推進室情報 2007年
今年度最後の校長会
今年度最後の校長会がありました。
★推進室からは、次のことを連絡しました。
・今年度の成果について
・来年度の校務支援システムの運用について
・学年末におけるセキュリティ対策について
・見える学校づくりについて(CMSの運用)等
★多忙教師サポート事業
教育委員会が来年度の新規事業として打ち出した「多忙教師サポート事業(市独自の非常勤教員配置・・仮称・ひのっ子非常勤教員)」
についても話題になりました。
これまでも、多忙な教員への対応として、昨年度より教員に一人一台のコンピュータを配置し、校務支援システムを導入して、
校務の効率化を図っているところですが、今回、より一層学校及び多忙な教員の支援に向けて、人的な配置を行うものです。
これにより、
・担任に時間的余裕がつくりだせ、精神的負担が緩和される
・生み出された時間で、一人ひとりの子どもに向き合う時間が増える
・よりよい授業を行っていくための準備時間が確保される
・教員同士が話し合ったり、学びあったりする時間が生まれる
・保護者の相談にかかわる時間がもてる
という効果が期待されます。
★多忙参事
今、教育委員会の中で一番多忙なのは指導担当参事です。
教員人事関係、議会関係、指導関係・・・その仕事量は並大抵ではありません。
席に戻るとすぐに連絡や報告を待つ職員に囲まれます。
超多忙でも笑顔を絶やさない田口参事
セキュリティは整理整頓から
委員の先生方に自校の現状を振り返りながら、演習形式で対策を考えてもらいました。
講師は、セキュリティ会社の専門家である青木さんです。
講師の青木さんは、大変熱心な方です。
日野市の学校のがんばりをぜひ見たいと、1月のICTモデル校の研究発表会にも参会してくださいました。
また、1時間の講義のために、昨日教育センターにいらして講義の準備をされました。
メディアコーディネータのレクチャーで、なんとICT機器(書画カメラやe-黒板)の操作を完全にマスターし、
本日の講義ではフルに活用されました。
「書画カメラは、整理整頓にとっても役立つということを発見しました。
スキャナモードを使って、見れればいい、という資料はデータで保存しましょう。
置けばすぐに保存できます。スキャナだと時間がかかるけど、これならよいですね。」
「これだけICTに力をかけている自治体さんはほかにないと思います。これだけやっているからこそ、
ぜひセキュリティにも力を入れ続けててほしいと思います。
ICTのCはコミュニケーションです。これはセキュリティにもかかわることです。
つまり、「何かあったときに迷惑がかかるのは自分だけではない」ということです。」
成果を市内の先生方へ還元
今年度最後のICT活用推進委員会が行われました。
ひのっ子教育21開発委員会の小学校部会・中学校部会の先生方が、1年間かけて研究してきた成果が発表されました。
「10年ほど日野市のコンピュータ利用教育にかかわってきましたが、ここ2、3年におけるICTの条件整備はすばらしいと思います。今後はそれぞれの学校で、整備された機器の日常的な活用の促進をお願いしたいと思います。
今年度のひのっこ開発委員会では、信州大学の東原教授のご指導の下、小学校部会では算数のインタラクティブスタディを活用した授業研究と教材開発を行いました。中学校部会はサイト集を作成しました。各学校で大いに活用してください。」
★中学校部会の発表
Web上より教材として有用なサイトを検索し、「授業で役立つサイト集」の紹介です。
大学で構築していただいたデータベースに300を超えるサイトが登録されています。そのサイトを活用した授業も紹介されました。
「ひのっ子のために本サイトを大いに使ってください!」
★小学校部会の発表
市内全小学校に導入されている「インタラクティブスタディ」を活用した授業の進め方、個に応じた指導方法のノウハウが紹介されました。
同時に、小学校部会の先生方自身が開発された13点の自作教材がおさまったCD-ROMも各校に配布されました。
「私どもが作成した教材は学校でインストールしていただければすぐに使えます!できなければMCさんをよんでください。」
ひのっ子教育21開発委員会最終回
今年度最後のひのっ子教育21開発委員会が行われました。
成果は、明日のICT活用推進委員会で報告されます。
この一年間、委員の先生方は、信州大学の東原教授の指導を受けながら
ICTを活用した授業を充実させるために、
Web上のコンテンツを収集したり、
個別学習用のソフトウエアを活用した授業研究を実施したり、
個別学習用の教材を作成したりしてきました。
推進室のWebサイトには、新たに「情報宝箱」というメニューボタンをつけ、
中学校部会で収集したサイトは「授業で役立つサイト」に、
小学校部会は「インタラクティブスタディQ&A」に掲載しました。
明日はこのことについて紹介があります。
平成20年度 所信表明
平成20年第1回定例会が始まり、今日は、市長の所信表明がありました。
その内容の一部です。
<基本姿勢>
「・・・3年目を迎えたICT活用教育では、魅力ある授業、校務の効率化など、さらに推進してまいります。・・・」
<当面する行政課題への取り組み>
「・・・日本一のICT活用教育を目指し、わかりやすい授業及び校務の効率化など、教育内容のさらなる充実を図ります。・・・」
ふだん着でCO2をへらそう
★「みどりの大地、青い地球をいつまでも ーふだん着でCO2をへらそうー」
これは、日野市の今年のスローガンです。
日野市は、平成11年11月から、「日野市環境マネジメントシステム」を構築し、運用を行なっています。
平成12年12月にISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得し、平成15年度、平成18年度に認証を更新継続しています。
★庁内で定期的に行われている日野市環境管理委員会の内容は、各部署の報告会で周知されています。
