校内研究

校内研究

持続可能な社会づくりに向けた教育推進校 研究発表


令和元・二年度
東京都教育員会 持続可能な社会づくりに向けた教育推進校 研究発表について

 日野市立日野第八小学校の研究発表は、新型コロナウィルス感染症拡大防止に伴う緊急事態宣言を受け、WEBページの紙上発表という形で公開致します。TOP画面上部の「研究発表資料」のアイコンをクリックしていただくと、研究発表資料一覧をご覧いただけます。また2ページ目には、本校の研究の概要を音声とスライドで紹介するYOU TUBEへのリンクが貼られています。ぜひご覧ください。(所要約19分)よろしくお願いします。

研究発表資料一覧

研究発表資料は以下のリンクをクリックするとご覧いただけます。

日野八小研究発表リーフレット.pdf

日野八小研究紀要(1/3) .pdf
日野八小研究紀要(2/3) .pdf
日野八小研究紀要(3/3) .pdf

1年ESDカレンダー(6月開始版).pdf
2年ESDカレンダー(6月開始版).pdf
3年ESDカレンダー(6月開始版).pdf
4年ESDカレンダー(6月開始版).pdf
5年ESDカレンダー(6月開始版).pdf
6年ESDカレンダー(6月開始版) .pdf
たちばなESDカレンダー(6月開始版).pdf

令和2年度第2回目の校内研究授業

 7月31日(金)今年度2回目の研究授業を5年2組36名の児童を対象に行いました。市川主任教諭による、総合的な学習の時間「わたしたちの環境を守ろう」の第8時間目でした。この単元では大きく三つのまとまりを設定し、第1次では「環境問題を調べる」第2次では「環境問題を解決するための取組について知る」第3次では「環境問題を解決するために行動する」としました。
 本時は第1次のまとめに当たる時間で、各自が環境問題について調べたことをもとに、環境問題とその原因について整理し、環境問題の原因が「人間の生活」にあることに改めて気付くことを目標としました。

環境問題とその原因をウェビングマップにまとめました。

ウェビングマップにまとめ、整理することで、環境問題のつながりやその原因の人間生活との関わりが視覚的にも明らかになりました。

学習の最後には自分の考えをまとめました。まとめの中には、環境問題と自分の生活との関わりについて書いている児童もいて、これからの学習につながる時間となりました。

 この日の研究授業は講師の先生をお招きしない授業として行われたので、参観した教員が気付いたことを付箋に書きました。
授業参観者からの意見.pdf

校内研究5年生指導案.pdf

令和2年度第1回校内研究授業

 7月14日に今年度初めての校内研究授業が行われました。コロナの影響もあり、場所を体育館に設定して行われました。
 授業は6年2組35名を対象に、鈴木主任教諭による総合的な学習の時間「よりよい未来を目指して」の第3時に当たる時間でした。鈴木主任教諭のグアテマラでの体験をもとにつくられた授業で、グアテマラの子供たちの生活を考え、理解することで、世界には様々な問題があることに気付くという授業でした。単元の中では、本時を児童が世界の問題の中から自分で調べたいことを決める「課題設定」につながる時間と位置づけました。

写真からグアテマラの子供たちの生活を想像しました。

気付いたことを班で共有し、発表しました。
話し合いの中からグアテマラの問題に気付きました。

SDGsのロゴを活用し、世界には様々な解決しなければいけない問題があることに気付きました。

授業後には協議会を行い、主に評価基準と授業の中の手立てについて話し合いました。


協議会の内容を受けて、講師である多摩教育事務所の嶺井勇也指導主事から、指導していただきました。

第1回研究授業協議会まとめ.pdf
6年生研究授業指導案.pdf

令和2年度校内研究について


◆ 令和2年度 校内研究について ◆

 

                               研究主任  指田 彰

本校では、今年度も東京都の「持続可能な社会をづくりに向けた教育推進校」の指定を受け、研究に取り組んでいきます。研究テーマは昨年度を受けて「持続可能な社会を担う児童の課題解決力の育成~地域の人、自然、社会とのつながりを通して~」と設定しました。

今年度から新学習指導要領が全面実施となり、教科書も一新されました。その新学習指導要領では「持続可能な社会の創り手に必要な資質・能力」が求められていて、本校の研究内容は教育現場に求められているということが分かります。現在、新型コロナウィルスが全世界の中で猛威をふるっており、わたしたちはまさに今、地球規模で起こる大きな課題に直面し、その課題を解決しなければいけない状況であります。そして今後も様々な課題に直面し、対応を迫られることが予想されます。そのような状況の中で、未来を生きる子供たちに課題解決力を育成することの意義を考えながら研究に取り組んでいきたいと思っています。

研究テーマの副題として「地域の人、自然、社会とのつながりを通して」という表現も入れました。子供たちは地域の中で生活し、地域の中で成長します。そんな地域社会や地域の皆様とのつながりを大切にしながら学習を展開していきたいと考えています。学習内容が自分の生活や生き方と関わっていると感じたときに子供たちの学ぶ意欲は大きくなります。ですから地域とのつながりの中で学習することは学習内容を「自分事」としてとらえることができ、子供たちの学ぶ意欲が向上し、課題解決力の育成につながると考えています。

新型コロナウィルスの影響もあり、様々な制約が発生することが予想されますが、積極的に地域に出たり、地域の皆様とのつながりを生かしたりしながら学習を展開していきたいと思っています。その際にはご協力をお願いいたします。

なお、2月24日(水)には、紙面上またホームページ上での研究発表を予定しております。

今年度の校内研究テーマ

        今年度の校内研究は地域とESD

今年度の校内研究のテーマは「持続可能な社会を担う児童の課題解決力の育成
~地域を生かした学習を通して~」です。昨年度までの2年間で地域についての
学習を充実・発展させ、子供たちの地域への愛着の気持ちを育てていくという研
究を進めてまいりましたが、今年度はそれらの研究をさらに進め、価値あるもの
にすべく、この研究テーマを設定しました。

 現代社会において、貧困・人権・平和・開発といった様々な問題があります。
その中でこれらの問題を自らの問題と捉え、身近なところから取り組むことによ
り、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そして
それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動(ESD)
をしていくことがこれからの学校には求められます。そこで八小では、ESDの
取組に注目し、この考えのもとこれまでの地域の研究をまとめ、さらに深めてい
きたいと考えました。そして、なによりも八小の子供たちに持続可能な社会を担
う人になってほしいと思っています。

これからESDの理念のもと、世界や地域という大きな視点をもちながら、身
近な地域における学習を進め、地域のことを知り、地域のために行動していく学
習や活動を積み重ねていきます。そしてその中で子供たちに持続可能な社会を担
う上で大切な課題解決力を育成していきたいと思っています。

課題解決力といってもその中には様々な要素が含まれています。例えば、多面
的・総合的に考えたり、他者とコミュニケーションを行ったりする力も課題解決
力の要素といえます。そこで私たち教員は、この研究を進めていく上で、どの授
のどの単元でどんな力を身につけさせたいのか、これまで以上に意識して授業
していくことが必要だと
考えています。

 今年度と来年度でこのESDの研究を進め、成果についての発表をしたいと思
っています。地域の皆
様・保護者の皆様にはこれまで以上にご協力をいただきた
くこともあるかと思います。どうぞよろしく

お願いいたします。
      【「ESD」についての校内研修会の様子】