2008年2月の記事一覧
満月
今日の月の出は17時37分。満月です。
東の空に、ぽっかり現われました。
登場したての月は、肉眼でも月の海を見ることができます・・・
市役所から見た東の空。
モデル校の成果
市内3校のICT活用教育モデル校の成果が、広く紹介されています。
1月29日に研究発表会を行った平山中学校の成果は、日本教育新聞2月18日号で紹介されました。
1月31日に研究発表会を行った日野第三中学校の成果は、文部科学省の「学校現場の負担軽減プロジェクトチーム」の参考資料となりました。
2月1日に研究発表会を行った日野第三小学校の成果は、日野ケーブルテレビで放映されました。
この番組は、Webライブラリー「NEWSクリップひの」でも見ることができます。(2月2日放送日の項目にあります)
http://hictstrm.hinocatv.ne.jp/
それぞれの研究発表会の様子は、推進室が発行しているICT活用NEWSにも掲載しています。
★ICT活用NEWS 28号 平山中学校研究発表会(pdf)
★ICT活用NEWS 29号 日野第三中学校研究発表会(pdf)
★ICT活用NEWS 30号 日野第三小学校研究発表会(pdf)
謙虚に学ぶこと
★本日は、初任者・新規採用教員研修の15回目。最終回です。
先週と今週の2回にわたって、本研修の内容を振り返り、学んだことをプレゼンテーションによって発表します。
2回目の今日は、「授業研究から学んだこと」「地域学習とその教材化」「安全指導、水泳指導について」「特別支援教育について」の4つについての発表です。
★第2部は、一年を通して学んできたことを一人一人が発表しました。
「謙虚に子どもから学ぶことを目標とし、謙虚に学んでいるからこそ授業力が身につく。」
「一秒たりとも同じ時間がないことが教師の楽しさ。」
「ICTは子どもたちの興味や関心を高めるもの。そして子ども達自身が活用すると、自分達で行動する原動力となる。」
「この子達の担任になれて本当によかった。子ども達は宝。」
「まわりからの先生から励まされた一年でもあり、子ども達からも支えられた一年でもあった。」
「繰り返し頑張ってこれたことが一年の最大の成果。」
これから教師としてどんどん成長していく先生方です。
今後も2・3年次研修、4年次研修と続きます。
★最後に中学校校長会長の酒井校長先生(日野第一中学校)からプレゼンテーションによるお話をいただきました。
すばらしい先生とは・・・
・休まない先生、心も体も元気な先生(健康)
・子ども、人間が好きな先生(愛情)
・くじけないでがんばる先生(忍耐)
・まわりに気配りができる先生(気配り)
・どの子にもよく目をかける先生(公平)
・不正を許さず、指導を徹底する先生(正義)
・わかりやすい授業ができる先生(授業力)
澄みきった空
朝はまだまだ厳しい寒さが続いていますが、澄みきった空は明るくなってきています。
日差しは確実に柔らかくなってきています。
日野市役所より、一日中、新宿副都心方面のビルがよく見えます。
朝7時半 | 午後1時 |
午後4時半 | 夕暮れに月もくっきり(左上)・・・ 月齢11.3 今週の木曜日21日が満月です。 |
旭が丘小学校学校課訪問
今日は、旭が丘小学校の学校課訪問を行いました。
今年度最後の学校課訪問です。
本校は、保護者・地域の育成会と一体となって雑木林の活用整備を行い、花壇、畑、水田を使った生産活動を行っているのが大きな特色です。
10月には開校三十周年記念式典が行われました。
池の水も凍っていました。
全学級の授業を見せていただきました。
高学年の学級では、ICTが積極的に活用されていました。
第5学年算数(少人数指導) 「円をくわしく調べよう」 ICT活用指導力B-3 教科書を拡大したり、児童がプリントに 書いた考えを映したりして、 分かりやすく説明しています。 | 第6学年社会「日本と関係の深い国々」 ICT活用指導力C-1 授業で疑問点が出ると、児童がすぐにインターネットで検索しています。 |
第6学年保健「病気の予防」 ICT活用指導力B-3 専門家の話(コンテンツ)を聞いて、 課題を解決しています。 | 第6学年家庭「家庭科でスケッチ?」 ICT活用指導力C-3 自分の書いたプリントを拡大提示して、15年後の生活予想を発表しあっています。 |
第6学年総合的な学習の時間「日本の文化を調べよう」 ICT活用指導力C-3 友だちの調べたことの良いところを紹介しあっています。 |
教員免許更新制について
教員免許更新制の運用について定める「教育職員免許法施行規則の一部を改正する省令」案及び「免許状更新講習規則」案について、
行政手続法の規定に基づき、文部科学省がパブリックコメントを求めています。
期間は2月15日(金)から3月15日(土)までの1ヶ月間です。
その中に、先生方にとって注目すべき内容が含まれています。
20年度に委託事業として行われる試行講習及びそれ以外で大学が独自に行う講習のうち、更新講習と同等のものとして文部科学大臣が指定したものを履修した者については、平成23年3月31日が修了確認期限の者に限り、21年度以降受講免除の対象とすることとされています。
つまり、平成20年度の4月から9月に、更新講習が試行として前倒しで行われ、その試行に参加した教員は、一定の条件の下で、本番の受講が免除されるということです。
