過去の推進室情報 2007年

2008年2月の記事一覧

コンピュータを使って園児と交流

★旭が丘小学校5年生とあさひがおか幼児園(第七幼稚園、あさひがおか保育園)年長組の園児との交流活動が行われました。

5年生の児童は、来年度入学してくる新1年生が「学校って楽しそう!早く行きたい!」という気持ちをもってもらえるよう、
一人一人がスタディノートを活用して学校案内マップを作成しました。
(第5学年 総合的な学習の時間「新1年生を迎えるために」ICT活用指導力C-3)



★5年生の児童は、それぞれ園児の立場になって工夫しながら学校案内マップを作成しました。
最初の画面の校舎のマップを見て、気に入ったところをクリックすると、その場所の様子が図や写真で紹介されています。
どの子も自信作のノートを見せながら、優しくていねいに園児に接することができました。
作成したマップを見せながら説明した後は、二人で手をつなぎながら校内を一緒に歩いて案内しました。
  
  

★交流活動終了後の5年生の先生の感想です。

5年生は立派なおにいさん、おねえさんでした。
驚いたのは、5年生が操作して説明するだけでなく、いつのまにか園児がクリックしているのです。
「そこを押してごらん・・・」と、自然に働きかけている児童の姿を見て感心しました。
時代が変わりましたね。初めてコンピュータをさわった園児もいたようですが、子どもとのやりとりの中でごく自然に受け入れられていきます。
操作も簡単に覚えてしまっています。
子どもの力のすばらしさを感じました。児童にとっても達成感があり、とても良い取組だったと思います。

★訪問した第七幼稚園の園長先生の感想です。

5年生の子ども達が園児達に寄り添って、優しく接しているのが印象的で感心しました。
園児もお客さんではなく、実際にコンピュータをさわりながら話を聞いていました。
「ね、どこが見たい?」「ここ((画面をさして)」「じゃあ、よんでごらん。ひらがなだからよめる?」
と、マウスを使って操作することを教えてもらい、自分で探索して画面がでると、またまた楽しい会話が広がります。心温まる会話でした。
大人が教えるとこうはいかないと思います。子ども同士で静かに、自然に教え合うこと、学び合う姿に感動しました。
小・中学校で行われているICT活用教育の意義がわかりました。いろいろな可能性を感じます。」

★今回の交流活動において、メディアコーディネータは、5年生の子ども達がどのような学校案内マップを作成したらいいか、という事前の先生方との打ち合わせの段階から一緒にかかわってきました。授業ではT・Tとして参加しました。

今回の交流活動を終えて、メディアコーディネータは、なんと、子ども達からお礼のカードをいただきました。

以下、メディアコーディネータの感想です。

「先生のねらいとする授業が達成できるようにお手伝いをしただけで、当たり前の仕事をしただけなのにびっくりしました。とてもうれしいです。
子ども達のメッセージをよんで、普段、支援に入っている授業の中で、子ども達がこれだけ自分のことをしっかり見ていたのかと驚いています。
子ども達からも見られていることを常に意識し、これからも気合いを入れて、先生方の授業支援をがんばろうと思います。」

日野市立教育センター調査研究事業発表会(2)

◆ICT活用に関する研究「ICT環境の整備・活用・実践」

ICT活用研究委員会は、日野市の教育の情報化戦略本部の役割を担ってきました。
3年目の今年度は、6校の実践を中心に、ICT活用による成果が報告されました。
 
  
発表の冒頭にトップニュース。「目標の100%達成しました!すべての先生がICTを活用した指導ができます!」


ICT環境の基盤整備は終了しました。

  
実践部会の6校の学校の報告がメインです。

  
日野第三中学校 「校務支援システムの活用で校務の効率化」

  
日野第三小学校 「国語科のねらいに迫る道具としてICTを活用」

  
大坂上中学校 「4校による小・中連携の研究は、掲示板が大活躍」

  
平山中学校 「全教員のICT活用指導力が大きく向上」

  
潤徳小学校 「校務支援システムで通知票作成」

  
夢が丘小学校 「情報セキュリティの遵守」


加島教育長による講評。それぞれの研究を価値付け、評価して下さいました。

教育センターの調査研究は、学校、教育委員会、市長部局のメンバーが加わって行っています。
それぞれの委員会では、担当の所員の方々が、まとめ役、調整役を務めています。

↑ 発表会前日に、プレゼンテーション画面の最終確認をしている品田所員と下山所員。 (ICT活用研究委員会)

