が行われていることが分かります。ある学校の記事の中に、「夏休みをどう過ごすかで、9月からの子どもたちが変わってきます。子どもたちの未来のために、大人も協力していきましょう。」という文章がありました。夏休みは、子どもにとって大切な役割をもっているということを、大人はしっかり自覚する必要があるということだと思います。
子どもだけでなく先生方にも、夏季休業日にしかできないこと、夏季休業日にすべきことがあるのだと思います。今日は、学期中に増して多くの機器やソフトに関する問い合わせをいただきました。当室の支援員を講師にICTの校内研修も行われました。先生方のやる気にしっかり応えていかねばと気が引き締まる思いがしました。
夏季休業日に向けて
今日で1学期が終了します。子どもたちには、充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。
夏休みに入っても学校では、水泳指導、補習教室、部活動、面談等様々な活動や取組が行われます。また、先生方にとっては、校内だけでなく市や東京都などで行われる研修会に参加して、指導力の向上を図る期間でもあります。研修の内容は、教科指導に関するものだけでなく、人権教育、特別支援教育など多岐に渡ります。
ICT活用教育の研修会の今年度の特徴は、ICTを活用した授業づくりの研修に、学校の先生を講師に招いてICT活用の実践報告をしていただくことです。受講する先生方は、実際に実践された先生の話を実感をもって聴くことができると思います。
今週は、順番に講師の先生を訪ね、打合せを行っています。忙しい中、協力してくださる先生方に感謝です。
幼稚園を訪問して
今日は、教育委員会で幼稚園を訪問しました。幼稚園もホームページを活用して保育の様子の情報提供に努めています。実際に活動している子どもの様子は、さらに生き生きしていました。蒸し暑い保育室の中で、様々な運動遊びやゲームに熱心に取り組んでいました。たいへんな盛り上がりでした。その後は、一転静かに絵本の読み聞かせを聞いていました。
参観した時間は1時間でしたが、子どもたちが熱中症にならないように、常に水分補給の声かけを続けながら、保育の目標を明確にした子どもの実態に応じた計画的な活動が展開されていました。子どもたちの満足げな表情が印象に残りました。
また、一人一人にたくさんの励ましの声かけも行われていました。写真は、個への支援として子どもに見通しをもたせるために、小さなボードにこれからの保育内容を示したものです。
遠隔地との交流
学校では、授業で遠隔地を教材として取り上げることがあります。実際に行って調査をすることは不可能ですので、教科書の写真や文章をもとに学習を進めます。これに視聴覚教材として動画が加わることで、子どもたちはより実感をもって学習を深めることができます。
さらに、本市の学校では、現地と相互にライブ映像を映し出し、音声で交流しながら学習を進めることができる環境が整備されています。ICTは、空間的広がりにかなりの対応ができます。
写真は、本日行われた学校と北海道の旭山動物園をインターネットで結び、映像と音声で子どもたちと動物園の飼育員さんが交流しながら学習を進めている場面です。当室の支援員が環境設定を行いました。
夏休みのICTの活用
梅雨が明けました。まさに真夏が到来したような日でした。熱中症にはくれぐれも用心が必要です。気付いてみれば今週で1学期が終了し、子どもたちにとっては待ちに待った夏休みが始まります。
今学期も、学校ではICTを活用した様々な授業が展開されました。夏休み中も、子どもたちが家庭や地域でICTを活用する機会はたくさんあると思います。ICTは、適切に使用すれば大きな効果をもたらしますが、使い方を間違うと事件や事故につながりかねない危険性もはらんでいます。学校では夏休みに入る前に子どもたちに指導していますが、夏休み中は引き続き各ご家庭で十分なご配慮をお願いしたいと思います。
日々の積み重ね
今日の新聞記事に、日本人のプレゼンテーション能力の課題について書いているものがありました。学校でも、みんなの前で発表することに苦手意識をもつ子どもは少なくないと思います。その原因を分析し、解決に向け具体的な手だてをとることが大切です。言語活動やコミュニケーション能力に焦点を当て、研究を進めている学校もあります。伝える力の助けとなるICT機器の活用について支援を強化していくことが当室の役割です。
本市では、ICT機器を活用した子どもたちのプレゼンテーション大会を実施しています。自分たちが学んだことを、聴衆である市民が理解できるように伝えることは容易なことではありません。日々の積み重ねが必要です。
特別支援教育の充実
ICT活用教育の充実は本市教育委員会の主要施策ですが、そのほかの三つのうちの一つが特別支援教育の充実です。
本市では、通常の学級で特別支援教育を進めるに当たり、「ひのスタンダード」という取組を進めています。特別な支援を必要とする子どもに配慮することは、学級全体に学びやすい環境をつくり出すことにつながると考え、様々な取組を「ひのスタンダード」としてまとめ、各学校で実践しています。
写真は、長い時間集中することが難しい子どもへの配慮として、50分の授業の流れを始めに示したものです。この表示によって授業の進度を確認でき、集中しやすくなります。これは、どの子どもにとっても授業の見通しをもてることにつながり、学習を進めやすくします。
