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東西潤徳小学校コラボレーション〜「お別れの会」編〜

今日は、本校も山都町立潤徳小学校も修了式の日です。

両校の子供たち同士が交流できるのも最後の日になります。

そこで、修了式の前にオンラインによる「お別れの会」を開きました。

昨日、6年生が卒業した、山都・潤徳小。在校生は1年生から4年生だけとなりました。

そこで、「お別れの会」は、本校の6年生の代表委員が最後の仕事として、自らすすんで司会をしてくれました。

代表委員A「これから、日野市立潤徳小学校と山都町立潤徳小学校の『お別れの会』を始めます。」

代表委員B「まず、日野市立潤徳小学校の代表児童のあいさつをお願いします。」

本校代表は、集会委員会の委員長、副委員長の6年生の2名です。

集会委員たちは、両校合同の全校児童集会を開催するため、何回もオンライン会議を重ねてきました。(詳しくは、こちら①こちら②こちら③こちら④こちら⑤

間違いなく、一番、山都・潤徳小と交流した子たちですので、代表児童として話をすることを依頼したところ、二つ返事で引き受けてくれました。

 山都側からは、「友情の旗」が映ったことで、子供たちや教職員の方々から「あ、旗だ!」とか、「おぉ~!」といったどよめきが上がっているのが聞こえます。

スピーチ内容は、集会委員が自分たちだけで考えたものです。大変素晴らしいので、全文ご紹介します。

集会委員A「おはようございます。集会委員会委員長の○○です。私が印象に残っているのは、東西潤徳小コラボの集会です。特に忘れられないのは、ビンゴ大会です。同点になったことは運命だなと感じました。それと、校長室でリモートの打合せをしたことです。この1年間、たくさんの交流ができて、とても楽しかったです。山都町立潤徳小学校のみなさん、本当にありがとうございました。」

集会委員B「そして、潤徳の名は永遠に不滅です!山都・潤徳小のみなさんの思いは、私たちが永遠に引き継いでいきます!」(「友情の旗」を大きく振る)

集会委員A「山都町立潤徳小学校で過ごした日々を忘れずに、矢部小学校でも頑張ってください!」

山都側から拍手が聞こえます。

続いて、山都・潤徳小からの代表児童のあいさつがありました。

本校4年生の児童と一緒に算数の授業をしたこと(詳しくは、こちら)、私と本校教員3名が山都・潤徳小の閉校記念式典に参加し、一緒に給食を食べて交流したこと(詳しくは、こちら)などの思い出が語られました。やはり、直接交流の印象が強いようです。

ここで、再び、代表委員が登場。

代表委員A「ここで、『お別れの会』は終わり・・・ですが、最後と言えば、やっぱり『アレ』ですよねぇ!」

代表委員AB「池部校長先生、お願いしま~す!」

百戦錬磨の代表委員たち、最後まで、アドリブの進行が冴えわたります。

この1年半弱の間に、池部校長先生と何百回も繰り返されてきた「こ・ん・に・ち・は~!」のあいさつ。

「さようなら」ではなく、やはり、「こ・ん・に・ち・は~!」が両校の締めにはふさわしいのです。

本校の全学級、そして、山都・潤徳小から、池部校長先生の発声に合わせ、渾身の「こ・ん・に・ち・は~!」が聞こえてきます。

そして、山都・潤徳小が退室するまで、大きく手を振り続けました。

 

日本全国、修了式を迎えている学校は多くあると思いますが、こうした「お別れの会」をしているのは、両潤徳小だけでしょう。

最初は、「日本唯一、最先端の取組」を目指し、意気込んで取り組みました。

確かにそのとおりなのですが、こうして、最後を迎えると、残った印象は「日常化」ということでした。

子供たちにとって、両校がつながることは当たり前で、もう、普段の出来事になりました。

「日本唯一、最先端の取組」なのですが、いつもどおりの取組。

このコラボの最大の成果は、こういうことなのでしょう。

潤徳の名を引き継ぐことも、日野・潤徳小の子供たちにとっては当然のこと。

両校の絆は、ずっと子供たちの心に残り続けることでしょう。

山都・潤徳小の皆様、今まで、本当にありがとうございました。【校長】

(山都側から見た、最後のお別れの様子は、こちら