日野市立教育センター調査研究事業発表会(1)

教育センターで調査研究事業発表会が開かれました。

教育センターは、平成16年度に開設されて以来、シンクタンクとして、日野市の教育行政上の課題及び学校教育上の課題を解決するための研究を行ってきました。
本年度は3本の研究を行い、本日の発表会では、その成果が報告されました。

教育センター篠原所長

◆教育課程研究「幼・小・中学校教育の円滑な接続と一貫性の研究~特に読解力(国語力)を取り上げて~」
  
  

このカリキュラム研究委員会では、幼稚園、小学校、中学校の先生方が一緒になって、お互いの保育や授業を見合いながら、読解力を育てるための研究を深めてきました。

◆郷土(ふるさと日野)教育推進研究「教材開発、指導の展開、副読本・資料・「資料館」・「歴史館」・「図書館」等の活用

 
  
ふるさと日野の自然、歴史、文化は、教材の宝庫です。郷土教育推進委員会では、3冊目の指導事例集を作成しました。

ペーパーレス庁議

年度末になって学校も会議等が増えてきます。
日野市では、教職員に一人1台配備したコンピュータ及び、校内LANを活用して、
多くの学校で、ペーパーレス会議に挑戦していただいています。

日野市役所庁内もペーパーレス会議は日常化しています。
本日午後4時半から行われた3月定例庁議(市長、副市長、収入役、教育長、部長、参事が出席)も、ペーパーレス会議です。
議会開始前ということもあり、資料はたくさんあります。
この膨大な量の資料を印刷せずに、データーを共有して行いました。

  


庁議を受けて、各部署では部課長会を開き、庁議の報告や伝達事項の周知を図ります。
この会議もペーパーレスです。
下の画像は、前回の庁議を受けて開催した教育部の部課長会の様子です。


ペーパーレス会議は、印刷時間や紙の量を大幅に省くことができます。
少しずつでも無駄をなくして、業務を効率化すること、環境に負荷を与えないことを心がけていきたいと思います。

梅の花の蕾

昨日、一昨日の2日間、東京・日野に吹き荒れた春一番。
市役所前の中央公園では、強い春の嵐をひたすら耐え、きれいに花を咲かせようと梅の花の蕾たちががんばっていました。


空に向かってまっすぐ・・・ほころんできた蕾・・・




こんな木の幹からも枝が伸びて・・・日陰に立っているシダレウメ。
  


でもかわいい蕾たちはがんばっています・・・

JST共同研究採択決定

独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の 科学技術理解増進事業「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」平成20年度新規企画 に応募したところ、日野市の採択が決まったという連絡を受けました。


詳細はこちらに掲載されています。
http://www.jst.go.jp/pr/info/info478/index.html

100%の目標達成を支えた人々(3)

日野市のICT活用教育を推進してくださった大きな力・・・加島教育長
平成18年度より2年間、日野市教育委員会の重点施策として、ICT活用教育を取り上げ、また、日野市の教員にとってICT活用は必須科目であることを校長会等で周知されました。

この教育長の方針を受け、各学校では、校長・副校長のリーダーシップのもと、授業改善や校務の情報化に積極的にICTを活用してきました。

授業のやり方を変えること、校務のスタイルを変えることは決して簡単なことではありません。
新しいことを覚えることで一時的に仕事量が増えてしまうという現実もあります。
しかし、その峠を越えれば校務は効率化され、授業改善が進み、子どものためになることを、今、日野市の先生方は実感しています。

ICTの活用により、「チョーク&トーク」の授業から視覚的に分かりやすくコミュニケーションのある授業へと変わってきました。
また、校内の情報も教職員で共有化されると同時に、日々学校の取組も積極的にWebで発信されるようになりました。
内と外に開かれた学校になってきています。

「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」
この目標を達成した日野市は、さらにICTを活用した教育の内容の充実をめざしていきます。

100%の目標達成を支えた人々(2)

ICT活用研究本委員会で検討した整備計画に基づき、平成18年第一回日野市議会定例会の所信表明で、市長は「日本一のICT活用教育」を宣言しました。
そして、平成18年度には教育委員会の中にICT活用教育推進室が設置されました。
整備には毎年相当の予算が必要となり、馬場市長の全面的な理解と支援を受けて、財政的な基盤も確保できました。
先日、市内のICTモデル校の研究発表会に参会した市長は、授業内容を評価して、「全ての学校に対するICT活用の予算投入は、決して間違っていなかった。」という感想を述べてくださいました。

