校内研究

校内研究

令和2年度校内研究について


◆ 令和2年度 校内研究について ◆

 

                               研究主任  指田 彰

本校では、今年度も東京都の「持続可能な社会をづくりに向けた教育推進校」の指定を受け、研究に取り組んでいきます。研究テーマは昨年度を受けて「持続可能な社会を担う児童の課題解決力の育成~地域の人、自然、社会とのつながりを通して~」と設定しました。

今年度から新学習指導要領が全面実施となり、教科書も一新されました。その新学習指導要領では「持続可能な社会の創り手に必要な資質・能力」が求められていて、本校の研究内容は教育現場に求められているということが分かります。現在、新型コロナウィルスが全世界の中で猛威をふるっており、わたしたちはまさに今、地球規模で起こる大きな課題に直面し、その課題を解決しなければいけない状況であります。そして今後も様々な課題に直面し、対応を迫られることが予想されます。そのような状況の中で、未来を生きる子供たちに課題解決力を育成することの意義を考えながら研究に取り組んでいきたいと思っています。

研究テーマの副題として「地域の人、自然、社会とのつながりを通して」という表現も入れました。子供たちは地域の中で生活し、地域の中で成長します。そんな地域社会や地域の皆様とのつながりを大切にしながら学習を展開していきたいと考えています。学習内容が自分の生活や生き方と関わっていると感じたときに子供たちの学ぶ意欲は大きくなります。ですから地域とのつながりの中で学習することは学習内容を「自分事」としてとらえることができ、子供たちの学ぶ意欲が向上し、課題解決力の育成につながると考えています。

新型コロナウィルスの影響もあり、様々な制約が発生することが予想されますが、積極的に地域に出たり、地域の皆様とのつながりを生かしたりしながら学習を展開していきたいと思っています。その際にはご協力をお願いいたします。

なお、2月24日(水)には、紙面上またホームページ上での研究発表を予定しております。

今年度の校内研究テーマ

        今年度の校内研究は地域とESD

今年度の校内研究のテーマは「持続可能な社会を担う児童の課題解決力の育成
~地域を生かした学習を通して~」です。昨年度までの2年間で地域についての
学習を充実・発展させ、子供たちの地域への愛着の気持ちを育てていくという研
究を進めてまいりましたが、今年度はそれらの研究をさらに進め、価値あるもの
にすべく、この研究テーマを設定しました。

 現代社会において、貧困・人権・平和・開発といった様々な問題があります。
その中でこれらの問題を自らの問題と捉え、身近なところから取り組むことによ
り、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そして
それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動(ESD)
をしていくことがこれからの学校には求められます。そこで八小では、ESDの
取組に注目し、この考えのもとこれまでの地域の研究をまとめ、さらに深めてい
きたいと考えました。そして、なによりも八小の子供たちに持続可能な社会を担
う人になってほしいと思っています。

これからESDの理念のもと、世界や地域という大きな視点をもちながら、身
近な地域における学習を進め、地域のことを知り、地域のために行動していく学
習や活動を積み重ねていきます。そしてその中で子供たちに持続可能な社会を担
う上で大切な課題解決力を育成していきたいと思っています。

課題解決力といってもその中には様々な要素が含まれています。例えば、多面
的・総合的に考えたり、他者とコミュニケーションを行ったりする力も課題解決
力の要素といえます。そこで私たち教員は、この研究を進めていく上で、どの授
のどの単元でどんな力を身につけさせたいのか、これまで以上に意識して授業
していくことが必要だと
考えています。

 今年度と来年度でこのESDの研究を進め、成果についての発表をしたいと思
っています。地域の皆
様・保護者の皆様にはこれまで以上にご協力をいただきた
くこともあるかと思います。どうぞよろしく

お願いいたします。
      【「ESD」についての校内研修会の様子】