過去の推進室情報 2008年

2008年4月の記事一覧

わくわくするような理科の授業を目指して

(ひのっ子教育21開発委員会)
「理数教育の充実」
これは、新しい学習指導要領で、教育内容に関する主な改善事項の一つとしてあげられています。日野市では、これを受け、また、ICT活用教育の充実という市の重点施策とリンクさせて、理科教育の充実を図っていきます。具体的には、「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究(JST)」に取り組みます。今年度のひのっ子教育21開発委員会は、その実践部会となります。

★本日午後、教育センターで、第1回 ひのっ子教育21開発委員会を開催し、各小・中学校から選出されたメンバーが集まりました。今年度の開発委員会の目標は「魅力ある理科授業づくり」です。従来の実験・観察指導に加えてデジタル教材を活用することで、より魅力ある理科の授業を展開できるよう、理科を教える教師の指導力の向上を目指します。最終的には、科学に興味をもち、科学的な目で考えることのできる児童・生徒を育てることがねらいです。
  ★今年度の開発委員会の担当者は、所員はもちろん、小・中学校の校長先生、副校長先生は、みな、理科教育を研究されてきた専門家です。本日は、担当者を代表して、日野第二中学校の山田悟志校長先生にご挨拶いただきました。また、本共同研究の連携大学である信州大学からも専門的な指導をいただけます。心強いスタップです。
  信州大学の東原義訓教授は、日野市のICT活用教育の教育CIO的な存在でいらっしゃいますが、実は理科教育のご専門です。
その他に、三崎隆准教授、坂口雅彦准教授が指導して下さいます。
★JST(独立行政法人 科学技術振興機構)の主任調査員、調査員から、理科ねっとわーくのデジタル教材の活用場面についてレクチャーを受け、委員もそれぞれ教材体験をしました。 
ヒトの体や地球の内部など観察、実験が困難なものの呈示、音の波形を操るオシロスコープなどのツール型ソフトの活用、アニメーション等で示しながら観察、実験の結果の説明や振り返りを行う・・・ワクワクするような楽しい理科の授業の可能性を感じます。