講習内容は、教育の最新事情に関する事項や教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項とされており、情報セキュリティやADHDに関する内容も含まれているようです。
このことについて、今後、各大学の動きに注目していきたいと思います。
詳細はこちら
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000298&OBJCD=100185&GROUP=
新学習指導要領案が公表されました
昨日、文部科学省より、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案並びに幼稚園教育要領案、小学校学習指導要領案及び中学校学習指導要領案が公表されました。
今朝はどの新聞にもこのことについて様々な論説が掲載されています。
原文と、改定案のポイントや主な改正点等の関連資料は、すでに文部科学省のWeb上にすべて掲載されましたので、直接データを入手することができます。
情報化の進展により、文書が目の前に回ってくる以前に、自ら必要だと思われる情報をネット上から選択して入手することができるわけです。
JAPETの方の視察
JAPET(社団法人 日本教育工学振興会)の研究部長とICT教育利用研究開発委員会4名の方が推進室を訪問されました。
JAPETは、文部科学省等の委託委嘱を受けた研究開発や教員研修などを行うとともに、独自の調査研究なども行っています。
今回訪問されたICT教育利用研究開発委員会では、教育の情報化がうまく進んでいる地域を訪問してヒアリングを行うことにより、組織的にいかに推進しているかというノウハウを抽出し、報告書としてまとめる活動を行っているそうです。
そのようなヒアリング先として日野市を選んで下さった理由を伺うと、
「教育の情報化がトップレベルだから」というお答えをいただき、驚きました。
トップレベルだという理由は
?市の均質性(一部の学校のみではなく、すべての学校が取り組んでいること)がトップであること
?推進室という組織があり、市全体でICT活用教育を支えていること
?授業を重点に支援しているメディアコーディネータの存在
だということでした。
日野市のICT活用教育がスタートしてまもなく2年たちます。
この2年間の取組で外部から高い評価をいただいたことを大変うれしく思います。
ICT活用教育を支える日野市の体制は全国に誇れる仕組みであることを改めて感じました。
これまで日野市のICT活用教育の方向性をご指導いただいた信州大学の東原先生に感謝したします。
同時に、各学校でリーダシップを取って推進して下さった管理職、主幹、担当の先生、そして校務と授業にICTを積極に取り入れることに挑戦してくださった市内の先生方のがんばりに拍手を送りたいと思います。
今日、訪問して下さったJAPETの方からは、全国のいろいろな自治体の話や海外のICT事情についての情報もいただきました。
これからの日野市のICT活用教育の方向性を考える上で、大変参考になりました。
保護者の方の理解を深めるために
日野市立小中学校PTA協議会の会長である浜屋さんが来室されました。
浜屋さんは当室のWebサイトをいつもご覧になっていて、時々感想をくださいます。
(感想をいただけることで新たな視野が広がり、励みにもなっています。)
今年度は、家庭教育学級の研修会の中に、情報安全教育を取り入れてくださったり、11月に市民会館で行った堀田龍也先生の講演会の企画に、一緒にかかわってくださったりしました。
役員の皆さんは、先日の3校のモデル校の研究発表会にも参会してくださいました。
特に、ICT活用教育についてもっと理解を深めてもらうために相談にのっていただきました。
次号の市P協の広報紙“かがやき”に、ICT活用教育について取り上げるというお話をいただき、大変ありがたく思っています。
見える学校、見える教育委員会を目指して
本日の検討委員会では、「学校が見えない」「教育委員会が見えない」ということが話題になりました。
「学校の様子を知りたいが、学校公開日であっても一般市民はなかなか学校に入りにくい。」
「先日の研究発表会の授業を見て、腰が抜けるほど驚いた。今の時代はICTを活用したこんなすばらしい授業が行われていることに感動し、この感動をもっと多くの人に伝えたい、市民みんなに見てもらいたいと思った。でもなぜ、もっと宣伝しないのか。」
一方、「区部で、日野のことが話題になった。興味のある人はちゃんと情報をキャッチしている。」という話もいただきました。
推進室を含めて多くの学校が、研究会の案内はもちろん、学校の様子を日々発信し続けています。
知りたいと思えば、いつでも学校Webサイトから学校を見ることができます。
本当に少しずつではありますがアクセス数もあがってきています。
見えない、わからない、ではなくて、自ら情報を収集・選択し、活用していく力を付けるのが教師の役割です。
大人も、これからの時代は、情報を受けるのではなくて自ら必要な情報を取るという姿勢でいることが大切だと考えています。
とはいえ、もっとWebサイトを知ってもらうためのPRを考えなければなりません。
検討委員会終了後に、「学校からの発信を見るために、私もコンピュータを習いたい」と話された熱意ある委員の言葉が印象的でした。