先日29日(金)は、教育部内で、第4回日野市環境管理委員会の報告会が行われました。
出席者は、部課長と担当者です。
部長はエコディレクター、課長と室長はエコマネージャー、それぞれの担当者はエコナビゲーターという役割を担っています。
今日の報告を受けて、エコマネージャーが各課で環境研修を実施することになります。
この会議は、もちろんコンピュータを持ち込んだペーパーレス会議です。
それぞれがネットワーク上の掲示板から入手した文書を、画面で見ながら進めました。
いよいよ来年度から、ISOシステム文書も電子化されることになりました。
その他に、ISO強化月間の取組(3月は、エレベータを使わず3階上まで階段を昇ろう月間)や、環境マネジメントプログラムの進行状況についての報告がありました。
エコディレクターの栗原部長
各課のエコマネージャー、エコナビゲーター
★市内の小・中学校でも、全校、「ひのっ子エコアクション」に取り組み、環境に優しい学校づくりを目指しています。
学校生活を始め、日常生活においての環境負荷・環境問題に触れ、考え、実践し、自然の大切さを知ることで、自らの生活を振り返ることをねらいとしています。
広報ひの
年度更新作業
教務主任の先生方は、今、新年度の教育課程編成で大忙しの日々です。
今日は、4月からも校務がスムーズに進むよう、校務支援システムの年度更新作業について確認していただきました。
コンピュータを使って園児と交流
★旭が丘小学校5年生とあさひがおか幼児園(第七幼稚園、あさひがおか保育園)年長組の園児との交流活動が行われました。
5年生の児童は、来年度入学してくる新1年生が「学校って楽しそう!早く行きたい!」という気持ちをもってもらえるよう、
一人一人がスタディノートを活用して学校案内マップを作成しました。
(第5学年 総合的な学習の時間「新1年生を迎えるために」ICT活用指導力C-3)
★5年生の児童は、それぞれ園児の立場になって工夫しながら学校案内マップを作成しました。
最初の画面の校舎のマップを見て、気に入ったところをクリックすると、その場所の様子が図や写真で紹介されています。
どの子も自信作のノートを見せながら、優しくていねいに園児に接することができました。
作成したマップを見せながら説明した後は、二人で手をつなぎながら校内を一緒に歩いて案内しました。
★交流活動終了後の5年生の先生の感想です。
5年生は立派なおにいさん、おねえさんでした。
驚いたのは、5年生が操作して説明するだけでなく、いつのまにか園児がクリックしているのです。
「そこを押してごらん・・・」と、自然に働きかけている児童の姿を見て感心しました。
時代が変わりましたね。初めてコンピュータをさわった園児もいたようですが、子どもとのやりとりの中でごく自然に受け入れられていきます。
操作も簡単に覚えてしまっています。
子どもの力のすばらしさを感じました。児童にとっても達成感があり、とても良い取組だったと思います。
★訪問した第七幼稚園の園長先生の感想です。
5年生の子ども達が園児達に寄り添って、優しく接しているのが印象的で感心しました。
園児もお客さんではなく、実際にコンピュータをさわりながら話を聞いていました。
「ね、どこが見たい?」「ここ((画面をさして)」「じゃあ、よんでごらん。ひらがなだからよめる?」
と、マウスを使って操作することを教えてもらい、自分で探索して画面がでると、またまた楽しい会話が広がります。心温まる会話でした。
大人が教えるとこうはいかないと思います。子ども同士で静かに、自然に教え合うこと、学び合う姿に感動しました。
小・中学校で行われているICT活用教育の意義がわかりました。いろいろな可能性を感じます。」
★今回の交流活動において、メディアコーディネータは、5年生の子ども達がどのような学校案内マップを作成したらいいか、という事前の先生方との打ち合わせの段階から一緒にかかわってきました。授業ではT・Tとして参加しました。
今回の交流活動を終えて、メディアコーディネータは、なんと、子ども達からお礼のカードをいただきました。以下、メディアコーディネータの感想です。
「先生のねらいとする授業が達成できるようにお手伝いをしただけで、当たり前の仕事をしただけなのにびっくりしました。とてもうれしいです。
子ども達のメッセージをよんで、普段、支援に入っている授業の中で、子ども達がこれだけ自分のことをしっかり見ていたのかと驚いています。
子ども達からも見られていることを常に意識し、これからも気合いを入れて、先生方の授業支援をがんばろうと思います。」
日野市立教育センター調査研究事業発表会(2)
◆ICT活用に関する研究「ICT環境の整備・活用・実践」
ICT活用研究委員会は、日野市の教育の情報化戦略本部の役割を担ってきました。3年目の今年度は、6校の実践を中心に、ICT活用による成果が報告されました。
発表の冒頭にトップニュース。「目標の100%達成しました!すべての先生がICTを活用した指導ができます!」
ICT環境の基盤整備は終了しました。
実践部会の6校の学校の報告がメインです。
日野第三中学校 「校務支援システムの活用で校務の効率化」
日野第三小学校 「国語科のねらいに迫る道具としてICTを活用」
大坂上中学校 「4校による小・中連携の研究は、掲示板が大活躍」
平山中学校 「全教員のICT活用指導力が大きく向上」
潤徳小学校 「校務支援システムで通知票作成」
夢が丘小学校 「情報セキュリティの遵守」
加島教育長による講評。それぞれの研究を価値付け、評価して下さいました。
教育センターの調査研究は、学校、教育委員会、市長部局のメンバーが加わって行っています。
それぞれの委員会では、担当の所員の方々が、まとめ役、調整役を務めています。
↑ 発表会前日に、プレゼンテーション画面の最終確認をしている品田所員と下山所員。 (ICT活用研究委員会)