日野市のICT活用教育を支えて下さった大きな力は馬場市長と東原教授です。

2月21日 市長室にて。

「2年前、何度もレクチャーを受けて、必ずよい成果を生むと判断し、よいことをやるからには一部ではなく一斉に全校でやろうと決断して進めました。こんなに早く成果が表れ始めてうれしい。・・・」とおっしゃった馬場市長。
市長に就任されてすぐに庁内のLANを整備し、職員一人一台のコンピュータを配備して業務改善を実行したのも馬場市長です。

「自分が関わった自治体で、成功している所の共通点は、市長が深い見識をもち、リーダーシップをとっておられることです。まさに日野市がそうです。・・・」とおっしゃった東原教授。

2月21日、「ICT活用研究委員会」と「ひのっ子教育21開発委員会」の指導のため、日野市に来て下さった東原教授は、市長室を訪問されました。
馬場市長と東原教授は、今後のICT活用教育の展望についてお話しされ、また、科学に興味をおもちで、書物がお好きであるというお二人の共通の話題に花が咲きました。

100%の目標達成を支えた人々(1)

「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」
昨日達成したこの目標に向けて、多くの方の支援を受けて進んできました。

まずは、市全体でICT活用教育を支える仕組みができたことが大きいと考えます。
平成17年度に、日野市の教育センターの調査研究の一つとしてICT活用研究委員会を立ち上げました。
この委員会のメンバーは、小・中学校の管理職、研究主任、教育委員会各課長、指導主事、担当者に加え、情報システム課からも課長をはじめ担当職員が入り、市全体で検討する体制が確立しました。
さらに、学識経験者として信州大学の東原教授に加わっていただき、適切な指導・助言をいただけたことが今日のICT環境の基盤整備と、先生方のICT活用指導力の向上につながっています。
この研究委員会は、今年で3年目となり、日野市のいわばICT活用教育戦略本部としての機能をもっています。

先日の21日(木)は、今年度最後の委員会が教育センターで開かれました。
教育センターの品田所員の司会で、今年度の成果と今後の課題等が話し合われました。
今まで学校のために大きな力をいただいた情報システム課の村田課長が、2月1日に異動となり、新たに大谷課長にバトンタッチされました。

  

ついに100%の目標達成!!

-日野市内すべての先生がICTを活用した授業ができます-
「コンピュータを使って教科指導等ができる小・中学校教員100%」

日野市にとって記念すべき日です。
ICT活用教育を推進して2年、ついに目標を達成しました!

昨年度は、「コンピュータを操作できる教員100%」「コンピュータを使って教科指導ができる小学校教員100%」を達成しました。
今年度4月の教員の異動によってこの数字は一時的に下がりましたが、
2年目の今日、ついに、当初からの目標である「コンピュータを使って教科指導ができる小・中学校教員100%」を達成しました。 

市内小・中学校のすべての先生方のがんばりに、拍手を送りたいと思います!!


目標達成を喜ぶかのように 暖かな春の太陽が微笑んでくれました。
なんと日中の気温14℃。
サクラの花芽も、春の空に向かってふくらんでいます。

満月

今日の月の出は17時37分。満月です。
東の空に、ぽっかり現われました。
登場したての月は、肉眼でも月の海を見ることができます・・・

市役所から見た東の空。 

  

モデル校の成果

市内3校のICT活用教育モデル校の成果が、広く紹介されています。

1月29日に研究発表会を行った平山中学校の成果は、日本教育新聞2月18日号で紹介されました。
1月31日に研究発表会を行った日野第三中学校の成果は、文部科学省の「学校現場の負担軽減プロジェクトチーム」の参考資料となりました。
2月1日に研究発表会を行った日野第三小学校の成果は、日野ケーブルテレビで放映されました。
この番組は、Webライブラリー「NEWSクリップひの」でも見ることができます。(2月2日放送日の項目にあります)
                   http://hictstrm.hinocatv.ne.jp/

       
それぞれの研究発表会の様子は、推進室が発行しているICT活用NEWSにも掲載しています。

★ICT活用NEWS 28号   平山中学校研究発表会(pdf)

★ICT活用NEWS 29号   日野第三中学校研究発表会(pdf)

★ICT活用NEWS 30号   日野第三小学校研究発表会(pdf)

謙虚に学ぶこと

★本日は、初任者・新規採用教員研修の15回目。最終回です。
先週と今週の2回にわたって、本研修の内容を振り返り、学んだことをプレゼンテーションによって発表します。