ICTの活用も子どもの集中力を高める助けになります。教科書の中の見せたい部分だけを拡大して大型モニターに映せば、教科書の他の部分に気をとられることなく、どの子どもも課題に集中できます。これは一例ですが、今後も特別支援教育の充実のためにも、ICTの効果的な活用を支援してまいります。
デジタル教科書を活用した授業を参観して
1学期の学校訪問もあとわずかとなりました。
今日は、中学校を訪問しました。好天の下、水泳の授業が行われていました。参観したときは、準備運動が行われているところでした。子どもたちは、リーダーの掛け声で腹筋と背筋の運動に取り組んでいました。これは、「スポーツ教育推進校」として、体育の時間に行っている体力向上の取組とのことでした。子どもたちは真剣に取り組んでいました。
ICTを活用した授業として、英語のデジタル教科書を活用している場面について報告します。教科書の本文を、デジタル教科書の基本的な機能である音声で区切って聞かせ、先生が子どもたちに発問していました。教科書全体を、あるいは特定の部分を拡大して画面に映し出したり、音声を活用したりする基本的な機能の活用だけでも、子どもの集中力を高める効果が十分あることがよく分かりました。
ICTを活用した授業の充実
今日は、小学校(6年生)で日光移動教室のまとめとして、来年移動教室に出かける5年生に伝えるために、見てきたことや体験してきたことをパソコンを使って表現する学習を参観してきました。
5時間目は、文章と写真を組み合わせて作品を作っている場面でした。児童からの質問が多く担任一人では支援しきれない場面で、支援員が児童の質問に答え作業をサポートしていました。また担任にも、ソフトの操作方法についても助言をしていました。
6時間目は、別の学級の授業を参観しました。できあがった作品を使って児童が学級内で発表し、発表を聞いた児童が友達の作品に必要な情報を付け加えるという学習内容でした。作品に写真が加わることで、発表内容の臨場感が増していました。さらに、自分のパソコンから友達の作品に助言を送ることで、情報機器を活用したコミュニケーションが行われていました。
本市では、機器やソフト、支援員を効果的に活用し、分かる授業、魅力ある授業を目指しています。
今後も見据えて
電子書籍を読むことができる端末も増えてきているようです。それだけ需要がある、あるいは見込まれるということなのでしょう。一方、書籍は紙であることに意義があるという内容の文章を、先日新聞で目にすることがありました。デジタル教科書も教師が指導に活用するものだけでなく、子供用も出てきています。紙の本や教科書は、この先どうなっていくのでしょう。
デジタル機器やソフトは子どもの学びを進化させています。当室では、学校で、現在導入されているものを一層効果的に活用できるように支援していくとともに、今後の教育の情報化についてもしっかり見据えてまいります。
新着情報
本日も新着情報がたくさん発信されています。幼稚園、小学校、中学校の「見える化」(学校や園の活動の様子を見て、理解を深めていただく)の確かな一助になっていると思います。
今週は、「あいさつ運動」として市の職員も朝、学校の校門で子どもたちを出迎えました。気持ちのよいあいさつが返ってきました。このことは、平山中学校が伝えています。
昨日は、東京都の学力向上を図るための調査が行われました。夢が丘小学校が取り上げています。そのほかにも、たくさんの授業の様子が写真と文章で伝えられました。その中でICT機器が使用されているものもたくさんありました。東光寺小学校の報告にもありましたが、蒸し暑い教室の中で子どもたちは頑張っています。
ひのっ子(日野市の子どもたち)のために頑張る先生方、今週もお疲れさまでした。
パソコン室
ICTを活用した授業は、教室のほかにパソコン室で行われています。パソコン室では、児童・生徒が一人一台パソコンを操作することができます。
全校で使う場所です。みんなが気持ちよく使えるように、学校ごとに約束やきまりを定めています。パソコン室の環境の設定や維持には、多くの予算が使われています。今後とも、約束を守ってていねいに、そしてきれいな環境の下でたくさん使ってほしいと願っています。
環境への配慮
本市では、環境マネジメントシステム(ISO14001)に取り組み、業務の実施に当たり環境負荷低減を実施しています。本日は、その一環で、当室も内部の監査を受けました。
当室では、コピー用紙等の使用削減を目指して、教育委員会と学校間の通知について電子化を促進しています。学校でもパソコンの画面に資料を映して会議を実施し、紙の使用を控えています。ただ、電子化はどうしても電気が必要になりますので、引き続き電子機器の省エネに努めてまいります。
ICTを活用した授業の実践
今日も当室の支援員は、ICTを活用する授業を支援するために学校に出かけました。(今回は、後で活用しやすいように授業風景をビデオ撮影することが中心でした。)
先生方は、分かりやすい授業、魅力的な授業を目指して様々な工夫を取り入れ、子どもの集中力を高め、確かな理解につなげていきます。教師の専門性が発揮される場面です。そこに、支援員がICTの専門性で支援することにより、授業の質を一層高めていきます。戻ってきた支援員から、先生方が国語の説明文の授業で、ICTを活用して工夫した学習指導に取り組んでいたことの報告を受けました。
観察教材の提示
本日も学校公開がありました。ICT機器を活用した授業の中で、写真はデジタルカメラで撮影したアサガオを大型テレビに教材として提示している事例です。デジタルカメラ、テレビの性能が向上し、観察教材を鮮明に映し出すことができるようになりました。子どもの視線は教師が観察させたいところに向き、じっくりと見て考えていました。