2009年1月の記事一覧
「ネットいじめ」への対応(生活主任研修会)
本日行われた生活指導主任研修会のテーマは「ネットいじめへの対応」。
毎回この生活指導主任研修会に出席してくださっている日野警察署の少年係長さんは、
ハイテク犯罪の用語解説をしてくださいました。
担当校長である日野第一中学校の吉村校長先生は、ネットいじめへの対応は小・中連携が
大切であるというお話をされました。
今回メディアコーディネータは、ネットいじめに関する日野市の現状と今までの取組、
今度の対応について、お話しました。
各学校の取組についても具体的に紹介しました。
新成人の日野人へ
日野市民会館大ホールで成人式が行われました。
約2000人の新成人のお祝いの日です。
平成生まれの新成人もいます。
会場には、小・中学校の校長先生も駆けつけてくださいました。


以下、田口直教育委員長のお祝いの言葉です。
新しく成人の仲間入りをなさった皆さん、本日はおめでとうございます。
成人式というのは、皆さんにとって一つの通過点に過ぎないかも知れません。
皆さんがお生まれになった頃の日本は右肩上がりの経済成長のまっただなかでした。
1991年にいわゆるバブルがはじけてから、努力に努力を重ねて築き上げてきた経済も
昨年秋には、百年に一度という金融危機におちいりました。
このことは、これからの私たちの生き方にも大きな影響がありますが、そんな中で成人式を
迎えられた皆さんに贈る言葉として、私からは、「人生には無駄がない」という言葉を
掲げたいと思います。
「人生に無駄がない」と言ったのは、昨年の第139回芥川賞を受賞した中国人の女性作家
ヤン・イー(楊逸)さんです。ヤンさんは、文化大革命の時代、貧しい農村に下放されたご家族の一員で、辛い青春を過ごしました。自分の人生を自由に選べない「息苦しさ」のなかで、横浜に暮らす伯父さんから送られた絵葉書を見て、日本に憧れ、1987年に来日しました。
言葉もわからない日本で、日本語を学ぶのにどれほどの苦労を重ねられたかは、察して余ります。アルバイトを重ねながら大学をでて、中国語を教えながら、日本語で作品を書き続けました。「時が滲む朝」という作品が、芥川賞受賞作品となりました。
日本語を母語としない人が芥川賞に選ばれたのは初めてでした。
報われるかどうかわからないことに努力をし続けられたのは、「問題があるのが当たり前」「人生に無駄はない」という、究極のところを支えた楽観と、強い意志であったのだと思います。「頑張るということは、もうダメだと思った時に始まる」のではないでしょうか?
皆さんには「若いときに苦労していること、努力していることは全て栄養・サプリメント」
と笑い飛ばすくらいの活力を持ち続けていただきたいと思います。
憧れを自分の心の中で育み、突き進んで行って欲しいと、大きな期待を込めて申し上げ、お祝いの言葉に代えさせていただきます。
本日はおめでとうございます。
約2000人の新成人のお祝いの日です。
平成生まれの新成人もいます。
会場には、小・中学校の校長先生も駆けつけてくださいました。
以下、田口直教育委員長のお祝いの言葉です。
新しく成人の仲間入りをなさった皆さん、本日はおめでとうございます。
成人式というのは、皆さんにとって一つの通過点に過ぎないかも知れません。
皆さんがお生まれになった頃の日本は右肩上がりの経済成長のまっただなかでした。
1991年にいわゆるバブルがはじけてから、努力に努力を重ねて築き上げてきた経済も
昨年秋には、百年に一度という金融危機におちいりました。
このことは、これからの私たちの生き方にも大きな影響がありますが、そんな中で成人式を
迎えられた皆さんに贈る言葉として、私からは、「人生には無駄がない」という言葉を
掲げたいと思います。
「人生に無駄がない」と言ったのは、昨年の第139回芥川賞を受賞した中国人の女性作家
ヤン・イー(楊逸)さんです。ヤンさんは、文化大革命の時代、貧しい農村に下放されたご家族の一員で、辛い青春を過ごしました。自分の人生を自由に選べない「息苦しさ」のなかで、横浜に暮らす伯父さんから送られた絵葉書を見て、日本に憧れ、1987年に来日しました。
言葉もわからない日本で、日本語を学ぶのにどれほどの苦労を重ねられたかは、察して余ります。アルバイトを重ねながら大学をでて、中国語を教えながら、日本語で作品を書き続けました。「時が滲む朝」という作品が、芥川賞受賞作品となりました。
日本語を母語としない人が芥川賞に選ばれたのは初めてでした。
報われるかどうかわからないことに努力をし続けられたのは、「問題があるのが当たり前」「人生に無駄はない」という、究極のところを支えた楽観と、強い意志であったのだと思います。「頑張るということは、もうダメだと思った時に始まる」のではないでしょうか?
