2007年10月の記事一覧
生徒の視線の集中と「おーっ」という歓声
(ICTを活用したわかりやすい授業)
中学校のICT導入活用期間へのメディアコーディネータ派遣は順調に進んでいます。
本日で平山中学校での3週間が終わりました。
すべての先生がICTを活用した授業ができるようになってくださいました。大きな成果です。
日野第四中学校への派遣は来週が最後の1週間になります。
この2校では、ICTを活用したわかりやすい授業が行われています。
平山中学校での実践
第2学年国語「徒然草」
◇デジタル教科書でわかりやすく説明。(ICT活用指導力基準Bー3)
◇書画カメラ・eー黒板を活用して生徒の作品やプリントを大きく提示し、基礎・基本を押さえる。(ICT活用指導力基準Bー4)
日野第四中学校での実践
第2学年数学「一次関数と方程式」
◇授業者:デジタル教科書の方眼用紙とe-黒板を活用してわかりやすく説明。(ICT活用指導力基準Bー3)
◇生徒の活用:e-黒板のホワイトボード機能で連立方程式の解法をみんなに提示。(ICT活用指導力基準Cー3)
生徒の視線がe-黒板に集中し、「おーっ」という歓声があがりました。
第1回日野市学校教育基本構想検討委員会
本日夜6時より、第1回の「日野市学校教育基本構想検討委員会」が開かれました。
日野市の学校教育については、平成10年11月に教育ビジョン「ひのっ子教育21ー基本と先進ー」を策定し、その理念のもとに、
特色ある学校づくり(基礎学力の定着)や開かれた学校づくり(地域との連携による子ども達の安全・安心)に力を注いできたところです。
このたび、国や都、そして本市の変化する状況を踏まえて、日野市の学校教育の在り方及び今後取り組むべき方策について、
幅広い視点から基本構想としてとりまとめることになりました。
検討委員会の委員は、市民、保護者やPTA代表、市内の幼・小・中・高の校(園)長先生、行政関係者の21名で構成されています。
教育委員会の関係室課長と指導主事は、事務局・説明員として参加しています。
委員長に市内明星大学の森下恭光教授、副委員長に市内実践女子短期大学の白尾美佳准教授が選出されました。
担当主幹が、「日野市の学校教育の現状と課題」について、プレゼンテーションを行いました。この後、委員より次々と活発な質問が寄せられました。ICT活用教育の概要についても説明させていただきました。
今後、今年度中に教育委員会へ中間報告を行い、パブリック・コメントをいただいて、来年度早々に最終報告をまとめる予定です。
千葉委員よろしくお願いいたします
今月より教育委員として新しく千葉義夫委員が着任されました。
千葉委員は、教育委員会定例会終了後、推進室にお寄りくださいました。
日野市のICT活用教育についての概要を聞いてくださいました。
「学校がICTをどんどん活用してペーパーレス化を図ると同時に、先生方の緊密な連携が図られ、著作権の意識をしっかりもちながら、自分たちの作った教材をお互いに共有できるといいですね。」
市民評価・・・その2
市民評価とは、昨年度に市が実施した70の事務事業について行われる、
行政評価システム市民評価委員会による評価のことです。
9月4日の室長だよりにもこのことについて掲載させていただきました。
8月に行われた3人の市民評価委員の方への約30分のヒアリング(事業説明は冒頭の5分)では、
理解していただくことに限界を感じていました。
十分な説明をさせていただいていないのに正しい評価をいただけるわけはありません。
市民評価委員の方の中には、ICT活用教育への誤解をもっておられる方もいらっしゃることを感じていました。
がんばっている日野市のICT活用教育について、もっと理解していただきたい、
そのためにはもっと情報提供する場が欲しい、とずっと考えていました。
本日夕方、理事者と行政管理チームの計らいで、市民評価委員勉強会の場を設けていただき、
説明させていただける機会を得ました。
本日の会には、市民評価委員全員(9名)が参加してくださいました。
(ICT活用教育の他に、企画部参事から「日野市の債務の状況について」の報告もありました。)
約30分間、日野市のICT活用教育の取組について、プレゼンテーションをさせていただきました。
日野市が全国に注目されていること(行政の支援体制や研修の在り方)や、
校長先生や先生方ががんばっていること等を知っていただきました。
市民評価委員の方からは、「あまりがんばるとコンピュータによる血の通わない教育になるのではないか」
といった心配の意見もいただきました。
これについては、ICTはあくまでも教師の指導力を拡大させる道具であること、
ICTをうまく活用することで、むしろ子どもとのふれあいの時間を多く生み出すことを最終目的にしていること等を
話させていただきました。
まだまだ理解していただきたいことも多くありますが、うれしい意見もいただきました。
「小・中学校での教育だけでなく、日野市の学校を卒業後も、市民として、
日野市でICTのいい教育を受けられたと言えるといいですね。」
「ICTの裏の面=ネット社会の危険性のようなことも是非教えてください」
といった感想や応援の言葉です。
がんばっている学校の後押しとなっていただけそうです。
今後、日野市の取組を推進室や各学校のWebサイトで見ていただけるようです。
熱心な市民評価委員の方に、もっともっと学校を知ってもらいたいと感じています。
今日はその第一歩です。
日野第一中学校学校課訪問
夏に「開校60周年式典」と「仮校舎へ引越し」を行い、仮校舎での学校生活もようやく一ヶ月が経過したところです。
本校のICT導入活用期間は来月初めから始まりますので、今後ICTを活用した授業が多く展開されることになります。