★第1部は、初任者研修で学んだことをグループごとに発表しました。
2回目の今日は、「授業研究から学んだこと」「地域学習とその教材化」「安全指導、水泳指導について」「特別支援教育について」の4つについての発表です。


★第2部は、一年を通して学んできたことを一人一人が発表しました。
  

「謙虚に子どもから学ぶことを目標とし、謙虚に学んでいるからこそ授業力が身につく。」
「一秒たりとも同じ時間がないことが教師の楽しさ。」
「ICTは子どもたちの興味や関心を高めるもの。そして子ども達自身が活用すると、自分達で行動する原動力となる。」
「この子達の担任になれて本当によかった。子ども達は宝。」
「まわりからの先生から励まされた一年でもあり、子ども達からも支えられた一年でもあった。」
「繰り返し頑張ってこれたことが一年の最大の成果。」

これから教師としてどんどん成長していく先生方です。
今後も2・3年次研修、4年次研修と続きます。


★最後に中学校校長会長の酒井校長先生(日野第一中学校)からプレゼンテーションによるお話をいただきました。

  
すばらしい先生とは・・・
 ・休まない先生、心も体も元気な先生(健康)
 ・子ども、人間が好きな先生(愛情)
 ・くじけないでがんばる先生(忍耐)
 ・まわりに気配りができる先生(気配り)
 ・どの子にもよく目をかける先生(公平)
 ・不正を許さず、指導を徹底する先生(正義)
 ・わかりやすい授業ができる先生(授業力)

澄みきった空

朝はまだまだ厳しい寒さが続いていますが、澄みきった空は明るくなってきています。
日差しは確実に柔らかくなってきています。

   

日野市役所より、一日中、新宿副都心方面のビルがよく見えます。



朝7時半午後1時




午後4時半夕暮れに月もくっきり(左上)・・・
月齢11.3 今週の木曜日21日が満月です。

旭が丘小学校学校課訪問

今日は、旭が丘小学校の学校課訪問を行いました。
今年度最後の学校課訪問です。
本校は、保護者・地域の育成会と一体となって雑木林の活用整備を行い、花壇、畑、水田を使った生産活動を行っているのが大きな特色です。
10月には開校三十周年記念式典が行われました。

  今朝の気温は-4℃。
池の水も凍っていました。


全学級の授業を見せていただきました。
高学年の学級では、ICTが積極的に活用されていました。


第5学年算数(少人数指導)
「円をくわしく調べよう」 
ICT活用指導力B-3 
教科書を拡大したり、児童がプリントに
書いた考えを映したりして、
分かりやすく説明しています。
第6学年社会「日本と関係の深い国々」 ICT活用指導力C-1 授業で疑問点が出ると、児童がすぐにインターネットで検索しています。




第6学年保健「病気の予防」 
ICT活用指導力B-3  

専門家の話(コンテンツ)を聞いて、
課題を解決しています。
第6学年家庭「家庭科でスケッチ?」 ICT活用指導力C-3 自分の書いたプリントを拡大提示して、15年後の生活予想を発表しあっています。




第6学年総合的な学習の時間「日本の文化を調べよう」 ICT活用指導力C-3 友だちの調べたことの良いところを紹介しあっています。

教員免許更新制について

教員免許更新制の運用について定める「教育職員免許法施行規則の一部を改正する省令」案及び「免許状更新講習規則」案について、
行政手続法の規定に基づき、文部科学省がパブリックコメントを求めています。
期間は2月15日(金)から3月15日(土)までの1ヶ月間です。

その中に、先生方にとって注目すべき内容が含まれています。
20年度に委託事業として行われる試行講習及びそれ以外で大学が独自に行う講習のうち、更新講習と同等のものとして文部科学大臣が指定したものを履修した者については、平成23年3月31日が修了確認期限の者に限り、21年度以降受講免除の対象とすることとされています。
つまり、平成20年度の4月から9月に、更新講習が試行として前倒しで行われ、その試行に参加した教員は、一定の条件の下で、本番の受講が免除されるということです。
講習内容は、教育の最新事情に関する事項や教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項とされており、情報セキュリティやADHDに関する内容も含まれているようです。

このことについて、今後、各大学の動きに注目していきたいと思います。

詳細はこちら

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000298&OBJCD=100185&GROUP=

新学習指導要領案が公表されました

昨日、文部科学省より、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案並びに幼稚園教育要領案、小学校学習指導要領案及び中学校学習指導要領案が公表されました。