皆さんには「若いときに苦労していること、努力していることは全て栄養・サプリメント」
と笑い飛ばすくらいの活力を持ち続けていただきたいと思います。
憧れを自分の心の中で育み、突き進んで行って欲しいと、大きな期待を込めて申し上げ、お祝いの言葉に代えさせていただきます。
本日はおめでとうございます。
今年初めての満月
2009年はじめての満月が姿を現しました。
冷え切った夜空に輝いています。

月夜の下を走る多摩モノレール・・・(市役所の窓から)
冷え切った夜空に輝いています。
月夜の下を走る多摩モノレール・・・(市役所の窓から)
道徳で情報モラルを指導
◆本日、道徳授業地区公開講座が、日野第二中学校で開催されました。
第1学年は、全クラスそろって情報モラルを取り上げました。
市内全校に導入された情報モラル教材「Net モラル」を使った授業です。
(ICT活用指導力D-1)
今日のテーマは「ネットいじめ」です。相手の気持ちに立った言動を考えるのがねらいです。
映し出されたアニメーションを見ながらグループごとに議論していました。


◆生徒の感想(ワークシートより一部抜粋)
◇言葉や相手の気持ちに気を付けたい
・さりげなく書いた言葉から、こんなにたくさんの人が書き込んでしまうことになり、
とても人を傷つけてしまうことがわかりました。 私も、ちょっと人が傷つく言葉を
言っていることがあるかもしれないので、これからは言葉に気を付けようと思いました。
・軽い気持ちで書き込みをしてはいけないと思いました。自分が言った何気ない一言が、
相手をすごく傷つけてしまうこともあるので、直接言うときも気を付けた方が良いと
思いました。
・正面から堂々と相手に向き合ったほうが、自分の気持ちは伝わると思いました。
自分から名乗らないくせに、相手を傷つける言葉を並べるなんてひどいと思います。
今日の授業で相手の気持ちを学びました。
◇ネット上では気を付けたい
・私はケータイもパソコンも持っていないけれど、ケータイなどを持つようになった時に
今日の授業のことを活かして他人の悪口を 書かないように気を付けたいと思います。
・普段からネットでよく遊ぶし楽しいけれど、こわいなあと思いました。自分は絶対に
やらないようにします! 誹謗・中傷は見ていても気分が悪いので、なくなったら
いいと思います。
・ネットに書くと、違う人たちも見ていてどんどんエスカレートしてしまい、書かれた人は、
他の誰かわからない人たちにもひどいことを言われて、とてもいやな気持ちになってしまう
し、不安にもなるということを知りました。
・ネットに何かを書き込めばそれがどんどんエスカレートしてしまうから、悪口は絶対に
書いてはいけないと改めて思いました。
・誰が書き込んでいるのかわからない掲示板は、世界中のみんなが自分のことを嫌っているの
かと思うぐらい不安になります。どんな理由があっても、掲示板に悪口を書き込んでは
いけません。
・相手に目の前で言われるのとネットで書き込まれるのとでは全く違います。 誰に悪口を
言われているのかも分からずに不安になってしまいます。ネット上でのいじめは卑怯です。
絶対にやってはいけないと思いました。
・書き込みをしたときに見る人が誰だか分からないのがよくないと思います。
もし、誰が書いたのかが分かる仕組みにしたらネットいじめは減ると思います。
・ネットやメールは使い方によっては便利だけれど、使い方を誤ると、簡単に相手を傷つける
ものに変わってしまいます。
・コンピュータも携帯も使い方次第で、人の心を傷つけたりこわい思いをさせてしまいます。
使い方を間違えると大きな問題になってしまうので、考えて使った方が良いと思いました。
◆日野市では、特別活動や総合的な学習の時間、技術科の授業を通して、すべての学級で、
この教材を活用しながら情報安全教育を行ってきました。
◆新学習指導要領の道徳には、新たに情報モラルの指導が加えられました。
中学校だけでなく、小学校も同様です。本日の授業に関連して、新学習指導要領の道徳の解説
には、以下のように書かれています。「具体的には、例えば、相手の顔が見えないメールと
顔を合わせての会話との違いを理解し、メールなどが相手に与える影響について考えるなど、
インターネット等に起因する心のすれ違いなどを題材とした指導が考えられる。また、ネット
上の法やきまりを守れずに引き起こされた出来事などを題材として授業を進めることも考え
られる。その際、その問題の根底にある他者への共感や思いやり、法やきまりのもつ意味など
について生徒が考えを深めることができるように働き掛けることが重要になる。」
◆他者への思いやりの気持ちをもつことや、ルールを守ることの大切さといった道徳的な価値
は、日常生活でもネット上でも変わりません。また、日常的なコミュニケーションとネット上
のコミュニケーションも、本質的には変わりません。にもかかわらず、いろいろな問題がネッ
トを通して起こりうるということを、具体的な題材をもとに考え、話し合うことが大切です。
第1学年は、全クラスそろって情報モラルを取り上げました。
市内全校に導入された情報モラル教材「Net モラル」を使った授業です。
(ICT活用指導力D-1)
今日のテーマは「ネットいじめ」です。相手の気持ちに立った言動を考えるのがねらいです。
