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1・2年生のおもちゃランド【やっぱり、異学年交流って、いいですねぇ】
先日、2年生が1年生を招待して開催した「おもちゃランド」の様子をお伝えします。
2年生の生活科では、身近にある材料を利用して、友達と相談したり、自分なりに工夫したりしながら、おもちゃを作る学習をします。10月から何を作ろうか考え、材料を集め、作ったり、友達同士でアドバイスし合ったりしながら、1年生に楽しんでもらえるおもちゃを試行錯誤しながら作ってきました。
そして12月16日、いよいよ本番の日がやってきました。
筒に入ったプラスチック容器を後ろから押して、ポン!とロケットのように跳ばすおもちゃ。
「こうやって、ポン!って思い切り押してみて!」
パタパタうちわであおいで、紙袋の魚を走らせるおもちゃ。
「そうそう、その調子!」
段ボールで作ったダイナミックなコース。頑張って作ったことが伝わってきます。「やってみたい!」とたくさんの1年生が集まってきました。
こちらは魚釣りのグループ。
「今からタイムをはかるからね、じゅんびはいい?」
時間内に何匹とれるか、ルールを工夫したようです。1年生、たくさん取るぞと真剣なまなざし。
ビー玉迷路です。トンネルや、坂道や、障害物があって、楽しんで遊べるように工夫してあります。
「あともうちょっと!がんばれがんばれ」
1年生2クラスずつ順番に来てもらい、2時間のおもちゃランドが終了しました。
「あ~がんばりすぎて疲れちゃった!」
「まだやりたい!」
「緊張したけど、1年生が喜んでくれて良かった!」
「1年生の思い出になるようにって、すごく頑張った!思い出になったと思う!」
清々しい顔の2年生でした。
1年生は教室に戻った後、
「やっぱり2年生ってすごいなあ。」
と話してくれていたそうです。
2年の担任は
「やっぱり、異学年交流って、いいですねぇ」
と異口同音で振り返りました。普段見られないような子供たちの姿が、そこにあるからです。
2年生の頼もしくて、優しくて、いつもよりちょっとだけ大人びた顔つきに、こんな表情も見せるのかと、担任たちも驚きました。そして、遊んでいる最中にも、より楽しめるようにルールを工夫したり、1年生が持ち帰れる手作りのお土産を作ったりする主体的な姿に感心しました。
1年生の担任は、お兄さんお姉さんの話をよく聞いて順番を守って仲良く遊ぶ姿に、感心したそうです。
そして、次の日、2年生の教室にはちょっとしたサプライズがありました。
1年生からのメッセージです。
「あ!僕のおもちゃについて書かれてる!」
「うちのおもちゃ、結構人気じゃん」
嬉しそうな顔です。
1年生が感謝の気持ちをもって、一生懸命書いてくれたことが伝わってきました。
この日を迎えるまで、たくさん試行錯誤してきました。喜んでもらえて、本当に良かったね、ともう一度2年生の子供たちをたくさん褒めました。
今日の学びを糧に、さらに頼もしく成長していってほしいと思います。
(2016年4月から2018年3月まで)