今朝はどの新聞にもこのことについて様々な論説が掲載されています。
原文と、改定案のポイントや主な改正点等の関連資料は、すでに文部科学省のWeb上にすべて掲載されましたので、直接データを入手することができます。
情報化の進展により、文書が目の前に回ってくる以前に、自ら必要だと思われる情報をネット上から選択して入手することができるわけです。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/080216.htm

JAPETの方の視察

JAPET(社団法人 日本教育工学振興会)の研究部長とICT教育利用研究開発委員会4名の方が推進室を訪問されました。
JAPETは、文部科学省等の委託委嘱を受けた研究開発や教員研修などを行うとともに、独自の調査研究なども行っています。
今回訪問されたICT教育利用研究開発委員会では、教育の情報化がうまく進んでいる地域を訪問してヒアリングを行うことにより、組織的にいかに推進しているかというノウハウを抽出し、報告書としてまとめる活動を行っているそうです。

そのようなヒアリング先として日野市を選んで下さった理由を伺うと、
「教育の情報化がトップレベルだから」というお答えをいただき、驚きました。
トップレベルだという理由は
?市の均質性(一部の学校のみではなく、すべての学校が取り組んでいること)がトップであること 
?推進室という組織があり、市全体でICT活用教育を支えていること 
?授業を重点に支援しているメディアコーディネータの存在
だということでした。

日野市のICT活用教育がスタートしてまもなく2年たちます。
この2年間の取組で外部から高い評価をいただいたことを大変うれしく思います。
ICT活用教育を支える日野市の体制は全国に誇れる仕組みであることを改めて感じました。
これまで日野市のICT活用教育の方向性をご指導いただいた信州大学の東原先生に感謝したします。
同時に、各学校でリーダシップを取って推進して下さった管理職、主幹、担当の先生、そして校務と授業にICTを積極に取り入れることに挑戦してくださった市内の先生方のがんばりに拍手を送りたいと思います。

今日、訪問して下さったJAPETの方からは、全国のいろいろな自治体の話や海外のICT事情についての情報もいただきました。
これからの日野市のICT活用教育の方向性を考える上で、大変参考になりました。

  

保護者の方の理解を深めるために

日野市立小中学校PTA協議会の会長である浜屋さんが来室されました。
浜屋さんは当室のWebサイトをいつもご覧になっていて、時々感想をくださいます。
 (感想をいただけることで新たな視野が広がり、励みにもなっています。)
今年度は、家庭教育学級の研修会の中に、情報安全教育を取り入れてくださったり、11月に市民会館で行った堀田龍也先生の講演会の企画に、一緒にかかわってくださったりしました。
役員の皆さんは、先日の3校のモデル校の研究発表会にも参会してくださいました。

先日の学校基本構想検討委員会でも話題になったことですが、今、重点に置いて進めている教育施策について、もっと保護者の方に広く知ってもらう必要があります。
特に、ICT活用教育についてもっと理解を深めてもらうために相談にのっていただきました。
次号の市P協の広報紙“かがやき”に、ICT活用教育について取り上げるというお話をいただき、大変ありがたく思っています。

見える学校、見える教育委員会を目指して

第5回 学校教育基本構想検討委員会が午後6時より開催されました。

本日の検討委員会では、「学校が見えない」「教育委員会が見えない」ということが話題になりました。
「学校の様子を知りたいが、学校公開日であっても一般市民はなかなか学校に入りにくい。」
「先日の研究発表会の授業を見て、腰が抜けるほど驚いた。今の時代はICTを活用したこんなすばらしい授業が行われていることに感動し、この感動をもっと多くの人に伝えたい、市民みんなに見てもらいたいと思った。でもなぜ、もっと宣伝しないのか。」

一方、「区部で、日野のことが話題になった。興味のある人はちゃんと情報をキャッチしている。」という話もいただきました。

推進室を含めて多くの学校が、研究会の案内はもちろん、学校の様子を日々発信し続けています。
知りたいと思えば、いつでも学校Webサイトから学校を見ることができます。
本当に少しずつではありますがアクセス数もあがってきています。
見えない、わからない、ではなくて、自ら情報を収集・選択し、活用していく力を付けるのが教師の役割です。
大人も、これからの時代は、情報を受けるのではなくて自ら必要な情報を取るという姿勢でいることが大切だと考えています。

とはいえ、もっとWebサイトを知ってもらうためのPRを考えなければなりません。
検討委員会終了後に、「学校からの発信を見るために、私もコンピュータを習いたい」と話された熱意ある委員の言葉が印象的でした。