映し出されたアニメーションを見ながらグループごとに議論していました。
◆生徒の感想(ワークシートより一部抜粋)
◇言葉や相手の気持ちに気を付けたい
・さりげなく書いた言葉から、こんなにたくさんの人が書き込んでしまうことになり、
とても人を傷つけてしまうことがわかりました。 私も、ちょっと人が傷つく言葉を
言っていることがあるかもしれないので、これからは言葉に気を付けようと思いました。
・軽い気持ちで書き込みをしてはいけないと思いました。自分が言った何気ない一言が、
相手をすごく傷つけてしまうこともあるので、直接言うときも気を付けた方が良いと
思いました。
・正面から堂々と相手に向き合ったほうが、自分の気持ちは伝わると思いました。
自分から名乗らないくせに、相手を傷つける言葉を並べるなんてひどいと思います。
今日の授業で相手の気持ちを学びました。
◇ネット上では気を付けたい
・私はケータイもパソコンも持っていないけれど、ケータイなどを持つようになった時に
今日の授業のことを活かして他人の悪口を 書かないように気を付けたいと思います。
・普段からネットでよく遊ぶし楽しいけれど、こわいなあと思いました。自分は絶対に
やらないようにします! 誹謗・中傷は見ていても気分が悪いので、なくなったら
いいと思います。
・ネットに書くと、違う人たちも見ていてどんどんエスカレートしてしまい、書かれた人は、
他の誰かわからない人たちにもひどいことを言われて、とてもいやな気持ちになってしまう
し、不安にもなるということを知りました。
・ネットに何かを書き込めばそれがどんどんエスカレートしてしまうから、悪口は絶対に
書いてはいけないと改めて思いました。
・誰が書き込んでいるのかわからない掲示板は、世界中のみんなが自分のことを嫌っているの
かと思うぐらい不安になります。どんな理由があっても、掲示板に悪口を書き込んでは
いけません。
・相手に目の前で言われるのとネットで書き込まれるのとでは全く違います。 誰に悪口を
言われているのかも分からずに不安になってしまいます。ネット上でのいじめは卑怯です。
絶対にやってはいけないと思いました。
・書き込みをしたときに見る人が誰だか分からないのがよくないと思います。
もし、誰が書いたのかが分かる仕組みにしたらネットいじめは減ると思います。
・ネットやメールは使い方によっては便利だけれど、使い方を誤ると、簡単に相手を傷つける
ものに変わってしまいます。
・コンピュータも携帯も使い方次第で、人の心を傷つけたりこわい思いをさせてしまいます。
使い方を間違えると大きな問題になってしまうので、考えて使った方が良いと思いました。
◆日野市では、特別活動や総合的な学習の時間、技術科の授業を通して、すべての学級で、
この教材を活用しながら情報安全教育を行ってきました。
◆新学習指導要領の道徳には、新たに情報モラルの指導が加えられました。
中学校だけでなく、小学校も同様です。本日の授業に関連して、新学習指導要領の道徳の解説
には、以下のように書かれています。「具体的には、例えば、相手の顔が見えないメールと
顔を合わせての会話との違いを理解し、メールなどが相手に与える影響について考えるなど、
インターネット等に起因する心のすれ違いなどを題材とした指導が考えられる。また、ネット
上の法やきまりを守れずに引き起こされた出来事などを題材として授業を進めることも考え
られる。その際、その問題の根底にある他者への共感や思いやり、法やきまりのもつ意味など
について生徒が考えを深めることができるように働き掛けることが重要になる。」
◆他者への思いやりの気持ちをもつことや、ルールを守ることの大切さといった道徳的な価値
は、日常生活でもネット上でも変わりません。また、日常的なコミュニケーションとネット上
のコミュニケーションも、本質的には変わりません。にもかかわらず、いろいろな問題がネッ
トを通して起こりうるということを、具体的な題材をもとに考え、話し合うことが大切です。
特別支援教育の理解をしていただくために
本日、三沢中学校を会場にして、特別支援教育の講演会を開催しました。
特別支援教育について多くの方に理解していただき、ひのっ子の豊かな成長を支えることを目的として、今回は、幼稚園、保育園、小・中学校の保護者と地域の方を対象に開いたものです。
講師は、日野市の特別支援教育の推進に多くのご支援をいただいている、
明星大学の小貫先生です。

小貫先生は、「発達障害とは何か~特別支援教育の理解~」というテーマで、
・通常学級に在籍する発達障害について
・子どもの<困り感>と疑似体験
・成功体験の確保について など
大変わかりやすくお話してくださいました。
本講演会は、2月14日にも別の会場で実施します。
特別支援教育について多くの方に理解していただき、ひのっ子の豊かな成長を支えることを目的として、今回は、幼稚園、保育園、小・中学校の保護者と地域の方を対象に開いたものです。
講師は、日野市の特別支援教育の推進に多くのご支援をいただいている、
明星大学の小貫先生です。
小貫先生は、「発達障害とは何か~特別支援教育の理解~」というテーマで、
・通常学級に在籍する発達障害について
・子どもの<困り感>と疑似体験
・成功体験の確保について など
大変わかりやすくお話してくださいました。
本講演会は、2月14日にも別の会場で実施します。